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TVアニメ『スケートリーディング☆スターズ』キャラクターデザイン・総作画監督:伊東葉子 インタビュー全文掲載

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豪華特典満載のBlu-ray&DVD第1巻が好評発売中! そこで今回は、三方背ケース、タロットカード、インナージャケットなど特典のイラストを担当したキャラクターデザイン・総作画監督の伊東葉子さんに、こだわった部分や、制作過程について伺った。

────まず、三方背ケース用のイラストについてお伺いします。キャラクター単体が大胆な構図で描かれていますが、どういったことを意識されて描かれましたか?

三方背ケースはパッと目を引く要素が欲しかったので、各キャラに焦点をあてた、いわゆるキャラ見せの構図となっていまして、フレームや衣装の関係でわかり難いのですが選手のみんなにはスケーティングポーズを取ってもらっている形となっています。

各巻担当のキャラクター配置に関してはバンダイナムコアーツ(以下、BNA)さんと打ち合わせをさせていただいて決めさせていただきました。

そこにそれぞれのスケーティングポーズとして、一枚絵として迫力のあるポーズを5点決めて割り振っていった形です。被る事なくキマるポーズを厳選するのに手こずったのも、今となっては良い思い出ですね。中でも、今後発表予定の石川兄弟は2人1組で絵に納めなければいけなかったのですがペアスケーターという訳ではないですし、シンクロ絵にするのも少し寂しいなと思い、配置やポーズには悩みました。

今回の三方背ケースやインナージャケット、タロットと全て共通で言える事なのですが、いつも他作品で描くやり方とは少し異なっており、全巻分の絵を、統一感を出してまとめる必要があったので、全て一括でラフを描く事にさせていただきました。BNAさんにも言われましたが、まさに自分でお願いして自分の首を締める形となりましたね(笑)。ですがだからこそ、全てまとめてBNAさんと打ち合わせをする機会があり本当によかったと思っています。


▲第1巻・第2巻・第3巻三方背ケース

──インナージャケットイラストについてお伺いします。三方背ケースとは打って変わって、学校単位で、キャラクターたちの楽しげな様子が描かれていますが、どのようにコンセプト(シチュエーション)を決められたのでしょうか? 特に、第1巻の戌尾ノ台と、第2巻の聖クラヴィスのイラストについて、それぞれどういったシチュエーションなのかや注目してほしいポイントをお教えください。

インナージャケットの絵は、本編では描ききれなかった各キャラクターの学校での生活感や風景、関係性が見える、「何気ない日常」をテーマとして提案させていただきました。

戌尾ノ台は比較的本編でも各キャラクターの個性が描かれたのでいつも通りの日常風景なのですが、それ以外の学校は実はあまり語られていないので私の方で設定を元にキャラクターの背景を考えて構成していきました。


▲第1巻インナージャケット

第2巻のクラヴィスは、甘党の篠崎くんも当初は一人きりで練習後のおやつタイムに興じていたのでしょうが、山下くんと道長くんがワイワイ言いながらもおやつタイムに参加してきて、いつしかなんとなく全員での練習後の団欒が日課になった状態ですね。本編では王者・聖クラヴィスと言われている硬い雰囲気のある学校ですが等身大の高校生らしさも出せたらと思い描かせていただきました。


▲第2巻インナージャケット

第3巻のスーパーグローバルは、伸び悩み気味だったアイドルグループ・Mi*Leonでしたが、久遠寺くんの参入で良い意味でひっぱられて今まで以上に輝いていく途中の彼らの仕事現場での一コマを切り取ったものとして考えていきました。天真爛漫な洲崎くんとそれを優しく見守る御門くん。花野くんは久遠寺くんと気負わず友達の様に接していて、蓮城くんは真面目に番組進行表を見て話し合う…と、各キャラの性格を出したいと思いこの様な形となりました。


▲第3巻インナージャケット

余談ですが、戌尾ノ台のモテたい男代表は城ノ内くんなのですが、実はもう1人、クラヴィスのモテたい男代表・山下くんがいます。いつかその辺りの学校の垣根を越えた交流も描けたら嬉しいですね…。

それ以降の巻も、狐ヶ原は姫川の転校後どういった雰囲気の中に居たのか、彼が狐ヶ原での居場所を形作っていくまでの関係性が出せる様にしました。

上前津はアニメ本編では双子のミステリアスさが前面に出てしまっていて、きっと観ている方は「チームメイトと交流出来てる? お父さんしか通訳出来てないけど大丈夫?」なんて思われているかと思います(笑)。なので、ちゃんと彼らなりにコミュニケーション取ってますよー!って伝えたくて描いたパッケージ構図となっています。 最終第6巻は……あえて秘密にしておきます。楽しみにしていてください(ニッコリ)。

──特典のタロットカードについてお伺いします。大アルカナの22枚を描くにあたって、イラストのコンセプト、キャラクターの割り振りは、どのようにして決めていかれたのでしょうか? また、特に悩んだカード、又はすぐに構図が決まったカード、ここは特にこだわったから見てほしい!というポイントなどお教えください。

タロットカードのキャラクター配置が実は一番頭を捻りましたね。

22枚のカードに全て意味があるので、まず本物のタロットカードを目の前に全て並べて意味を調べて紙に書き出し、主要キャラクターをカードの意味に合わせて、全て無理なく配置出来る様シャッフルを重ねて考えました。一時期、自室が並べたタロットカードで溢れてましたね…(笑)。

一番すんなり決まったのは死神のカードですね。正位置と逆位置で終わりと始まりを意味するカードはスケートリーディングの全てを見守るスケリーノしかいないかな、と。

今だからこそ言いますがスケリーノの背景のカケアミを描いてる時「わぁ…私漫画家さんみたいな事してる…!」なんて思いながら延々と描いていましたね。

あとは恋人のカードもすぐ決まりました。作中の恋人といえば間違いなくしらたまさんと流石井くんかなと思うので。ですが、それによってタロットカード最多登場が流石井くんになってしまった時は(こんなに1人だけ多くて)大丈夫かなぁ…と少しドキドキしました。

枚数の関係上、登場が叶わなかったキャラクターも多くいるのでそこは少し残念でしたね。

第1巻のタロットで早くも登場してしまった久遠寺くんなのですが、独創的で好奇心旺盛、己の力で道を切り開いてチャンスを作り出すという魔術師のカードは彼しかいない!と思い配置しました。

今回のタロットカードはほんの少しだけミュシャのタロット風にしたくて背景のステンドグラスまで全て作画で描かせていただいているのですが、色の方も各校で少しずつ変えてもらえる様に仕上げさんにもご相談させていただきました。そういった作画のコンセプトで言うと、ユキ(雪光)くんが一番それっぽい雰囲気になったのではないかと思います。彼の持つしなやかな雰囲気はミュシャのそれと近かったので。

どのカードもどの版権絵も精一杯描かせていただいたので、買って下さった皆様のお気に入りの一枚が見つかると嬉しいなと思います。

長々と語らせていただきましたが、この「スケートリーディング☆スターズ」という作品が、観て下さった皆様に少しでも笑顔を届ける事の出来る作品となる様に願っています。

どうもありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願いします。


▲第1巻特典タロットカード
タロットカード(全22枚)のデザインは
WEB冊子「V-STORAGE “plus”」で一挙公開中!

PROFILE

伊東葉子(いとう ようこ)
アニメーター。キャラクターデザインや総作画監督としても活躍。主な作品は『LOVE STAGE!!』、『MARGINAL#4 KISSから創造るBig Bang』、『ARIA The CREPUSCOLO』など。

<作品情報>

TVアニメ「スケートリーディング☆スターズ」
各種サイトにて配信中!

【あらすじ】
「君は一生僕には勝てない。」
ライバル・篠崎怜鳳からのその一言に、フィギュアスケートを辞めた前島絢晴。数年後、高校生となった前島は持ち前の運動神経をいかし、様々な部活の助っ人をしながら、何かに打ち込むことのない日々を過ごしていた。ある日、前島はライバルだった篠崎がシングルからスケートリーディングへ転向するという記者会見を目にする。そんな前島の前に流石井隼人と名乗る少年が現れる。彼は前島が以前シングルで活躍していたことも知っている様子で、「俺には、お前が必要だ」とフィギュア団体競技・スケートリーディングの世界へ誘うのだった。

【STAFF】
原作:谷口悟朗・バンダイナムコアーツ・J.C.STAFF/総監督:谷口悟朗/監督:福島利規/シリーズ構成・脚本:木村 暢/キャラクターデザイン原案:枢 やな/キャラクターデザイン・総作画監督:伊東葉子/キーアニメーター:高木有詩/衣装デザイン原案:オサレカンパニー/美術監督:奥村泰浩(スタジオリセス)/色彩設計:店橋真弓/撮影監督:廣瀬唯希/編集:瀧川三智(REAL-T)/音響監督:明田川 仁/振付・パフォーマンスディレクター:TETSU(Bugs Under Groove)/共同振付:小林宏一(プリンスアイスワールド)/音楽:高橋 諒/オープニング主題歌:「Chase the core」佐久間貴生/エンディング主題歌:「JUMP」仲村宗悟/アニメーション制作:J.C.STAFF

【CAST】
前島絢晴:内田雄馬/流石井隼人:古川 慎/篠崎怜鳳:神谷浩史/寺内正太郎:日野 聡/桐山 樹:前野智昭/望月雪光:花江夏樹/望月暁光:土田玲央/城ノ内颯太:千葉翔也/窪田智之:佐藤 元/安達拓海:三上 哲/姫川泉澄:梅原裕一郎/氷室泰冴:小野友樹/倉吉虎之助:竹田海渡

<発売情報>

Blu-ray 第2巻(特装限定版)
2021年4月27日発売
税込価格:¥7,700
品番:BCXA-1541

Blu-ray 第2巻(初回限定生産)【A-on STORE限定版】
2021年4月27日発売
税込価格:¥8,250
品番:BCXM-1598

DVD 第2巻(特装限定版)
2021年4月27日発売
税込価格:¥7,150
品番:BCBA-5001

DVD 第2巻(初回限定生産)【A-on STORE限定版】
2021年4月27日発売
税込価格:¥7,700
品番:BCBM-5026


Blu-ray 第1巻(特装限定版)
好評発売中
税込価格:¥7,700
品番:BCXA-1540

Blu-ray 第1巻(初回限定生産)【A-on STORE限定版】
好評発売中
税込価格:¥8,250
品番:BCXM-1597

DVD 第1巻(特装限定版)
好評発売中
税込価格:¥7,150
品番:BCBA-5000

DVD 第1巻(初回限定生産)【A-on STORE限定版】
好評発売中
税込価格:¥7,700
品番:BCBM-5025


▼TVアニメ「スケートリーディング☆スターズ」 公式サイト
https://skateleadingstars.com/

▼TVアニメ「スケートリーディング☆スターズ」 A-on STORE特集ページ
https://a-onstore.jp/shop/skateleadingstars/

▼TVアニメ「スケートリーディング☆スターズ」 公式Twitter
@Skate_Leading / 推奨ハッシュタグ#スケスタ

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