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「マクロスゼロ」アフレコ潜入レポート
場所:アオイスタジオ
取材ゲスト
工藤シン役/鈴村健一(すずむら けんいち)
サラ・ノーム/小林沙苗(こばやし さなえ)
マオ・ノーム/南里侑香(なんり ゆうか)
アリエス・ターナー/進藤尚美(しんどう なおみ)
監督/河森正治(かわもり しょうじ)
集合写真
 
Q1:役どころを教えてください
<鈴村健一>
シンは、統合軍のエースパイロット。
若くしてエースパイロットとなったために、プライドが高いんです。人と交流するのもどちらかというと苦手なタイプですね。ある種、冷めています。
でも、戦闘中、不時着したマヤン島でサラやマオといった人たちとの出会い
によって、だんだんとその心が動いていくんです。
そこが僕のテーマであるので、頑張っていきたいですね。

<小林沙苗>
サラは、今回の舞台となりますマヤン島の神官の巫女さんなんです。、
そして、島の伝統を守っていかなければいけない立場のせいか、
最初、シンに対して、“島を汚す人間”として突き放した態度で接しています。
でも、本当は他の文化にはとても興味を持ってるんです。でも、巫女という立場のせいで
自分を押し殺してしまっているんです。自然を愛する本当はいい娘なんですよ。
このシンとの出会いによって、本当のサラの心のままに生活していけるように
なっていけたらいいなとうれしいなと思ってます。

<南里侑香>
マオは、とにかくおてんばなんです。お姉ちゃんと同じように自然と感応できるらしいんです。でも、お姉ちゃんとは正反対で、いつも「こんな島飛び出してやるっ!」って言ってるんですよ。そのせいか、シンに対しても興味をもってしまって、恋をしてしまうんです。かわいい女の子なんだけど、おしゃまなところもあるのがマオちゃんです。

<進藤尚美>
アリエスは学者さんで、空母アスカに乗り込んで島に眠ってるといわれる“何か”を解明するため、頑張っています。実は大学時代にロイ・フォッカーと同じゼミにいて。ロイの先輩だったんですが、実はちょっとした関係だったそうなんです。で、今はアリエスがふったとも言われてますし、ロイがふったとも言われてるんですが、河森監督いわく微妙な関係らしいです(笑)。でも、この空母アスカでばったり再会するんです。これから先どうなっていくかはまだ分かりませんが、くっついてくれるといいですね。

Q2:マクロスという作品に関しては?
<鈴村健一>
実はかなり特別な想いがあるんですよ。僕は「マクロス7」という作品が初のデビュー作品なんです。新人パイロット役だったんですが…、今回はエースパイロットということで成長しました(笑)。すごくうれしいし、再会できたことが何よりすぎと思いました。
当時観ていたときの感想は…まだ子供だったので一条輝とミンメイのキスシーンなんて、ドキドキしちゃいました。

<小林沙苗>
わたしは「マクロス7」で初めて「マクロス」の作品と出会ったんです。その後、河森監督にこの「マクロスゼロ」が始まる前に、いろいろと歴史を教えていただいたんです。
戦闘機で戦うっていうのもそうなんですが、人と人との物語が観ていてすごいな~って思って、わたしが演じるんだって思ったら緊張してしまってます。

<南里侑香>
わたしも小林さんと同じように「マクロス」を最近見ました。もう、とにかくかっこいいの一言で、こんな作品に出られることがうれしくて、でも、偉大な作品だから、緊張しています。

<進藤尚美>
やっぱり当時観ていたロイ・フォッカーと演じるって聞いてビックリしました。子供の頃に見たときは、怖いな~ってイメージがあったんですが、大人になるといい男だなって。
物語の中で“モノ”にできるといいですね(笑)。


Q3:演じてみて難しかったところとこれからの見所を教えてください
<鈴村健一>
サラやマオとの距離感ですかね…、変わっていければいいですね。シンと島の住民とのあいだには壁があるので…、いつかあの島にとってのバクテリアになるか、善玉菌になるか分かりませんが、善玉菌になれればいいですね(笑)。

<小林沙苗>
台本に“おごそこかな声”って書いてあって、どんな声なんだろうって悩みました。1話目では、シンに対して冷たい態度を取るんですが、あまりキツくならないようにとか、だんだん距離が近づいている感じを観てほしいですね。

<南里侑香>
自分の中にはない、マオちゃんのちゃきちゃきした感じっていうのが、苦労しました(笑)。
マオもお姉ちゃんと同じように、心がだんだん変わっていくので、そこを観てほしいです。

<進藤尚美>
何せ学者さんなもので、専門用語が出てきて、これからも出てくるのかなぁって不安です
(笑)。すごい練習して、今知ったんじゃなくて、あたり前のようにしゃべれるように、意味も理解しよと頑張ります。

Q4:今日の感想と、ずばり見所を監督からお願いします
<河森正治>
もともと「マクロス」っていうのはカルチャーショックって言いいますが、異文化…“異質”なものが接して何かが起きるっていうのを1つのキーにしているんですが、
今日のアフレコで、シンやサラ、マオたちの文化もそうだし、会話がすれ違ってるんですよ、でもときどき触れ合うときがあって、まさに“異質”なものが接して変化するというところが聞いてて楽しかったですね。

チャレンジですね。当時ではあやふやで描けなかったものを、今改めて思い直して、今だからできる「マクロス」っていうのがあるのでは?
空戦シーンにしても、ただ戦ってるだけじゃなくて、もっと心理的なかけひきみたいなものを描いていきたいです。
「マクロスゼロ」では原点へ還るということで、これまでの「マクロス」ではバルキリーは変形するのがあたりまえでスタートしたんですが、変化とか、姿を変えていくっていうころでもいろんな変化があるのでは?と思い、もう一度立ち返ろうと思ってるんです。