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TVアニメ『テスラノート』小原好美(根来牡丹役)×前野智昭(高松隆之助役)×中井和哉(氷見恭平役) スペシャルインタビュー【前編】[『テスラノート』特集サイト 「テスラノート 諜報部報告書」]

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好評放送中のTVアニメ『テスラノート』。スパイアクションものとして物語も中盤にさしかかり、さらなる展開に期待値も急上昇! 今回は、メインキャラクターである根来牡丹役の小原好美さん、高松隆之助役の前野智昭さん、氷見恭平役の中井和哉さんのインタビューをお届け。それぞれが演じるキャラクター同士の関係性や物語前半の見どころなどを語って頂きました。

──『テスラノート』という作品に触れた最初の印象をお聞かせください。

小原牡丹役のオーディションを受けたのは、2019年の冬頃で、その時からスパイものっていうことはうかがってはいたんですが、全貌はまだちょっと見えないという状態でした。私の個人的なお話をすると、それまでの役は、日常系のアニメや女の子が変身して戦う女児向けの作品にしか携わったことがなかったんです。こういうアクションもの、本格的なアクションっていうのには出演したことがなくて。しかも、忍者として育てられた女子高生という、ちょっと変わった立ち位置の女の子を演じられるっていうのはすごく楽しみでした。ただ同時に、激しいアクションシーンもありますというお話があったので、プレッシャーもありましたね。

前野僕はおそらく、牡丹やクルマというメインキャラクターのキャスト陣が決まってから、バランスなどを鑑みてオファーをいただいたと思います。ですから、最初に企画書を拝見させていただいたときに、スタッフさんもそうですし、キャスト陣も錚々たる顔ぶれで、純粋に嬉しくもありました。役どころに関しても、いろいろなことを理解していて、説明をしていく立ち位置のキャラクターだろうというのが第一印象だったので、これはかなり大変な役どころだなと思ったのを覚えていますね。いろいろな知識を持つキャラクターですし、非日常的な事件が起こりつつも、それに動揺せずに淡々とそれを分析する役どころですので、言葉回しも難しいのですが、とてもやりがいがあるなと思いました。台本を読ませていただいて、ファンタジー要素とアクション要素、そして日常要素がうまいバランスでミックスされている作品だったので、これは多分面白いものが世に送り出せるんじゃないかなとも思いました。

中井僕は別に厳しいオーディションをくぐり抜けてきたわけでもなく(笑)。こういう作品の、こんな役があるんですけどっていう感じで、オファーを受けました。非常に風合いの違ったというか、あまり見ないタイプの作品ですよね。簡単に「スパイもの」って言いますが、スパイものってそんなにあるわけじゃないですから。そこに当然キャッチーな部分として可愛い女の子も出てきますし、怪しげな都市伝説っぽいものも出てきますよっていう物語の作り方はすごく面白いなって思って。これは楽しそうな作品だと思いましたね。

──それぞれ演じたキャラクターの第一印象を教えて下さい。

小原牡丹は、長年特殊な環境でおじいちゃんに育てられていたということで、ちょっと変わった部分がありつつ、「いつかのために」と忍術をはじめ、読唇術や語学など、スパイとしてはすごく必要な、周りがうらやましがるような特技を身に着けているんですよね。そうした要素を踏まえて、純粋に「スパイ楽しそう!」っていうだけじゃ済まない子だなっていう印象は、最初にありました。その一方で、音響監督からは、「あまりプロっぽくしないでほしい」というオーダーをいただいていたので、演じるにあたっては純粋そうで可愛い少女ではあるんですけれど、バランスの部分で演じるにあたってはちょっと難しそうだなと思いましたね。みんながシリアスな反応をしているシーンでも、牡丹は「そうなんですか〜」って言って、あっけらかんとしてたり、逆に「そんなに心配するところかな?」というところで、感情的になったりするので。その辺りのギアを入れるのが、周りとちょっと違う感じで難しかったです。

前野隆之助は先ほども言わせていただきましたが、情報収集や解析を担っているチームのブレーン的な立ち位置で活躍するキャラクターで、任務に私情は一切挟まないという、本当に完璧主義な青年です。いつも冷静なんですが、任務を通して牡丹やクルマ、恭平さんたちとチーム内の絆も悪くないんじゃないかという想いを内に秘めつつも、その感情を外には出さないという、本当に任務最優先の完璧主義者なんです。すごく良い座組で演じさせていただいていたので、「もう少し性格がいい感じとかも出しちゃっていいのかな?」というところが僕の中でもあったりしたのですが、結局本当に最後まで出さずに内に秘めたままで。任務第一という彼の性格を最後まで貫く、そういういわゆる初志貫徹なキャラクターでしたね。一方で、ちょっと優しくなりすぎてしまったり、距離が縮まって聞こえてしまうところでのリテイクが結構多かったですね。そこはあくまで隆之助として、心の中ではこう思ってるけど、言葉に出す時にはいつもどおり冷静にと。そういうシーンが中盤以降わりと隆之助を演じるのに苦労した部分のひとつですね。ちょっと距離を縮めたくなってしまうんだけど……というキャラクターでした。

中井僕にとっては普段あまり演じさせてもらえないタイプのキャラクターで、最前線に立つわけではなく、仲間にいろいろ指示していくという、この立ち位置がとにかく嬉しくて。でも組織の中ではすごく偉いっていうわけじゃなく、上司と若者たちとの間で、部下は言うこと聞かないし、上の言うことは聞かないといけないという、中間管理職的な立場も楽しいなって。それまでは、前に出て戦う役が多かったので、自分で汗をかいたり血を流したりしないタイプのポジションを楽しませていただきました。イメージとしても、はっきりと三枚目だと意識していたんですが、真面目なシーンなんかだと「今、格好良くなっちゃいましたね」というリテイクが多かったです。僕自身は、愛されキャラになりたい、なっていればいいなと思ってやっていました。

小原しっかりなっていましたよ(笑)。

──チーム感が見所の作品でもありますが、スタジオ内の雰囲気はいかがでしたか?

小原私は、第1話の収録はひとりだったんです。この作品の初めての現場ということでオドオドしていたということもありましたし、先に皆さんが収録されたものを聞いて、初めて牡丹を演じる形だったので、正直に言うと凄く怖かったです。それを経て、その後は何度か皆さんと一緒にアフレコすることができたので、その時の安心感は忘れられないです。皆さんとものすごく会話したというよりは、ちゃんと掛け合いができる嬉しさが強かったですね。掛け合いから生まれてくる音の変化というのが大事だと思うので、「みんないる、良かった!」というのはありました。牡丹と比較すると真逆な感じでしたね。牡丹は新しい環境に入るのが楽しみで仕方がない子だったのですが、私は最初が「ひとりだと怖い」という感じだったので、ただただ皆さんと一緒にできるのが安心でした。

前野この作品の収録はコロナ対策を徹底していて、ミキサールームにはミキサーさんしかおらず、監督や音響監督もリモートで参加するという形式だったんです。そんな中でも、自分たちの疑問点などに関しては、リモートでの会話ながらも監督や音響監督とディスカッションをしっかりさせていただいて、不便なところはありませんでした。最初の頃こそ、このやり方が不安な部分もありましたが、回を重ねるうちに西田さん(西田征史:原作・シリーズ構成・脚本)や阿部さん(阿部信行:音響監督)が現場にいるような安心感を持って挑めたのは良かったなと思います。クルマ役の鈴木達央君もシナリオを毎回深く読み込んできていて、「ここはこうじゃないですか?」というディスカッションも熱くやられていたので、そういう姿にも刺激を受けましたね。

──監督や音響監督からそれぞれのキャラクターを演じる際の指示で印象深いものはありましたか?

小原牡丹は「どこか素人でいてほしい」と言われましたね。自分がこういう作品に携わる嬉しさのあまり、第1話の初潜入シーンでは、結構本気目にギアを入れようとすると、「この子はまだ未経験の素人だから、そんなに声色変えなくていいよ」とリテイクがでまして。そんなに変えているつもりはないんですが、「真剣な声になるとプロっぽく聞こえるから、そこはずっと素人でいてほしい」というディレクションは結構後半のほうまでありました。「入り込みたい気持ちはわかるけど、入り込み過ぎないでくれ」と。物語の後半は成長していくので、「自分の出したいようにやっていいよ」ってなっていくんですが、前半は特に同じチームにいるんだけど、ある意味浮いている感じを出してほしいっていうのはずっと演技の上でご指導していただいたなというのがありますね。クルマ役の鈴木達央さんと一緒のスタジオで掛け合いをできたのは、収録が中盤に入ったくらいでした。最初の頃は、収録済みの声に合わせていったんですが、激しくてテンションの高いキャラで、ギャグっぽく牡丹とケンカするシーンもあったので、そこの掛け合いは「もう楽しんでやっちゃってください」と言われました。クルマとケンカしてワイワイしているところは、後に中井さん演じる恭平さんのツッコミが入るので、シーンによってディレクションが違った印象がありますね。

前野隆之助に関しては、先ほども言ったとおり「もっと冷静に、淡々と」というオーダーが中盤以降は増えていきましたね。僕の持つ人柄の良さが役を通して出てしまうのかなって(笑)。

小原そうでしたね(笑)。

前野それは冗談ですが!(笑)。そうしたディレクションは結構あったので。「前野君の人の良さが出ちゃったから、もうちょっと淡々といこうか」っていう、そういうオーダーが多かったですね。

中井恭平に関しては、最初の収録の際に、「中井君の思う感じでやってみて」と言われて、いろいろ試しましたね。例えば、もうちょっと体格的部分でのふくよかな感じとかも入れてみたんですが、「やっぱり前のに戻そうか」という感じで、結果、一番最初にやったのが良かったみたいでした。極端な巨漢というわけでもないので、声で表現するのは難しかったなあというのが印象に残ってます。

──印象に残っているエピソードやシーンを教えてください。

小原牡丹は、第3話で3人で住むシェアハウスに引っ越すんですが、学校も編入して新しい高校に通い始めて。やっぱり彼女は好奇心旺盛で、人が好きなんでしょうね。「友達を作るな」ってずっとおじいちゃんに言われ続けていたけど、新しいスパイというお仕事もありつつ、新しい学校っていう環境でワクワク感もありつつのところで、いじめを受けている子を助けるというエピソードが良かったです。スパイとは関係ないものを家に持ち込んで(笑)。「いじめをやめさせてあげたいんだ」と言うと、みんな困惑するんですよね。同じチームとは言え、心の距離がまだそんなに詰められていない中で、牡丹がグイグイと迫った結果、あんなに冷徹な感じの隆之助さんも、どこか心の鍵を解くんですよね。そういう関係性の変化が良かったです。恭平さんがまた、牡丹がいかにスパイという仕事をできるようになるかっていうのを見守ってくださるポジションだったりするので、牡丹からするとどこかお父さんみたいな。そういう温かい人だなっていうのも良かったです。クルマさんは常にケンカ腰だけど、ケンカの相手がいるおかげで、この4人のバランスが保てるのかなと。そうした、3話くらいまでで牡丹の心がどんどん解放されていく部分は印象深いですね。

前野やはり3話ですかね。徐々に牡丹やクルマたちに感化されて隆之助の内面にわずかな変化が出てきますから。このあたりのチーム同士のやり取りっていうのはアフレコをしていて楽しかったですし。その感情をキャラクターとして表現できないというもどかしもあるにはあったんですが、そういうのを感じ始めたのが、3話のシェアハウス編くらいからだったと思います。この辺りからミッキーというキャラクターが出てきて、「この人何なんだろう?」っていう感じになっていくんですが、意外とミッキーとオリバーが出てくるシーンも、どこか楽しみにしてしまっている自分がいたりしましたね。この辺りの段階だとCIAの狙いだとかはまだそんなにはわからないんですが、今後どういう風に絡んでいくのかなと楽しみにしていました。

中井作品のいちファンとしてだったら、シェアハウス話は本当に大好きですね。ただ、恭平はそこは全然絡めていないんですが(笑)。自分が演じたところで言うと、1話の説明ゼリフ全般ですね。牡丹がどうやって育てられたかとか、事件のあらましとか。ああいう視聴者に向かっても語るようなセリフって本当に楽しいなって思いながらやらせていただきましたね。恭平さんが淡々と冷静にやるタイプではなくて、「こうなんだよ、こうなってるんだよ」っていう、相手に理解、納得させたいっていう感情が出る人だったのでなおさらです。2話のフィラデルフィア計画についての会話も良かったですね。「こういう話、大好き」と思いながら演じられました。

──では、最後に物語の後半へ向けて期待する部分を教えてください。

小原いきなり「スパイのお仕事に携わるんだぞ」っておじいちゃんに言われて、1話から5話くらいにかけて、彼女なりに成長していくんですけれど、まだ物語的にはそんなに難関に入っていなくて。ここから新しい組織が出てきて、目の前で今までに自分が体験したことがないことが起きたり、人の死だったり、多分牡丹からしたら体験したくなかったであろうことを目の当たりにしていきます。その中で彼女がいかにスパイとして、プロとして成長していくのかっていうところを見守っていただけたらうれしいですね。あとはこのメンバーたちの関係性がどのように動いていくかっていうところも楽しみにしていただけたらなと思います。

前野今後は、諜報員として誰をどこまで信じていいんだっていう話や、一応敵対はしているけど、あいつは同じ目的を持っているとか、今は一緒に動いてるけど実はこいつは怪しいんじゃないかなどの、ちょっと疑心暗鬼になるような話に展開していく気がするので、その辺りがスパイものとしての面白さのひとつなのかなと思っています。また隆之助的に言うと、バックアップが普段の彼の仕事なんですが、彼が前線に出ないといけないシーンだったりが、中盤以降もあると思うので、その辺りにも注目して観ていただけたらうれしいなと思います。

中井前半の5話で、それぞれのキャラクターの関係性、基本的な設定とかも十二分に理解していただけたかなと思うんですが、そこを土台に後半はさらにスケールも大きくなったり、舞台も広がったりと、どんどん大きくなっていく部分があります。逆に、人間の内面に踏み込んだりといったような小さくなっていく部分もあって。その両方の深みがこれからさらに増していくと思います。これからもっとキャラクターを好きになっていったり、もしくは裏切られたと思うことがあるかもしれません。だから、安心して楽しむというよりは、ちょっとだけ身構えて楽しんでもらえるといいかなと思います。

PROFILE

小原好美(こはら このみ)
6月28日生まれ。神奈川県出身。主な出演作は、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』藤原千花役、『スター☆トゥインクルプリキュア』羽衣ララ/キュアミルキー役、『無職転生〜異世界行ったら本気だす〜』ロキシー・ミグルディア役、『映画大好きポンポさん』ポンポさん役など。

PROFILE

前野智昭(まえの ともあき)
5月26日生まれ。茨城県出身。主な出演作は、『図書館戦争』堂上篤役、『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズ カミュ役、『刀剣乱舞』シリーズ 山姥切国広役、『プラチナエンド』底谷一役、『空挺ドラゴンズ』ミカ役、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』クロコダイン役など。

PROFILE

中井和哉(なかい かずや)
11月25日生まれ。兵庫県出身。主な出演作は、『ONE PIECE』ロロノア・ゾロ役、『銀魂』土方十四郎役、『戦国BASARA』シリーズ 伊達正宗役など。

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TVアニメ「テスラノート」
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全13話収録 /¥33,000円 (税込) /品番:BCXA-1700/収録時間:約330分/Disc:リニアPCM(ステレオ)/AVC/BD50G×3枚/16:9<1080p High Definition>

発売・販売元:バンダイナムコアーツ

■特典&仕様

●ショートアニメ「ミッキーとオリバーのエージェント養成講座」第1回~第13回
●PV&CM集
●特製ブックレット(56P)
●キャラクター原案 POKImari描き下ろし三方背ボックス

▼TVアニメ「テスラノート」 公式サイト
https://teslanote.net/

▼TVアニメ「テスラノート」 公式Twitter
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