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モン娘生態図鑑【第10回 ドラゴン編】折口良乃先生×谷P解説対談[モンスター娘のお医者さん V-STORAGE出張診療所]

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『モンスター娘のお医者さん』に登場する「モンスター娘」を徹底解説!  折口良乃先生(原作者)と「モンスター娘」を愛し過ぎている(?)谷プロデューサー(本作アニメプロデューサー/東京農業大学 畜産学科出身)の対談形式でお届けします。第10回はスカディの種族“ドラゴン編” です。設定の裏話や想いを是非ご覧ください。 ※一部ネタバレを含む場合がございますので、あらかじめご了承ください。

折口良乃先生×谷プロデューサー解説対談

──本作のドラゴンという種族について、設定のポイントはどこにありますか?

折口ドラゴンはとにかく強いというか、超越している種族だというのが強調されがちですよね。もちろん本作でもいろんな意味で強い種族にしました。ただ、食物連鎖の頂点ともまた違っていて。弱肉強食のピラミッドの頂点ではなく、枠の外側にいるような存在だと思っています。生態系に組み込もうとしても、強すぎて話にならないというか(笑)。バランスを崩しがちな存在なので、他の生き物を獲って食べる存在ですらないような、本当に何もかもを超越した生物としています。だからこそ、現実に生きている生物ではあるけれど、他とは一線を画すくらいのパワフルさで描きました。ただ、強いうえに寿命が長いので、おそらくあまり繁殖しない生物です。ドラゴンの中にも種類はいくつかありますが、個体数自体はあまり増えないようになっています。

肉だけでなく、鉱物や毒物などを食べるというあたりも、食物連鎖の枠の中からは外れているように感じられます。寿命もとても長いですし、生物というよりは、神様的な存在にも思えますね。

折口生態系の枠の外にいる存在というと、神様に近いかもしれません。そんな超越した存在が環境の激変にどうやって対応するのかと考えた時に、自分の体を勝手に作り変えて適応していくという設定にしたのもポイントです。その場その場に適応していく神様というか。スカディも最初は普通のドラゴンだったのが、だんだん人型になっていったという設定になっているので、そこが他では見ない設定かなと思います。

──お2人は本作の「ドラゴン」という種族の魅力はどこにあると思いますか?

折口まず見た目ですね。どの作品でもドラゴンはやはりかっこいいので! 本作で言えば、Zトン先生が描いたスカディのデザインが秀逸だというのもあります。

ドラゴン、かっこいいですよね! 私としては先ほども少し触れましたが、神様に近い存在になっているのが魅力的だなと思いました。

折口普通の生き物が長い時間をかけて自分の体を作り変えるなんてことはありえないので、やはりそこに独特の神様っぽさ、超越している感じが出ていますかね。

そうなのだと思います。それに加えてスカディで言うと、他種族を怖がらせないために小柄になった、という優しさが見えるのも魅力だなと。あと、いろんな作品でドラゴンや神様がヒロインになっているものがありますが、寿命が違えば価値観も違う、でもその中で分かりあっていくような描写が好きです。スカディは人間好きが理由で竜人になったということもあって、分かり合った結果を体現しているように感じられて特にグッときました。寿命の長さが違うというのも、人外好きな人たちにとっては魅力の一つでもありますね。たとえば両想いになって結ばれても、片方は生きていて片方は死んでしまう、というのは物語の構造的にとても心に刺さります。『モン医者』でもドラゴンは長寿ですし、神様的な人外系はそういう展開が多くなるので好きですね。

──ドラゴンは卵生で排卵もあるとの設定ですが、竜人になっているスカディも排卵をするのでしょうか?

折口そうですね。たぶん卵生のままで……そこは体を作り変える意味が特に無いので変わらないです。他人には見せないだけで、数年ごとに排卵しているはずです。

卵のサイズは身体に合わせて変わっているのでしょうか?

折口スカディの身体がドラゴンの頃よりだいぶ小さくなっているので、それに合わせて卵の大きさも変わっていると思います。

スカディ(ドラゴン)設定 <CV 種﨑敦美>

ドラゴン
分布:世界各地(ただし現存数は少数)
別名:龍、竜など。
分類:竜綱・竜目・ファイアードラゴン科・ファイアードラゴン
食性:肉のほか、肉体の維持のために特定の鉱物あるいは毒物(ヒ素、硫黄など)
主な職業:基本的に人間や魔族社会に関与しない(スカディは例外)

概要:
・世界を支配すると自負する竜の一族。強大な力と知性をもち、ある種の魔術的な力も操る。
・長い寿命をもつ。
・繁殖を重ねて進化していくのではなく、周囲の環境に合わせて体を進化させるという独自の能力を持つ。長寿命もあって頻繁な繁殖は必要としない。
・竜人としての姿になっただけで病弱になることはないが、寿命はドラゴンの場合よりいささか短くなる(それでも1000年近い)
・長い寿命と、他種を超越する力から、無意識に超然とした態度をとる。人に近しいスカディでさえその傾向があるので、他のドラゴンは完全に他種を見下してはばからない。
・ウロコや内臓には、食べた鉱物の成分が含まれているため、非常に頑健。しかしウロコの隙間は、ちょっと丈夫な皮膚程度である。
・尻尾は長く大きい。スカディも尻尾で体のバランスをとっている。
・変温動物の特徴を持ってはいるが、体内で常にガスを燃やしており、高温を維持している。その熱でもって季節や気候を問わず活動をするこができる。
・脱皮はするが、ラミアのように丸ごと脱ぐわけではなく部分的に脱ぎ変わっていく。
・排卵もあるが数年に一度ほど。ドラゴンの卵は超貴重。
・基本的に種族を通して好戦的かつプライドが高い。
・宝石を集める習性がある(鉱物を食する特性からキラキラした宝石などを求める=食欲とコレクション欲が混ざり合っている)

亜種・個体差:
火竜は体内に硫黄や毒物を取り込めるように進化した。また鉱物を食し、それによって内臓をコーティングして体内ガスから身を守る。吐き出したガスに着火することで炎のブレスを吐く。
・毒竜は沼地や洞窟に適応した形態。翼や手足、場合によっては目なども退化する。火竜のように火をつけるのではなく、体内ガスをそのまま吐き出す。それが人間や他生物にとって有毒である。
・水竜は海中に特化する。翼はヒレのように扱う。この場合は鉱物や毒物などは摂取せず、魚やイルカなどが主食となる。
・飛竜は空を飛べる竜に対する俗称であり、種族としての分類ではない。主に火竜が飛行能力を獲得することが多い。また、竜は他の生物の気配を嫌う(体が適応してしまうため)ので、他の生物がいない高空を好む傾向がある。
・ごくまれに人や魔族に近くなりすぎた竜が、竜人としての形態を獲得することがある(スカディのこと)。食性や嗜好は大きくは変わらないが、体が小さくなることにより発揮できる力も減る。

スカディについて:
・竜種の中では温和、平和主義、人間好きと、ユニークな性格。人間好きまではともかく、それが高じて竜人に変わってしまうのはスカディくらいのもの。
・体が小柄なのは他種族を怖がらせたくないため、あえてそのように指向した。
・平和主義ではあるが、ドラゴンらしく競争は好き。闘技場観戦も大好き。

<放送情報>

【症例11 リンド・ヴルム大手術 放送日時】
TOKYO MX:9月20日(日)23:00〜
サンテレビ:9月20日(日)23:30〜
KBS 京都:9月20日(日)23:00〜
BS11:9月22日(火)24:30〜
AT-X:9月24日(木)23:00~(リピート放送:毎週土曜15:00~/毎週水曜7:00~)
※放送日時は予告なく変更となる場合がございます。


モンスター娘のお医者さん 公式サイト
https://mon-isha-anime.com/

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