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モン娘生態図鑑【第6回 アラクネ編】折口良乃先生×谷P解説対談[モンスター娘のお医者さん V-STORAGE出張診療所]

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『モンスター娘のお医者さん』に登場する「モンスター娘」を徹底解説!  折口良乃先生(原作者)と「モンスター娘」を愛し過ぎている(?)谷プロデューサー(本作アニメプロデューサー/東京農業大学 畜産学科出身)の対談形式でお届けします。第6回はアラーニャの種族“アラクネ編” です。設定の裏話や想いを是非ご覧ください。 ※一部ネタバレを含む場合がございますので、あらかじめご了承ください。

折口良乃先生×谷プロデューサー解説対談

──本作のアラクネという種族について、設定のポイントはどこにありますか?

折口この世界におけるアラクネは、上半身に手が2対4本ある、いわゆる多腕キャラになっています。そこがこだわったポイントになりますね。

アラクネは日本的に考えると女郎蜘蛛(絡新婦)という妖怪だったりするので、実は日本人としてはなじみ深い……とまでは言わないものの、全く知らない存在ではないんですよね。でも多腕というのは、『モン医者』だけのものではないかもしれませんがかなり珍しい設定だと思います。アラクネといえば2本の腕があって、肢が3対6本になっている作品が多いと思うのですが、『モン医者』のアラクネではクモの「触肢」(※1 口の周りにある2対の付属肢)部分が腕になったという設定です。

折口そうですね。クモは口の周りに2対の触肢を持っているのですが、これは感覚器官でありながら食事の補助もする腕のようなもので。それが発達してアラクネの腕になったという設定です。上の腕はいわゆる普通の人間の手で、下の腕が触肢の発達したものですね。私個人としては多腕キャラが好きなので、そこがとても良いなと自画自賛をしています(笑)。

──お2人は本作の「アラクネ」という種族の魅力はどこにあると思いますか?

やはり触肢が発達して腕になったという多腕の設定は独特で魅力的ですよね。クモがモンスター娘として進化していったらたしかにこうなるんじゃないか、と思わせてくれるのが面白いです。

折口やはりクモといえば節足(※2 数個の関節から成る足。「関節肢」の別称)です。多腕に多足、モン娘好きにはとても刺さりますよね。ただ、アラクネは特に下半身の足を動かすのがアニメでは大変そうだなと……(笑)。

頑張って制作していただいています。

折口クモっていろいろな種類がいて、獲物を捕まえる時にどうするか、というのも異なるんですね。巣を作るタイプ(営巣種)と、毒で殺すタイプ(有毒種)と、動いて追いかけて捕まえるタイプ(移動種)、という感じです。アラーニャは動いて捕まえるタイプのクモで、タランチュラをモチーフにしています。だからアラーニャは結構ぴょんぴょん動くんです。

罠を作ったりはしていますが、いわゆるクモの巣を作らないのですよね。だから地面を駆けるのに適した足をしていて、ぴょんぴょん飛び跳ねられる、と。そのベースを知っていただくと「そういうことだったのか」と、より理解していただけるかと思います。

──アラーニャもタランチュラのような毒を持っているのでしょうか?

折口一般的にタランチュラと呼ばれる種類のクモは、猛毒を持っているイメージが定着していますが、実はそんなに強い毒を持っていないんです。人を毒殺するほどの力というか、毒性はなくて。アラーニャも同じですね。それが彼女の「悪ぶっているけれど実はいい人」という設定にも繋がっています。

アニメ後半、第11話あたりまで観てもらえるとアラーニャの二面性がしっかり描かれるので、ぜひ最後まで観てほしいですね。

アラーニャ(アラクネ)設定 <CV 嶋村 侑>

アラクネ
分布:大陸全土
別名:女郎蜘蛛、絡新婦(じょろうぐも)など。
分類:魔鋏角綱・アラクネ目・アラクネ科・アラクネ
食性:雑食。ただし硬いものは苦手。やわらかい食べ物や液体などを好む。
主な職業:服飾関係、狩り、見張り、工作兵、伝令など。その他器用かつ糸の応用性もあり、多彩な職業に就業可能。

概要:
・クモの特徴を持つ種族。
・生まれるのは女性のみであり、男性が生まれた場合は父親の種族に準じる。
・そのため、他種族の男性を生殖相手として捕まえることに積極的であり、自らの罠を使うことも辞さない(時折他種族と問題を起こす)
・生殖相手に選ばれた男性も愛情をもって関係を築けば、アラクネは献身的な妻、母になるとされる。
・子だくさんの傾向がある。
・卵生であるが、種族を問わず精を受けて腹部で卵を育成する。亜種によっては背中で赤ん坊を育てる種族も。
・手は2対4本。足は4対8本。そのうち、上半身にある1対の手は触肢であり、一見すると人間の腕のようだが、肢と同じく節がある。獲物を捕らえるために発達したもう一つの腕である。
・多くの魔族と同じく脱皮する。
・カフェインで酔っ払う。
・本種亜種問わずすべて有毒。しかし毒の程度はまちまちであり、他種族を傷つけられるほどの毒をもつのは一部の亜種のみである。
・糸は強靭であり、あらゆる行動を糸を使って器用にやってのける。
・糸で移動する。糸を支点にしてブランコのように移動する。
・上記の理由から、体積に対して体重は驚くほど軽い。
・クモに似た下半身は主に外骨格であり、軽くて丈夫。一方、腹部には糸を作り出す器官が詰まっており、裏からは筋組織、血管なども見える。
・寒さには弱い。
・器用な四本の手と、糸によって服飾関係の職で大成するものが多い。『荒絹縫製』は人魔問わず多く、その製品がアラクネ製だと知らぬまま(あるいは知っても知らぬフリをして)人間領で売る商売にも需要がある。

亜種・個体差:
・魔族の中では東にも多く生息している種族。絡新婦などと呼ばれ、とって食われると言われる(主に性的な意味で)
・アラーニャの母は多くの男を篭絡して、犯罪行為に手を染めていたが、むしろこれは種族全体で見ても例外的な行動である。不特定多数と関係を持つようなことを嫌うアラクネのほうが多い。
・糸の使い方、獲物の捕らえ方によって大別される。「営巣種」「移動種」「有毒種」の三種類。どれも糸や毒を用いて獲物、あるいは男を捕まえることに変わりはないが、得意分野が異なる。
・アラーニャは移動種に分類される。
・営巣種には小型なタイプが多い。糸で巣を作るほか、穴掘りが得意なものも。
・有毒種は色鮮やかな体色を持つものが多い。

アラーニャについて:
・アラクネの中でも特におしゃれ。爪に色を塗るなど見た目に対するこだわりが強い。
・母のせいでこじらせた寝取り趣味があった。
・酒好き。カフェインでも酔えるが、酔うことよりも、美味い東の酒の味を楽しむことを目的としている。
・デザインモチーフはタランチュラ(オオツチグモ科)
・イメージの着想として「タランチュラは毒グモとして知られているが実際に人を毒殺した例はない」という部分。

<放送情報>

【症例7 享楽のアラクネ 放送日時】
TOKYO MX:8月23日(日)23:00〜
サンテレビ:8月23日(日)23:30〜
KBS 京都:8月23日(日)23:00〜
BS11:8月25日(火)24:30〜
AT-X:8月27日(木)23:00~(リピート放送:毎週土曜15:00~/毎週水曜7:00~)
※放送日時は予告なく変更となる場合がございます。


モンスター娘のお医者さん 公式サイト
https://mon-isha-anime.com/

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