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『未来少年コナン』上映など 大塚康生 追悼企画決定!進化する TAAF2022 ~映画祭を彩る招待作品の発表~ 第二弾チケット好評発売中‼

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この度、東京アニメアワードフェスティバル実行委員会及び一般社団法人日本動画協会は、国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル 2022 (TAAF2022)」を2022年3月11日(金)から3月14日(月)までの4日間、池袋にて開催します。現在、TAAF2022 の招待作品のチケットが好評発売中です。

大塚康生追悼企画

アニメーター・大塚康生さんが、昨年、89 歳の生涯を閉じました。
日本のアニメーションを牽引して来た、たぐいまれなるアニメーション表現力と誰からも慕われる人柄で公私ともに後を行く者たちの道しるべとなってきた方です。TAAF2022 では大塚さんを偲び<大塚康生追悼企画>として、代表作『未来少年コナン』の上映と、多くの人に慕われ続ける大塚さんの魅力に迫るトークショーの2プログラムを開催いたします。


1996 年 ご自宅にて(撮影:叶精二)

『未来少年コナン』ー大塚康生のアニメーションは、何故私たちを魅了し続けるのかー

大塚康生のアニメーションが、私たちを魅了し続けるのは、動きのダイナミズムにあります。それを余すところなく伝えているのが『未来少年コナン』です。宮崎駿は、初めての監督を本作品にて引き受け るにあたり、この時他社の役員であり、先輩でもある大塚が作画監督でなければだめだと指名しました。二人のフルスロットルで走る躍動感が本作品には溢れています。
この作品に魅了されたゲストを迎えてのトークと共にお楽しみください。

・日時:3月12日(土)15:00〜16:30
・会場:池袋シネマ・ロサ
・上映作品:『未来少年コナン』第2話、第3話
・登壇:井上俊之(アニメーター)
叶精二(映像研究家/亜細亜大学・大正大学・女子美術大学・東京工学院講師)
竹内孝次(TAAF フェスティバルディレクター)
・料金:1,200円 ※一般・学生以下共通/当日券は200円増し
※チケット購入・詳細は公式ホームページをご覧下さい。

『未来少年コナン』
(1978年/29分 x 26話/監督:宮崎駿/原作者:アレグザンダー・ケイ)

第2話「旅立ち」


©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.

第3話「はじめての仲間」


©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.

(あらすじ)
磁力兵器を使った最終戦争が起こり、地球の地軸は狂い地震や大津波が襲って来て、長い間栄えてきた文明はいっぺんに崩れ、世界中のほとんどの人間は死んでしまいました。それから20年後、コナンがおじいと孤島で暮らしていたところへ、一人の少女が流れ着きます。それまでは地球に生き残っていたのは自分たちだけだと思っていたので二人は大喜びしますが、そこへ科学都市インダストリアからモンスリーたちがやって来て少女ラナを連れ去ります。その時の争いでおじいは亡くなってしまいました。悲しみを乗り越え、コナンはラナを救うため旅立ちます!

ー大塚さんを語り尽くすー

本映画祭では大塚康生さんを、敢えて「アニメーター」として紹介している。それは2002年文化庁長官賞を受賞する際に肩書を問われ、大塚さんが自ら「アニメーターとして受賞したい」と伝えていたことによる。ちなみに、その年の厚労省の職業欄に「アニメーター」が新設されたのは、大塚さんの影響によると私は信じている。
アニメーターにとどまらず、演出、プロデューサーの能力も発揮し、更に作品制作だけでなく、翻訳、アニメーション技術の研究を独自に行い、教育者、人材育成者としての顔も併せ持ち、更にジープや フィギュアと趣味人であったことも疑いない。
本企画で大塚康生さんという人物のひとと偉業を解き明かして行きたい。
―フェスティバルディレクター 竹内孝次

・日時:3月13日(日)17:30~20:30
・会場:としま区民センター6階 601・602会議室
・登壇:富沢信雄(アニメーション演出/アニメーター)友永和秀(アニメーター)

・料金:無料
※お申込み・詳細は公式ホームページをご覧下さい


東映動画にて『太陽の王子 ホルスの大冒険』制作の頃(ご家族提供)

アニメ功労部門顕彰記念 『ピカドン』&『おこんじょうるり』 無料上映

木下小夜子さんと保坂純子さんのアニメ功労部門顕彰を記念して、『ピカドン』と『おこんじょうるり』を同時上映します。日本のアニメーション文化の振興に大きく寄与されたお二方のご功績を感じられる貴重な上映です。

・日時:3月12日(土)18:40~19:10
・会場:Mixalive TOKYO Hall Mixa
・料金:無料
※このプログラムは登壇はございません。上映のみです。
※チケット購入・詳細は公式ホームページをご覧下さい

『おこんじょうるり』
(1982年/26分/脚本・演出:岡本 忠成)


©株式会社桜映画社・株式会社エコー


©株式会社桜映画社・株式会社エコー

(あらすじ)
東北のある村にイタコの婆さまがひとり住んでいた。ある夜、子供もおらず、もう半月もひとりで寝たきりになっている婆さまの家に、腹を減らした狐が山から迷い込んできた。力が衰えてしまった婆さまには狐を追い払う気力もない。それどころか今まで散々狐をいじめてきた罪滅ぼしにと、家中の食べ物を狐に食べさせようとするのだった。狐はその恩返しにと、浄瑠璃を歌い始める。

保坂 純子※故人
人形美術家

自由な発想で多彩な素材を駆使し、岡本忠成や眞賀里文子のアニメーションを支え続けた人形作家。人形アニメーションの発展を黎明期から支え、次代の才能を育てた。穏やかな人柄と笑顔で、多くの人々に慕われる存在だった。

『ピカドン』
(1978年/10分/監督:木下 蓮三)


©STUDIO LOTUS


©STUDIO LOTUS

(あらすじ)
1945年8月6日、午前8時15分、人々はその時の太陽の百倍の閃光を "ピカッ"と言い、続いて襲った衝撃波を "ドン" と呼んだ。原爆は今も多くの人々を苦しめ、その恐ろしさは計り知れない。当時の様子をできるだけ正確に再現したこの作品には、不幸な出来事が繰り返されないよう、平和への祈りが凝縮されている。広島の原爆を初めてアニメーションで描いた作品である。
この作品がきっかけとなり、制作から7年後の1985年、第1回広島国際アニメーションフェスティバルが実現されることとなった。

木下 小夜子
アニメーション作家・プロデューサー

夫の木下蓮三と自主制作した『MADE IN JAPAN』、『ピカドン』などの短編作品は世界中から評価をうけた。「広島アニメフェス」のディレクターを37年間務め、多彩かつ精力的に日本と世界のアニメーション文化振興に貢献した。

フランスの秀作アニメーション『ミューン 月の守護者の伝説』(原題:『Mune: Guardian of the Moon』)TAAF2022にて日本語吹き替え版を初披露!

TAAF2015のコンペティション部門・長編アニメーションで優秀賞を受賞した、『ミューン 月の守護者の伝説』(原題:『Mune: Guardian of the Moon』)がファンの熱い要望にて、7年越しに日本公開決定!TAAFに帰ってきました!!
TAAF2022にて、本作の日本語吹き替え版を初披露します!

『ミューン 月の守護者の伝説』日本語吹替え版 完成披露上映

・ 日時:3月11日(金)19:00~20:45
・ 会場:Mixalive TOKYO Hall Mixa
・ 登壇:日本語吹き替えキャスト (詳細は後日発表いたします!)
・ 料金:1,300円※一般・学生以下共通/当日券は200円増し

※チケット購入・詳細は公式ホームページをご覧下さい

『ミューン 月の守護者の伝説』(2014年/フランス/85分/監督:アレクサンドル・へボヤン、ブノワ・フィリポン)

(あらすじ)
空想の世界に暮らす、青白くいたずら好きな森の子、ミューン。ひょんなことから、夜を運び、夢の世界を守る『月の守護者』に選ばれたミューンだったが、何をするにも失敗ばかり。そしてとうとう月は失われ、太陽は冥界の王に盗まれてしまった。世界に昼と夜を取り戻すため、ミューンは太陽の守護者ソホーンと、か弱い蝋人形の少女グリムと共に旅に出る。
これは素晴らしい冒険を経て、ミューンが伝説の守護者となるまでの物語。

【新型コロナウイルス感染症拡大防止対策について】

東京アニメアワードフェスティバル2022は、東京都の「事業者向け感染拡大防止ガイドライン」及び全国興行生活衛生同業連合会の「映画館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」等を遵守し、新型コロナウイルス感染症対策を徹底して開催いたします。
新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、早めにお申込を締め切る場合がございます。また、人数を制限して実施する必要が生じた場合は、お申込みをキャンセルさせていただく場合がございます。大変申し訳ございませんが、ご了承ください。
各会場が新型コロナウイルス感染拡大防止のため実施している個別の対策や依頼事項がある場合は、併せてご協力いただきますようお願いいたします。
ご来場の皆様におかれましては、マスクの着用・検温・咳エチケットにご協力いただくとともに、厚生労働省の「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」のご活用をお願いいたします。
なお、感染状況により、開催内容が変更となる場合がございますので、予めご了承ください。

<東京アニメアワードフェスティバル 2022 開催概要>

■日程:2022年3月11日(金)〜3月14日(月)
■会場:東京・池袋
■主催:東京アニメアワードフェスティバル実行委員会、一般社団法人日本動画協会
■共催:東京都
■事務局:東京アニメアワードフェスティバル実行委員会事務局
(一般社団法人日本動画協会内)

■東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)とは

2022年で 9回目の開催となる 東京アニメアワードフェスティバルTAAF は 、 2002年より「東京国際アニメフェア」の一環として行われていた「東京アニメアワード」を独立・発展させた国際アニメーション映画祭です。本フェスティバルは、「次世代のアニメーション制作を担う人材の発掘・育成等を行い、東京のアニメーション文化と産業の発展・振興を図ること」及び「東京の魅力を発信し、東京の観光振興に資すること」を目的とし、『東京がアニメーションのハブになる』 を合言葉に、高いクオリティとオリジナリティに富む世界中の作品を東京で上映し、世界中のアニメーションを愛する人々との交流を図ること、クリエイターや観客に刺激と感動を提供すること、そしてその感動や刺激を糧にアニメーションの新たな波を東京から世界へ発信することを目指します。


©TAAFEC. All Rights Reserved.

■各アワードの紹介

◎コンペティション部門
広く国内外から、プロ・アマを問わず募集しています。60分以上の長編アニメーション、30分未満の短編アニメーションのそれぞれから「グランプリ」「優秀賞」他各賞を選出します。選考の柱となるのは、オリジナリティ、先進性、確かな技術、大衆性です。特に昨年度から短編部門内に創設された「学生賞」は、日本でアニメーションを学ぶ学生のための賞となります。会期中には劇場にて、ノミネート作品の数々を、国内外の制作者と共にお楽しみ頂けます。

◎アニメ オブ ザ イヤー部門
日本国内で上映・放送された作品の中から、アニメファンが選ぶ「アニメファン賞」、アニメ業界のプロが選ぶ『これは観ておきたい』と思う「作品賞」、『この人に注目してほしい』と思う「個人賞」が投票で選ばれます。

◎アニメ功労部門
アニメーション産業及び文化の発展に寄与した方々を顕彰するものです。アニメーションの技術、表現だけでなく、人材育成を含む教育活動、国際交流など、広くアニメーション産業の社会的地位の向上に貢献された方々に、この賞を贈呈いたします。


▼東京アニメアワードフェスティバル 公式サイト
 https://animefestival.jp/ja/

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