用語集

あ行

天之御中主神
あめのみなかぬしのかみ
『古事記』における最初の神。すぐにその姿を隠したと記述があるのみで、謎に包まれた存在である。
妖とカミ
あやかしとかみ
妖とカミは表裏一体のものである。
カミは妖怪へと堕ち、妖怪はカミへと変わることができる。
異界
いかい
宝具の封印周辺に広がる森は人を拒む結界となっている。
人間の世を逸脱し、カミの世に近い場所。
狗神の社
いぬがみのやしろ
犬戒家と繋がりの深い神社。
密教系の古神道に属しており、犬戒慎司はそこで霊力をつける修行をしていた。
岩壁
いわかべ
宝具の封印域の一つ。
そびえる岩壁の中に祠(ほこら)があり、そこに宝具は納められている。
うつつ
カミの世に対する、人間の住む世界。
カミの世は人の世と隣り合わせにあり、その境界は時に曖昧となる。
腕輪
うでわ
宝具のうちの一つ。
初代玉依姫の装身具。身に付けるものに力を付与する。
厭魅
えんみ
いわゆる呪いのワラ人形。
平安時代に一般に広まったとされる。元は陰陽道の渡来する以前の呪術。
逢魔ヶ時
おうまがとき
昼から夜に移る夕刻は彼我(かが)の世の交わる境界。
カミが人の世に迷い、人がカミの世に迷う。
大岩
おおいわ
宝具の封印域の一つ。
日本には巨石を岩座(いわくら)と呼び、神の降りる所とする巨石信仰がある。
尾崎斬九浪
おざきざんくろう
拓磨が夢中の定番時代劇。
諸国を漫遊し続ける主人公。
オニ
おに
鬼斬丸の憎悪を受け、妖(あやかし)に堕ちたカミ。
カミは万物に宿るため、オニもあらゆる場所から出現する。
鬼斬丸
おにきりまる
解放されればカミと人の世のバランスを崩し、世に終わりをもたらす。
今、その封印は弱まり続けている。
オボレガミ
おぼれがみ
祀られなくなったカミが妖怪化したもの。
オボレガミはその存在を人に気づかせようと、災厄を与える。
陰陽道
おんみょうどう
万物を陰と陽、木火土金水の五行で表す理論を中心に、様々な呪術、占術を取り込んで発展した科学・呪術体系。