『薔薇王の葬列』5月27日発売Blu-ray第2巻収録映像特典「第1クール総括キャスト座談会」収録レポート

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2022.4.11 UP

『薔薇王の葬列』5月27日発売Blu-ray第2巻収録映像特典「第1クール総括キャスト座談会」収録レポート

第2クールの放送が開始となったTVアニメ『薔薇王の葬列』。今回は、5月27日発売となるBlu-ray第2巻に映像特典として収録される「第1クール総括キャスト座談会」の収録の様子をお届けする。

リチャード役の斎賀みつきさん、ヘンリー役の緑川光さん、エドワード王太子役の天﨑滉平さん、ウォリック伯爵役の三上哲さんによる「第1クール総括キャスト座談会」はテーマに沿ってフリートークをしていくというもの。冒頭、それぞれの自己紹介が終了後、今回の座談会への参加が叶わなかったヨーク公爵リチャード役の速水奨さんからの手紙を斎賀さんが読み上げる場面で、収録が一旦ストップするというちょっとしたハプニングが発生した。というのも斎賀さんが手紙を取り出し、読み始めようとしたタイミングで「♪夕焼け小焼け」が流れ出し、「この選曲は合っているのか？」とキャスト陣がざわざわ。実はこの音楽、演出で用意したものではなく収録場所の（ビルの）退社時間を知らせるものだと発覚。すると、現場は一気に笑い声に包まれ、さらに和やかなムードとなり、収録が再スタートした。

最初のトークテーマは『薔薇王の葬列』への出演が決まったときの気持ちについて。この手の質問は、もう何度も答えているため新鮮な回答はないかもと笑う4人だったが、改めて出演決定時を振り返った。緑川さんは「ウォリック役が同い年の三上さんだと知ってうれしかった」と回答。「キャストに同い年はいなかったけれど、声優としての同期がいたのでマイクを通して一緒にがんばろう」という気持ちになったという天﨑さんが30歳を超えたことを伝えると、三上が「え？」と驚き、斎賀さんが「ほんと、若く見えるよね」としみじみ。すると緑川さんがヘンリー＆エドワード王太子にちなみ「僕たち親子、若く見える家系だから」と説明し、笑いを誘っていた。

第1クールで印象的だったシーンについて、三上さんが「ウォリックがエドワード（CV.鳥海浩輔）に“私とその女、どっちを取るのです！”と詰め寄るところ」を挙げると、緑川さんが「本当に名シーン。現場がザワっとしました」とニヤニヤ。トークは“愛を取る”エドワードの潔さにまつわるエピソードで盛り上がった。天﨑さんはエドワード王太子とリチャードのデート(?)シーンを挙げ「あっちのエドワードは愛を取り、こっちのエドワードは恋を取るタイプ」と鳥海さん演じるエドワードとの違いについての持論も披露した。

アフレコやコメンタリーなど、現場での面白エピソードについてはコロナ禍での収録が話題に。緑川さんは「コロナ前から別撮りという方法はあったけれど、『薔薇王の葬列』のようにしっかりしたドラマ性のある作品では、芝居命みたいなところがあるため、難しさを感じることもしばしばあった」と振り返る。斎賀さんは現場で流行った“あだ名”について言及した。リチャードは「りっちゃん」、ヘンリーは「ヘブンさん」、バッキンガムは「バッキンギャム」など、現場ではいろいろな呼び方があったとし、「一番かわいそうだったのは、ケイツビーのあだ名」と告白。気になるそのあだ名や、「リチャード一筋なのに絶対手を出さない」「あの領域にはいけない」とキャスト陣の口から飛び出すケイツビーの魅力について、さらに、先行上映会イベント時に登場した薔薇の花、アフレコ最終日にキャストに配られた薔薇の飴にまつわるエピソード、『薔薇王の葬列』の世界に入ったら誰の部下になりたいかなど、ここでしか聞けない楽しいトークは特典映像本編でチェック！

この日のトークの感想について天﨑さんは「アフレコ中、みなさんと話す機会があまりなかったので、すごく楽しいし、うれしかった」とニッコリ。三上さんは「自分がいない現場の話なども聞くことができてよかった」と満足の様子。緑川さんがヘンリー風に「楽しかったよね、みんな」と優しく呼びかけ笑いを誘うと、斎賀さんは「また集まれるといいな」と再会への期待を寄せた。最後に天﨑さんは「エドワードは一旦、お暇することになりますが」と前置きしながら、魅力的なコンテンツがたっぷり収録されているBlu-rayをアピール。三上さんは「史実を調べて、アニメ、原作との共通点、違いを見つけるのもこの作品の楽しみ方」とオススメした。第2クールで、ティレル役を演じる緑川さんは「新しいキャラクターについてもいろいろと話したい」と意気込みを語った。斎賀さんは「何度もリピートして、魅力的なキャラクターそれぞれの目線で作品を観るのもおもしろいかも！」とBlu-rayの楽しみ方を提案し、トークを締めくくった。