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柔道から学んだ治療法と「道」の精神。井戸端の中心になる診療所を目指し、故郷で接骨院を開いた柔道家の院長。 さまた接骨院 院長 佐間田 仁[ガールズ&パンツァー 大洗女子学園掲示板]

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『ガールズ&パンツァー』の舞台・大洗で、より作品を身近に感じている方々に、作品と出会ったきっかけやエピソード、作品への思いなどを聞いていく『大洗町めぐり~大洗の今、そしてこれから~』。第21回はさまた接骨院 院長 佐間田 仁さんにお話を伺いました。

柔道から学んだ治療法と「道」の精神。井戸端の中心になる診療所を目指し、故郷で接骨院を開いた柔道家の院長。

──まずは接骨院を開院された経緯からお聞かせください。

自分は小学生から柔道をやっていて、怪我をする度に接骨院にお世話になっていたんですよ。やがて自分でも柔道の経験を活かして接骨院の先生になりたいと思い、専門学校で資格を取った後に独立して大洗に戻ってきました。そもそも柔道も接骨も古来武術の「柔術」から生まれたもので、相手を倒す「殺法」、人間を癒す「活法」から派生した技術なんです。ですから今も接骨院をやりながら柔道を続けています。

▲「さまた接骨院」住所:大洗町磯浜町146
診療時間:8時半~12時、14時~19時(土曜17時迄)/休診日:日曜祝日

──接骨院と整形外科の違いをお教えいただけますか?

接骨は血を見ずに治す「非観血的施術」と呼ばれる東洋医学で、整形外科は西洋医学であることが大きな違いだと思います。また整体師は資格がないので知識さえあればすぐ名乗れますが、僕の「柔道整復師」は国家資格という点も違いますね。

──診察に来る患者さんに多く見られる症状は何でしょう?

やはり怪我人が多いですね。僕は開業する前は東京の救急病院に務めていたのですが、そこでは多重事故による怪我など酷い症状が多かったんですよ。でも今のような田舎の小さな接骨院だと日常的な怪我が多いですね。タンスの角に足の小指をぶつけて骨折とか、階段から落ちて打撲とか。

──佐間田さんはどのような接骨院を目指されたのですか?

東京での修業時代、あるお医者さんが僕の患者さんとしていらっしゃったんです。その先生は自宅の庭に井戸を掘ったそうで、「消毒にしろ手を洗うにしろ水が必要だから、何が起きても対応できるようにした」と仰ったんです。その話を聞いて「ここに行けば何とかなる接骨院を作ろう」と考え、何があっても対応できるように井戸と太陽光パネルを設置しました。これからも地域の井戸端の中心にある接骨院になれるよう務めたいと思います。

──西住しほのキャラクターパネルが設置されていますが、パネルに纏わるエピソードがあればお聞かせください。

こちらからのリクエストではなく割り当てで届きました。観光協会の大里明君によると「高齢の利用者が多いので大人のキャラクターにしました」という事らしいです。それからはファンの方々が写真を撮りに来るようになりましたが、どの方も行儀が良く必ず一声掛けてから写真を撮られるんですよ。僕も手が空いたときはファンの方とお話をさせてもらっています。

──『ガールズ&パンツァー』ファン向けのサービスは何かされていますか?

町歩きで足が疲れたり、大きなリュックを背負って肩が張ったりといった理由でマッサージにいらっしゃるファンの方が多いんですよ。そこでボコの絵を使ったマッサージ室の診察券を作りました。僕らの業種は国の決まりでノベルティが作れないので。あと5月12日にウチのしほさんと大洗クリーニングさんの島田千代さんのパネルを並べて、母の日特別企画としてツーショット撮影会を開いたんですよ。予想以上のお客さんが来てくれて驚きました(笑)。

▲ボコの絵がデザインされた鍼灸マッサージ室の診察券。なお診察は予約優先なので希望者はホームページ(https://samata-bs.com/)か電話での予約をお薦めする。

──佐間田さんが最初に『ガルパン』をご覧になったのはいつ頃ですか?

放送が始まる前、自分は大洗町商工会の青年部副部長を務めていたんです。その定例会で常盤良彦先輩から「大洗を舞台にしたアニメが始まるから手伝ってね」と言われて存在を知りました。正直言うと最初は「でも先輩の頼みなら断れないなぁ」くらいの考えでした(笑)。ですから、ここまで盛り上がるなんて本当に予想外でしたね。

──実際に作品をご覧になった感想はいかがですか?

「戦車道」という柔道にも通ずる道の精神が描かれていることに感心しました。礼に始まり礼に終わるのは相手に敬意を払うからなんですよ。それは相手がいないと自分も成長しないからで、そう柔道で教わりながら自分は育ちました。ですから、その「競い合う相手でも互いに敬意を払う」という精神が描かれていて嬉しかったです。

──好きなチームはどこでしょう?

やはり、しほさんの娘が所属するあんこうチームですね。黒森峰女学園にも娘がいますが、完全勝利を目指す黒森峰よりも、皆で力を合わせて頑張る大洗女子学園の方が好きですね。

──『ガルパン』という作品の魅力は何だと思いますか?

スポ根物のような展開とか、普段アニメを見ない人でも分かりやすい内容になっているところですね。あと先ほどお話しした「道」の精神、助け合いの精神などが大洗の人たちにも受け入れられ、訪れるファンとの相乗効果も人気に結び付いたのだと思います。町の人たちが理解できないアニメだったら、ここまで繋がらなかったでしょうね。

──地元の方から見た大洗の魅力とは何でしょう?

僕は高校生くらいまで「大洗は何もない田舎町」だと思っていました。でも、いざ都会で暮らすと今度は無性に帰りたくなって、上京後10年で大洗に戻ってきたんですよ。そして水戸駅に降りたときはホッとしましたね(笑)。そんな「田舎感」と言いますか「帰れる場所」のような雰囲気が大洗にはあります。『ガルパン』ファンの方々も「また来るね」とか「来週(大洗に)帰ります」なんてツイートをされているので、田舎に帰るような気分で大洗に来てくださっているのだと思います。

──今後、さまた接骨院さんで予定されていることはありますか?

また何かしらやりたいですね。ウチだけでやるのは難しいですが、他のお母さんキャラクターのパネルが置かれたお店と何かコラボができればと思っています。

──では最後に次の取材相手のご紹介をお願いします。

同じ商店街の大先輩である丸五水産さんを紹介します。『ガルパン』以外にも色々なオリジナルグッズを出しています。自分は後輩なので商店街のイベントとかでは甘えさせてもらっていますが、「これからもよろしくお願いします」とお伝えください。

PROFILE

佐間田仁(さまた・じん)
11月15日生まれ、大洗出身。高校卒業後、専門学校に通うために上京。その後、東京都内の救急病院に10年勤務し、2006年に大洗町に帰省。さまた接骨院を開院し現在に至る。ちなみに好きな漫画は『柔道部物語』、好きなアニメは『ドラゴンボール』と『キン肉マン』とのこと。

<上映情報>


ガールズ&パンツァー 最終章 第2話
2019年6月15日(土)より絶賛劇場上映中!


<劇場本予告(60秒)公開中!>


<Blu-ray&DVD情報>


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ガールズ&パンツァー 最終章 公式サイト

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