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2020年3月27日『ワンパンマン SEASON 2』Blu-ray & DVD第6巻発売記念! ガロウ役・緑川 光 インタビュー [実録! ワンパンマン]全文掲載

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『ワンパンマン SEASON 2』Blu-ray & DVD第6巻(3月27日発売)でジャケットに登場するのはガロウ!今回はガロウ役の緑川光さんを迎えて、収録秘話を存分に語っていただいた。

ガロウ役で、いつもの自分の芝居とはまた違った一面を出せました

──まずは、『ワンパンマン』との出会いのエピソードからお聞かせください。

以前、インターネットで不意に「ジェノスは緑川光の声が合いそう」という意見を目にしたことがあったんです。まだキャストが決まる前だったと思うんですが“ジェノスって誰だろう?”と思って調べてみたら『ワンパンマン』に登場するキャラだった、というのが最初ですね。

──ジェノスが作品との出会いのきっかけだったんですか!

はい(笑)。後々考えると『新機動戦記ガンダムW』(1995年)で演じたヒイロ・ユイの冷徹でクールなイメージからジェノスって思ってくださった方もいるのかな、と納得したんですが。それと、古川(慎)くんの存在を同じくらいのタイミングで知ったんです。僕がきっかけで声優を目指したというエピソードが何かに掲載されるとかで、事務所にお問い合わせをいただいて。もちろん「いいですよ」とお返事したんですが、その彼が『ワンパンマン』で主役をやるんだと知り、間接的ではありましたが彼の活躍を嬉しく思ったのを覚えています。

──共演してみての古川さんの印象は?

想像以上に僕のことに詳しくて嬉しかったですね。“そんなことまで知ってるの!?”ってくらい(笑)。ただ、ガロウを演じる上では、僕に憧れてくれてこの世界を目指した古川くんのことが頭にあったので、先輩としてマイナスの印象を抱かせちゃいけない、というプレッシャーも大きかったです。古川くんから「格好良かったです!」って言ってもらうと、 “もっと頑張んなきゃ”って思いますよね。

──プレッシャーもあり掻き立てられる現場だったんですね。

与えてくださった役を全うしなきゃという想いはもちろんですが、先輩としてカッコいい面を見せたい、というのも当然ありますから。振り返ってみるといい刺激をもらいながら演じられたと思います。

──ガロウの第一印象はいかがでしたか?

ガロウは子供に対しては無邪気で優しい面もあって魅力的なキャラクター。しっかり演じきることができれば本当にいいキャラになるだろうなと感じましたが、演じる前はとても不安でした。ガロウは今の僕にできるのか…と思ったのが最初の感想ですね。僕としては、もう年齢的には激しいバトルを繰り広げるような役は求められていないだろうと思っていたので。でも、“なんで自分にオファーを頂いたんだろう?”という役がいい出会いになったりもしますし、不安と緊張がありつつも楽しみでした。
ただアフレコって、何年やっていてもやっぱり不安なんですよね。年齢を重ねるとコンディションという問題もありますから。ガロウを演じる上で、コンディションをキープするということには特に神経を遣いました。

──では、印象的なシーンについてもお聞かせください。

やはり最後の2話にわたるバトルシーンですね。もちろん他にも印象的なシーンはありますが“この終盤はいい仕事をしないとダメだよ、緑川光!”と強く感じていたシーンでしたから。ラストに向けて徐々に盛り上がっていかなくてはいけないけど、ガロウは終わりの見えないバトルで間違いなく弱っていく…そのさじ加減には気を遣いました。ただ、あんなに沢山の人と戦い続けて、なお話数をまたぐという経験は、おそらくこれまでになかったと思います。“これまでさんざん戦ったけど、まだ終わんないんだ!”って僕も感じていました(笑)。

第2期 #23「それぞれの矜持」より

第2期 #24「弟子の尻拭い」より

──あのガロウの息切れは緑川さんのもの、でもあるんでしょうか?

そうだったかもしれませんね(笑)。でも昔を思い返してみると、かつては前もって映像をチェックするなんてことはできなくて、事前に準備できないまま現場に入ることも多かったので、その点今はお芝居のプランも立てやすく、緊張感も軽減できたと思います。終盤はコンディションも良くて、自分のやりたい演技プラン通りに演じられたと思います。

──その演技プラン…ガロウ役で工夫された点について詳しくお聞かせくださいませんか?

おもに息のお芝居ですね。最近、とある後輩たちと一緒に歌った歌で、多少強引でも気持ちを前面に押し出していく歌い方もあるんだなと感じたことがあったんです。ふだんは自分の中で計算をして“音色”をイメージしているのですが、その歌声を聞いたときにあえて音色を決めないで息の圧で演じる芝居も面白いんじゃないか、と。ガロウが疲れを見せるシーンでの苦しさや辛さ…音にならない声を息の圧だけで表現すれば、ガロウのワイルドな面を出せるんじゃないかと思ったんです。初めての試みだったので、いつもの自分の芝居とはまた違った部分を出せたじゃないかなと思います。

第2期 #23「それぞれの矜持」より

──ということは、その息のお芝居は、後輩の声優さんから学んだ…?

後輩から学ぶことは本当に多いです。若い頃に声が安定しない時期があったんですが、そのときに小西克幸くん(『ワンパンマン』ではタンクトップマスター役を担当)と出会って。彼は安定していいトーンの声を出すんですよ。それで僕も彼の声を意識しながら試行錯誤して、声が安定するポイントを見つけたんです。ただ、その発声にシフトすると明らかに声は安定するものの、どうしてもトーンが下がってしまう…。そこで、それまでの感情に任せて発声していた方法をやめました。今では、声を安定させつつ細かな調整をできるようになったので、お芝居の幅は広がったと感じています。僕は決して喉が強い方ではないので、もし若い頃の演じ方を続けていたら、声をつぶしていたかもしれないですね。そういえば、他の声優さんから良いところをどんどん取り入れる僕のスタンスって、何でも自分のバトルスタイルに取り入れていくガロウっぽい一面かも(笑)。

──確かに!

ガロウが昔の自分を呼び覚ましてくれたように思います

──ガロウを演じてみて、改めて発見などはありましたか?

“このキャラはこういう声を出すだろうな”という固定観念に囚われすぎていたことでしょうか。今年の春に地元・栃木のアニメイベントに出演させていただいて、講師陣として出演されていたちばてつや先生とお話する機会があったんです。僕は子供の頃、『あしたのジョー』(1970年)が好きで、矢吹ジョーを演じたあおい輝彦さんの声も好きで。ちば先生に、“ジョーの声はとても色っぽくて好きなんです”ってお話をさせていただいたんですね。そのときにふと思ったのが、普通に考えたらジョーってワイルドな声のイメージだけど、あおいさんの艶っぽい声がピッタリで、試合で戦うシーンは荒々しいけど子どもたちと遊ぶときは優しいお兄ちゃんの声なんですよ。僕は自分の声はどちらかというと艶っぽい方のカテゴリーだと思うので、ガロウのワイルドなイメージとは合わないかも…と感じていたんですが、バトルでは荒々しいけど、子どもには優しくて愛らしさも見せるガロウとジョーって共通点があるなと思えたとき、自分の中で迷いがなくなりました。

第2期 #15「狩りの始まり」より

──ジョーとガロウですか! 確かに!

それと、これは古川くんとも話したんですが、ガロウってキャラのタイプ的には僕のデビューの頃の作品『南国少年パプワくん』(1992年)のシンタローに近い感覚を覚えたんです。喜怒哀楽が激しい中でとにかく喋る感覚を思い出しましたね。バトルシーンで思い出したのは『スクライド』(2001年)での劉鳳。実は当時は、“『スクライド』で叫び納めになるかな”と考えていたんです。テストで声を張りすぎて本番で声が出なくなったこともあったりして。でも、今ならテクニックを使って叫ぶ芝居ができるんじゃないかってガロウ役に挑んだんです。久しぶりに声を張るお芝居ができたので、昔の自分を呼び覚ましてくれたような。そんな懐かしさと楽しさを感じながら演じることができましたね。

──『ワンパンマン』で緑川さんのお好きなキャラは?

やはりキングが面白すぎますよね。原作を読む前に登場キャラクターを見て、名前と見た目のインパクトから相当強ぇんだろうなって印象がものすごくあったんですよ。さらに声は安元(洋貴)くんですしね。そうしたらS級のあんな上位にいて大丈夫か!?ってキャラで(笑)。あの衝撃は忘れられないです。安元くんもキングのような芝居を求められることは少ないだろうから、楽しそうでしたよ。「サイタマ氏ぃ⤴」ってね(笑)。

第2期 #22「正義の包囲網」より

──では最後に、作品の魅力をお聞かせください。

シリアスとコメディのバランスが絶妙ですよね。ハードな戦いを展開している一方で、笑いがあって。ガロウにしたって、カツラを買いにきたサイタマに瞬殺されたかと思えば、終盤は何人もの相手に壮絶なバトルを展開するなんて、同じ作品とは思えない(笑)。『ワンパンマン』のバランスって他の作品ではなかなか出せないと思います。いつか、サイタマがピンチになる展開があったら胸熱ですよね。

──第2期は最終回を迎えましたが、ガロウの戦いもまだ終わっていませんね。

ええ。キングの行く末も気になるところですが(笑)、この先のガロウも演じてみたいですね。

PROFILE

緑川 光(みどりかわ ひかる)
栃木県出身。青二プロダクション所属。主な出演作:『あんさんぶるスターズ!』天祥院英智役、『SSSS.GRIDMAN』グリッドマン役、『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』出水シンペイ役 など

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Blu-ray各7,000円(税抜)、DVD各6,000円(税抜)
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ワンパンマン SEASON 2 Blu-ray & DVD 第5巻
2020年 2月27日発売

<特装限定版>


▲特製ジャケット


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2020年 3月27日発売

<特装限定版>


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収 録:
Blu-ray BOX
本編全12話+OVA全6話+OVAコミックス同梱版+既存映像特典+既存音声特典+本編英語吹き替え版
602分(本編DISC:292分+特典DISC:310分)/DISC4枚組

DVD BOX
本編全12話+OVA全6話+OVAコミックス同梱版+本編英語吹き替え版
389分(本編DISC:292分+特典DISC:97分)/DISC4枚組

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