レポート | TIGER & BUNNY

タイバニサウンドを満喫!『THE SOUND OF TIGER & BUNNY 2016』スペシャルコンサートレポート

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大ヒットアニメ『TIGER & BUNNY』の放送5周年企画として、『TIGER & BUNNY』の劇中音楽をオーケストラ&バンドによる生演奏で楽しめるスペシャルコンサート『THE SOUND OF TIGER & BUNNY 2016』が、2016年8月11日・12日の2日間、東京国際フォーラム ホールAにて開催された。前年に引き続き第2弾となる本公演は、本作の音楽を担当した池頼広さんとTVシリーズ監督を務めたさとうけいいちさんによるトークコーナーや、2012年に行われた舞台『TIGER & BUNNY THE LIVE』が再現されたスペシャルヒーローショーなど盛りだくさんのプログラムに。V-STORAGE onlineでは、12日に行われた夜の部をレポートする。

新しい試みに期待が膨らむワクワクの第1部!

再びあの極上の音空間を体験できるとあって、コンサートの開催を待ちわびていた多くのファンが会場へと駆けつけた。オーケストラコンサートということもあり、中には美しくドレスアップしたファンもいて、華やいだ雰囲気が会場を包んでいた。作品の主要キャラクターが観客に話しかける演出で開演前から盛り上がりを見せる中、司会進行役の彩夏涼さんと高橋光さんがステージに登場。彩夏さんは『TIGER & BUNNY THE LIVE』で演じたアニエス・ジュベールをイメージした真っ赤なドレスに身を包み、舞台に花を添えていた。

コンサートは2部構成で行われ、第1部は「The Hero of Heroes」から始まり、「TIGER & BUNNY」「The Rising Flash II」など池さんの軽快なトークを挟みながら10曲が初めに演奏された。そして第1部の見どころとなる日替わり楽曲コーナー“Special Piece of the Day”では、「Hero's Morning」「Welcome Bar I」「Hero's Bar」「Skating Rink」の4曲がジャズ・アレンジで演奏され、アコースティック・ギターとピアノが織りなすハーモニーに観客たちは聴き惚れていた。次の“THE LIVE”コーナーでは『TIGER & BUNNY THE LIVE』をフィーチャーし、ヒーロースーツに身を包んだワイルドタイガー、バーナビー・ブルックス Jr.、スカイハイが登場。長い爪で攻撃してくる悪役を倒すスペシャルヒーローショーが、シュテルンビルトオーケストラ&バンドによる「Kotetsu」「Power for the Future」の生演奏に合わせて展開され、会場は興奮に包まれた。そんなファンを喜ばせる内容盛りだくさんの第1部を締め括るのは「オリオンをなぞる Band Ver.」。観客たちが総立ちとなり、一緒に歌って踊って、大盛り上がりで計19曲が演奏された。

ヒーローたちが観客を救う!? 白熱の第2部!

第2部が始まると、観客席1階の左右にワイルドタイガーとバーナビー・ブルックス Jr.が、2階にはスカイハイが「シュテルンビルト市民のみなさんを守る」と会場の見回りを開始。そこへ、池さんが小太鼓を叩きながら観客席の通路から登場。行進しながら見事なドラムロールを披露した。予測できない展開が続く中、先ほどの悪役が再び現れ、池さんを襲おうとする。ワイルドタイガーたちが間一髪のところで池さんを救うも「さっきよりも強くなっている…」とヒーローたちがピンチに追い込まれてしまう。勢いを増した悪役にヒーローたちは大苦戦、会場は緊張感に包まれる。そんな中、司会進行役の彩夏さんと高橋さんが「会場のみなさんの応援が必要です」と呼びかけ、会場が一体となり「タイガー!バーナビー!スカイハイ!」と声援を送った。その声援により復活したヒーローたちが悪役を倒し、観客を救ってくれた。

盛り上がりは最高潮! 圧巻のステージに大満足!!

大歓声に送られヒーローたちが去った後は、第2部の見どころとなる、池さんとさとうけいいち監督のトークコーナーがスタート。ここでは公式HPで事前に募集されていた演奏して欲しい曲のアンケート結果が発表された。第6位にランクインした「HEROES N.C.1978」について、さとう監督も「思い入れのある一曲」とコメント。それに対し池さんが「この曲長いですよね、8分もあるんですよ。収録に4時間かかったんです」と裏話を披露。また、第1位となった「夏の恋はお疲れサマー」についての話になると、池さんが「発注内容と違うと、さとう監督は怒っていたんです」と明かした。それに対し、さとう監督は「第1位という結果を見ると、これもまた僕が悪いですね(笑)」と語るなど、終始笑顔に溢れたれトークショーとなった。再び演奏へ戻ると、和やかムードだった会場の雰囲気が一変。ヒーローたちとジェイクの戦いの映像がスクリーンに流れ、「Light and Shadow」「Barnaby」「March of Uroboros」など、『TIGER & BUNNY』の世界観とクールな“タイバニサウンド”が思う存分味わえる構成となっていた。そんな第2部の最後の曲「HEROES N.C.1978」の8分間に及ぶ演奏は圧巻そのもので、計13曲が演奏された。

さらに、アンコールではヒーローの3人が再登場し、リクエスト第1位に輝いた「夏の恋はお疲れサマー」の生演奏をバックにダンスを披露。オーケストラの方々も色とりどりのペンライトを振るなどして会場を盛り上げていた。フィナーレでは、悪役が会場を駆けまわり、ヒーローたちがギターやタンバリンを手にパフォーマンスするなど、このイベントならではの演出に、会場のテンションは最高潮に。『TIGER & BUNNY』の劇中音楽を存分に堪能することができたスペシャルコンサートは大きな感動に包まれたまま幕を閉じた。


<Blu-ray発売情報>
THE SOUND OF TIGER & BUNNY 2016
2017年1月27日発売
Blu-ray:¥5,800(税抜)


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TIGER & BUNNY 公式サイト

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