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TVアニメ『RE-MAIN』岡栄太郎 役:西山宏太朗×城島譲 役:木村 昴×網浜秀吾 役:斉藤壮馬 キャストインタビュー

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TVアニメ『RE-MAIN』Blu-ray&DVD第2巻が本日発売!発売を記念して、岡栄太郎役の西山宏太朗さん、城島譲役の木村 昴さん、網浜秀吾役の斉藤壮馬さんに、最終話までを振り返ってみて、ご自身が演じたキャラクターの変化や成長や、お気に入りシーンやエピソード、またBlu-ray&DVDの特典として収録される西田征史書き下ろしのオーディオドラマの聴きどころなど、多岐に渡ってお話を伺った。

──『RE-MAIN』は中盤で主人公・清水みなとが中学時代の記憶を取り戻し、高校に入ってからの記憶を無くして、チームに危機が訪れましたが、あの劇的な展開をどのように受けとめていましたか?

木村結構ショッキングな展開でしたよね。

斉藤たぶん事前に展開を知っていたのは(上村)祐翔くんだけですよね。我々も8話の台本をいただいて「えっ、どういうこと…?」って。

西山収録現場で次の週の台本をいただくんですけど、読み終わった人から「えっ」「えっ」って声が上がっていく、みたいな感じでしたね。そこまでチーム作りが丁寧に描かれてきて、チームワークもうまく機能し始めていたから、みなとが急に変わってしまうというのはショックでした。

斉藤ひとつずつ課題をクリアして、みんなで“変”ジャージ着て変化するぞ、っていうところだったのにね。

木村ここまで順風満帆というか、これだけうまくいっていれば何かあるだろうなとは思っていたけど、まさかこんな形で大どんでん返しが来るとは。いずれは記憶を取り戻すだろうなと予測していたけど、いい形で戻ってくると思っていたから、みなとに無茶くちゃ冷たくされてビックリしました。

斉藤オーディオコメンタリーを録った時に西田(征史)さんに聞いたら、直前まで記憶を盛り戻さない別ルートもあったみたい。ギリギリまで悩んだけど、最終的にこっちの描き方にしたって仰っていて。

西山ホントに!? その別ルートも面白そう。

斉藤別の世界線として、劇場版とかでやってほしいよね。

──最終話までを踏まえた上で振り返ると、ご自身が演じたキャラクターの変化や成長にはどんなことを感じますか?

木村譲は一人で部活を続けてきたから、とにかく部員が増えたことや試合に出られることが嬉しくて、そこでの全体的な成長もあるんですけど、譲個人で言うとやっぱりお父さんとのエピソードが印象的ですね。水球部を始めたのはお父さんの影響なのに、お母さんを亡くしてから溝ができちゃって、そのことをまだ打ち明けられていないという彼の背景が描かれていたので…。最後の試合では、譲の手紙を読んだお父さんが試合を観に来てくれて、ようやく打ち解けて話せるようになるというのは、譲のエピソードとして僕の一番好きなところですね。あれだけ明るい彼の根っこには何かあるんだろうなとは思っていたけど、それが家族の話だったところも素晴らしかったです。
あと個人的には、お父さん役が関智一さんというのも特別感がありましたね。僕の師匠なのでちょっと妙な気持ちにもなりつつ、感激したのを覚えています。一緒に収録して掛け合いもやらせてもらったんですけど、目を見て話すのが恥ずかしい空気があったというか、お互いに「お、おう」みたいな(笑)。

斉藤その様子、見てみたかった(笑)。

木村リアルに照れくさいというか。お父さんが仕事を休んでまで試合会場に来てくれて、譲に声をかけるところはちょっとジーン…としましたね。そういうお父さんとの関係性の変化も描かれたのは、よかったなと思いました。

斉藤網浜はベースの部分はそこまで大きく変わらないんですけど、彼にとってずっと目標だった「兄に勝って認められる」という部分では成長がありましたね。最後の最後にようやく“個”で勝つんじゃなく、チームで勝つという方向に意識が向いたなと。みなとの記憶が戻ったことによって、山南は一度解体されて、最終話が新たなスタートになったから、きっと網浜自身もここからの人なんだろうなと思いました。
今回はチームのキャスト全員で掛け合う収録ができなかったんですけど、最終話を経たあとの網浜で、みんなと掛け合いをしたいなと思わせてくれるぐらい、いい方向にポジティブに成長したのをすごく感じます。今、3話辺りを見返すと、網浜もとっつきにくい人というか協調性が皆無だけど、彼は建て前でしゃべる人ではないんですよね。みんなが演技をして牛窓を元気づけようとした時も、それが間違っているという網浜の意見は理解できるし。最終話では、そんな彼のブレない部分と柔らかく開かれた部分が描かれていたので、素敵な人になったなと感じました。ただの真面目さを、個性として面白がられるようになれたのもよかったです。オファーをいただけたら「網浜が読む名作文学」とかやりたいです(笑)。

木村それ、めっちゃ面白いと思う!

西山栄太郎は、みなととの距離感がいろいろ変わっていったキャラクターでしたね。元々めちゃくちゃ強いみなとに憧れていたので、8話で記憶を取り戻した彼に名前を覚えられていなかったというシーンは、僕もすごく苦しかったです。せっかく栄太郎も本心をカミングアウトして、そこにみなとが手を差し伸べてくれて、関係性がどんどん深まっていったのに、最初の「お前、誰?」状態に戻っちゃったんだなと。
人と人の距離感って、名前を呼び合うことで変わってくると思うんですけど、記憶が戻る前のみなとは「栄太郎くん」と呼んでいたのが、最終的に記憶が戻ってからは「栄太郎」と呼んでくれるようになったのは、めちゃめちゃ嬉しかったですね。一度は名前を忘れられたにも関わらず…だったから「えっ、下の名前呼び?!」と純粋にときめきました(笑)。みなとのことが、さらに好きになっちゃったかも。

斉藤栄太郎はそういうリアクションしていたっけ?(笑)。

西山心の声でね(笑)。その名前呼びで改めて、信頼関係と共に絆も強くなっていることが描かれていて、僕は素敵だなと思いました。

──全話を振り返ってみて、お気に入りシーンやエピソードはありますか?

斉藤僕は、さっき昴さんが仰っていた譲とお父さんのエピソードが好きですね。譲って飄々としていてムードメーカーだけど、意外と繊細な人だと思うんです。だから、行き違ってしまったお父さんとの関係をなかなか修復できずにいたけど、水球部のみんなと深めた絆が譲の背中を押してくれて、一歩を踏み出せたというところにグッときました。父親と息子の関係性って、自分も息子だからすごくわかるなと。そうした家族の描き方が好きでした。
あと、5話で栄ちゃんの本性が明かされるシーンも好きです。僕は栄太郎のオーディションも受けていたので、オーディションであのシーンのセリフをやって、すごくいいなと思ったんですよ。この作品のいいところって、本当の意味で悪意を持っている人がいないところなんですよね。それが西田さんの世界観なのかもしれないけど、栄ちゃんもちょっと行き過ぎたところがあるだけで、決して悪い人ではないから。

西山僕は網浜からちょいちょい出てくるシュールな笑いが、めっちゃ好きですね。ジャージが短いところも、理由はあれど見た目的にはシュールなことに気づいていなかったり、みんなが牛窓のことを相談している時も一人だけ泳いでいたり。我が道を進むあの姿勢とブレなさ加減は、見ていて学ぶべきものがあるなと思いました。教室移動の準備での指差し確認とか(笑)。

斉藤ああいうきっちりした人、クラスメートにいたよね。

木村僕が好きなのはジャージのエピソードかな。いろんな波乱がありましたけど、チームが一致団結するためにジャージを作るというのが青春していていいなと。そのジャージを着て大会に臨み、周りからは馬鹿にされるんだけど、文字が間違っていたとしても初めて自分たちで作ったジャージだから、それを通してみんなの絆がひとつになっていく感じは胸アツでした。あれ、グッズで欲しいなと思いましたね。

斉藤みんなであれを着て、合宿ロケとかやりたいです。背中の文字を間違えて、栄ちゃんがクールに「世界的に“ウォーターポロ”です」って言うのもよかったよね。

西山顔を見せずに冷静な声でね。

斉藤そのあとの江尻の「カッコ悪ぅ!!!」もめっちゃ笑ったけど。

西山あと回想シーンで、譲が自転車を押しながらみなとに語りかけているところも好きです。やっぱりキャプテンなんだなぁ…って。

斉藤本当に青春って感じだよね。譲は絶対に、人数が減れば減るほど真面目な話をしていくタイプですよ。一次会は盛り上げ役だけど、二次会三次会になると深い話を語りだすタイプ。

木村みんなの前で真面目に話すのは、まだ恥ずかしいのかも。でも、ああやって段々とキャプテンらしくなっていったのも、彼の成長のひとつかもしれないですね。

──原作・総監督・シリーズ構成・脚本・音響監督を務めた西田征史さんとのやりとりで、印象に残っていることはありますか?

木村僕はわりと等身大というか、僕の中にあるご機嫌な部分を取り出してやったつもりなんですけど、そこで「ありのままでやってくれたらいい」というようなことを言っていただけたのが印象的でしたね。それって、すごく任された気持ちになりますし。だから譲をやる上では、とにかくご機嫌さとお茶目なところを前面に押し出してやれたらなと思っていました。

斉藤確かに、こちらが提案したことを受け入れてくださったり、検討してくださったり、いろいろ話し合える現場でしたね。あと、テストの前と後にブースの中に来て、僕らと目と目を合わせて会話しながら、面白いところを探っていってくれるところにチーム感を感じるというか、すごく有り難かったです。これは絶対にダメ、というようなことはほとんどなかったですし。

西山ざっくりした言い方ですけど、西田さんはとにかく褒めてくださるんです(笑)。いいお芝居をした時は、ちゃんと「いい!」と言葉にしてくれると我々もすごくやりやすいし、みんなで笑い合ったりもして。そういう空気感は、作品にも反映されているなと思います。あと、みんなで合わせるセリフとかも楽しくて……網浜はそんなになかったっけ?

斉藤網浜はね、そういうのホントになかった(笑)。

西山よく収録でもスタッフさんが「ここの網浜は……あ、大丈夫ですね」みたいな。

木村それ何回も聞いたな(笑)。

斉藤途中からはもう言われなくなった。譲とかがいい感じのアドリブを連発していると、みんなでそこに乗っかって足していくような現場のグルーブ感ってあるじゃないですか。でも、網浜は全然乗っかっていけないキャラだから「うらやましぃ〜」ってなります。あと、西田さんは「OK」のパターンをめちゃくちゃ持っていらっしゃるというか、ストライクゾーンを広めにとってくれていて、その前のセリフがこう来るなら、次のセリフはこうでもアリだな、みたいな幅がすごいですね。たぶんご自分でいろんなセクションを担当されているから、全体が調整できるということなのかなと。

西山セリフを読み間違えちゃったとしても「それアリですね」と採用してくれたり、「そっちの可能性で考えてみます」と言われたこともあったりして。OKの幅が広いから、より可能性を広げようとしてくれているんだなと感じました。

斉藤もしかして1年くらい続く現場だったら、それがさらにいい方向に働くのかなと個人的には思いました。劇団の稽古のように、回を重ねることでキャラクターや芝居感を熟成させていくような。だから西田さんの舵取りで、もっといろいろやってみたくなりますね。

西山要するに「続きをやってほしい」ってことですよ。

木村それは間違いない。

──Blu-rayとDVDには特典として西田さん書き下ろしのオーディオドラマが付いてきますが、こちらの聴きどころは?

西山西田さんが我々のフリートークから引き出したネタがふんだんに盛り込まれていますし、オーディオドラマだからこそ“間”とかテンポが、より自由な感じになっていますね。『RE-MAIN』のTVシリーズを通して培ってきた空気がそこで存分に発揮されているので、我々のチーム感もより感じてもらえるんじゃないかなと思います。

斉藤内容的には、いい意味で「特に意味がない」ところが僕は好きですね。実際の会話も、わりとそうだと思うんですよ。たとえばイメージの連鎖で急に話が飛んだり、途中で遮ってくる人がいたり。そうした「ダラダラとダベっていること、それが青春なんだ」みたいなエピソードがいろいろな形で描かれています。劇的なことは起きないけど、であるが故の気軽さを僕はうらやましいなと感じたので、青春真っ最中の方にも青春が懐かしい方にも楽しんでいただけると思いますね。

木村正直、譲がパクチーを育てていたエピソード(第3巻に収録)が衝撃的だったんですよ。譲があそこまで取り乱して泣くことって、今までなかったから…。

斉藤え、自分からそう演じたんですよね…?(笑)。

木村部のことを第一に考えている譲だからこその物語でもありました。なんとこのドラマは、上村くんがフリートークでボソッと言ったひと言を西田さんが脚本に取り入れて書き起こしたものなので「原案・上村祐翔」というところに、みんなで作り上げた感があっていいなと思います。

西山第3巻のオーディオドラマは「最終回後の日常」っていう設定がよかったですね。最終回後のみんなの関係性ってどうなっているんだろうと、皆さんも気になっていると思うので、僕自身も知ることができてよかったです。

──最後に『RE-MAIN』ファンへのメッセージをお願いします。

木村僕は最初、水球のことはよく知りませんでした。でも、青春を謳歌しながら頑張っている譲たちを観て、スポーツの競技に関わらず、何かに打ち込んでいる奴はみんなカッケェなと。そんな印象を受けたので、この作品は学生さんに観てほしいのはもちろん、社会人や例えば育児で頑張っている親御さんたちにも観ていただいて、明日からも頑張ろうと思ってもらいたいなと。そのくらい幅広い年代の方に観ていただきたいです。Blu-rayやDVDも出ますので、観賞用、保存用、友達に貸す用と、3本ずつ買っていただけたら嬉しいなと!そうすると2期の可能性も広がりますので、とにかくいっぱい買ってほしいです。

斉藤ダイレクトだなぁ(笑)。

西山ちなみに、昴さんは何本買うんですか?

木村7〜800は行くんじゃない?

西山キャプテンがそう言うなら……(笑)。

木村そんな風に、皆さんとも一緒に2期を目指しつつ、引き続きいろんな形で作品を楽しんでもらえたらと思います!

斉藤本当に『RE-MAIN』は僕らもやっていてすごく楽しい作品で、キャラクターたちと一緒に水球を通して、青春や学校生活をもう一度味わうことができました。でも、まだやり残していることがいっぱいあります。メインキャスト全員で掛け合いをする収録とか朗読劇、イベント、合宿、ロケ、宴会、倉敷市の舞台やステーキ屋のミスターバークに行く聖地巡礼…。

西山あ〜行きたーい!

斉藤我々の心にリメインしている課題がまだまだたくさんありますので、本当に一人でも多くの方にこの作品世界に触れていただきたいです。彼らの物語はこれから先も続いていくので、僕らもいつかそれを見られることを願っております。そうですね……じゃあ、僕は300くらいで…(笑)。この先もよろしくお願いします。

西山本当に今、お二人が言った通りなんですけど、とにかくたくさんの方にこの物語が届いてほしいなと思います。このご時世だからこそ『RE-MAIN』のように胸がときめいたり、気持ちを支えてくれるような作品が必要じゃないかなと僕自身も感じています。そして、水球もちょっとやってみたいなと思いました。深いプールに入ってみたいなと。

斉藤それはわかる。

西山やっぱり身近なプールは深さがないじゃないですか。あと、メインキャスト全員でチームを組んでみたいなと。そのためには続きを作る資金が必要になってくるので、僕は……1000くらいで。

木村行くねぇ!(笑)。

斉藤え、もう合計2000越えてるよ!?

木村すぐに2期を始められる(笑)。

西山ですよね(笑)。あって困るものではありませんので、皆さんもぜひ『RE-MAIN』を手にとってみてはいかがでしょうか。よろしくお願いします!

PROFILE

西山宏太朗(にしやま こうたろう)
神奈川県出身。81プロデュース所属。主な出演作に『アイドリッシュセブン』(棗巳波役)、『あんさんぶるスターズ!』(深海奏汰役)、『A3!』(皆木綴役)などがある。

PROFILE

木村 昴(きむら すばる)
ドイツ出身。アトミックモンキー所属。主な出演作に『呪術廻戦』(東堂葵役)、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rhyme Anima(山田一郎役)、『ドラえもん』(ジャイアン/剛田武役)などがある。

PROFILE

斉藤壮馬(さいとう そうま)
山梨県出身。81プロデュース所属。主な出演作に『憂国のモリアーティ』(ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役)、『アイドリッシュセブン』(九条天役)、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(レーン・エイム役)などがある。

<発売情報>

TVアニメ「RE-MAIN」第2巻
2021年11月26日発売
Blu-ray:¥11,000(税込価格)
DVD:¥9,900(税込価格)

 


TVアニメ『RE-MAIN』 公式サイト
https://re-main.net/

TVアニメ『RE-MAIN』 公式Twitter
@remain_anime / ハッシュタグ#re_main

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