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「新婚旅行ハリケーン」DVD&ブルーレイ発売記念 野原しんのすけ役・小林由美子インタビュー[しんちゃん通信]

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ご存知、“嵐を呼ぶ5歳児”、野原しんのすけを演じる小林由美子さん。『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』が劇場版初出演となる小林さんにアフレコのことをたっぷりおうかがいしました。また、プライベートで2児の母親でもある小林さんが、同じ母親としてみさえを見て感じたこと、そして『新婚旅行ハリケーン』の思わぬ効用についても語っていただいています。

──『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』は、小林さんにとって初めての劇場版となります。アフレコはいかがでしたでしょうか?

小林アフレコ前は「しっかりやらなきゃ!」と緊張していたのですが、実際にアフレコに入ると「こんなに楽しいんだ!」って。長丁場ではあったのですが、本当にあっという間で、「あ、終わっちゃうんだ……」と思うぐらいでした。すごく楽しかったです。「こんな風に感じていいのかな?」と思ったほどでした(笑)。

たぶん、ガチガチだった私を見て、こおろぎ(さとみ)さんや(真柴)摩利さん達がすごく気を遣ってくださっていたと思います。居場所をつくってくれたんだな、と感謝しかありません。橋本(昌和)監督には以前もお世話になったことがありましたし、音響監督もいつもの方で、特に映画だからという特別な録り方はしなかったのも良かったと思います。

──小林さんにとって“ホーム”感があったんですね。ストーリーはいかがでしたか?

小林すごく面白かったです! 今回が父ちゃんと母ちゃんが中心の話で本当にラッキーだったな、と思いました。これまでの劇場版は、しんちゃんが嵐を巻き起こして、それにみんながついていったり巻き込まれたりする話が多かったのですが、今回は父ちゃんと母ちゃんが引っ張っていってくれるお話だったので、ずっと背中を見てついていけばよかったのがすごく救われました。「あ、この母ちゃんと父ちゃんから生まれたのがしんのすけなんだ。しんのすけはこうやって育っていったんだな」と肌で感じることができたので、こういうお話を1作目でいただけたのは本当にラッキーだったと思います。

──ならはしさん、森川さんからのアドバイスはありましたか?

小林それはなかったです。いつも通りのアフレコ風景という感じでしたね。あ、映画のアフレコのときはスタッフの方が特別なお茶を用意してくれるのですが、その説明をしていただきました(笑)。

──では、演じていて楽しかったシーンを教えて下さい。

小林しんちゃんとひろしのダンスシーンですね。「フーッ、フーッ」というアドリブは台本にはなかったのですが、曲を聴いていたら言いたくなっちゃって、父ちゃんも言いたくなったみたいで、実際に入れてみたら採用していただきました。臨場感のあるアフレコでしたね(笑)。

あと、初めての経験だったのですが、オーストラリアが舞台ということで、ビーチのシーンなどのガヤ(その他大勢の声)がほとんど英語だったんです。何を言っているのかわからないのですが、一気に「すごい! オーストラリアだ!」という感じでテンションが上がりました(笑)。ありえないことがいっぱい起こるお話ですが、そういう部分がリアルに作られているので、感情移入しやすかったですね。

みさえ母ちゃんに元気づけられています

──リアルといえば、今回はひまわりがいつもの劇場版に増してリアルだと感じました。

小林私が映画館で観ていたとき、ひまわりが水浸しになって泣くシーンで、「あれ? どこかで子どもが泣いている。怖いシーンだから泣いちゃったのかな?」と思ったんですよ。しばらしくて、「あ、ひまが泣いてるのか!」って(笑)。こおろぎさんはすごいですね。声帯がもう子どもなんですよ(笑)。

ひまわりって、大人たちの都合を一切考えずに自分の本能だけで生きているんですよね。だからこそ、世の中のお母さんたちはみさえ母ちゃんに思い入れがあると思います。「ああ、ここでウンチかぁー!」とか「ここでおっぱいかー!」とか(笑)。みなさん、どこかで経験なさっていることだと思いますし、そういう部分もすごくリアルでしたね。

──小林さんも子育てをされていますが、客観的に作品をご覧になったとき、みさえへの感情移入はありましたか?

小林この作品でも、テレビアニメでもそうですが、すごくみさえに励まされている自分がいるんです。ならはしさんもおっしゃっていますが、みさえって根底がすごく明るくて、能天気なんですよね。子育てって、ともすれば孤独になりがちで、思いつめてしまう場面がけっこうありますが、みさえは子どもに何か言われても、バーッと言い返して後腐れがないんです。見ていると心が軽くなりますね。みさえ母ちゃんのパワフルさと元気さには助けられていますし、元気づけられているお母さんは私以外にもいるんだろうな、と思います。

──この作品もまさにそうですが、けっして完璧な母親、父親というわけではないんですよね。

小林すごく頑張って子育てをしていますが、きれいごとだけ見せているわけじゃないんですよね。2人でケンカもしますし、しんのすけに何か言われたら「チッ」と舌打ちしたりする。子どもに目線を合わせて「そうじゃないんだよ」と諭すのではなく、父ちゃんも母ちゃんも1人の人間として子どもを育てているリアルな感じがあります。自分も「あるある!」と思いつつ、「みさえってそうやって考えるんだ! なるほどね。じゃ、たいしたことじゃないのかな」と思わせてもらったりすることもあったりするので、母ちゃんと父ちゃんはやっぱりすごいですね。

観終わった後、子どもも大人も優しくなれる映画

──この作品の中で、みさえとひろしのことを「すごいな!」と思ったシーンはありましたか?

小林映画だからこそなんですが、すっごい体力だな! と思いました(笑)。これぐらいの体力と気力とパワフルさがないと子育てしていけない! と元気づけられましたね。

あと、本当に2人がブレないところがすごいですね。ケンカをしたり、何か思うところがあったりしても、お互いに大事なものと守るべきものがブレないんです。ずっと一貫して「春日部にみんなで帰る!」と言い続けるんですよね。それは頼もしいな、って。だから、「父ちゃんと母ちゃんは何があっても守ってくれる存在」という絶対的な信頼が、しんのすけの根底にあるのだと思います。父ちゃんと母ちゃんが頑張っているのに、しんのすけがワチャワチャと邪魔をするのも信頼があるからこそなんです(笑)。

父ちゃんと母ちゃんは、お宝があっても、可愛い花嫁さんがいても、まったく目が眩まないんですよね。何がお宝なのか自分の中で確固たるものがある。作品を観て、あらためて嬉しくなりました。

──親として学ばないといけないなぁ……と思うことが多々ありますね(笑)。

小林いや、本当に! 映画を観終わった後、8歳の娘と2歳の息子にちょっと優しくなっていた自分がいました(笑)。うちの娘は、ひとこと言うとしんのすけ並に10何倍返ってくるんですよ。母親の矛盾点を聞き逃さないんです。「この前、ママが言ったことと違うじゃない!」「……ママはそんなこと言ったのも忘れていたよ」って(笑)。「その口、縫うよ!」なんて言うこともあるのですが、観終わった後は「もう、何でも言うこと聞いちゃう!」と心が広くなっていました(笑)。ただ、あっという間に元に戻ったので、また「クッ……」と思うことがあったら、DVDを観返そうと思います(笑)。

何より、一緒に作品を観て、子どもが笑っているところを見ると、親として嬉しくなりますね。子どもも何か感じるところがあるのか、ちょっといい子になったりするんです。『新婚旅行ハリケーン』は、子どもも大人も優しくなれる作品だと思います。

──最後に小林さんから『しんちゃん』ファンにメッセージをお願いします。

小林『しんちゃん』に参加させていただくということでガチガチだったのですが、私にとってこの作品が第1作だったのは本当に恵まれていたな、と思います。野原しんのすけの原点を、父ちゃんと母ちゃんを通して見ることができました。しんのすけの母ちゃんと父ちゃんへの信頼が、私のならはしさんと森川(智之)さんへの信頼とダブって、すごくのびのびとお芝居させていただけたと思います。

親子の絆、夫婦の絆、友達の絆など、どんな絆を持っている人が観ても、刺さるシーンがたくさんあると思います。アクションシーンも盛りだくさんなので、お子さんも間違いなく楽しめますし、お子さんを育てている方も、子どもに「このヤロー!」と思ったときはぜひ観返してみてください。

家でDVDを観ることは、映画館で観ることとはまた違った体験になると思います。お家でポップコーンとかを作って食べつつ、親子でコミュケーションを楽しみながら何度も観ていただけたら、これ以上嬉しいことはありません。ぜひぜひ楽しんでください。よろしくお願いします!

<Blu-ray&DVD情報>

『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』Blu-ray&DVD 2019年11月8日発売決定!

DVD&ブルーレイ 11月8日(金)発売

映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~
2019年11月8日発売
Blu-ray:¥4,800(税抜)/ DVD:¥3,800(税抜)

※レンタル DVD 同時発売
発売元:シンエイ動画 販売元:バンダイナムコアーツ

映画 クレヨンしんちゃん 公式サイト

バンダイナムコアーツ 『クレヨンしんちゃん』Blu-ray&DVDサイト

映画 クレヨンしんちゃんシリーズ 特集サイト 「しんちゃん通信」

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