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『ガールズ&パンツァー 最終章』第3話 劇場上映記念インタビュー「BAR「どん底」のモデルとなったファン行きつけのお店」 正木光男 ドルフィン店主[ガールズ&パンツァー 大洗女子学園掲示板]

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『ガールズ&パンツァー』シリーズ最新作となる『ガールズ&パンツァー 最終章』第3話の劇場上映を記念して、第1話でサメさんチームの本拠地として初登場し、第3話で再登場するBAR「どん底」のモデルとなったお店、ドルフィンの店主を務める正木光男さんにお話を伺いました。

BAR「どん底」のモデルとなったファン行きつけのお店

──ドルフィンさんはいつから営業されているのですか?

今の店に移ってから15年になります。その前は大洗マリンタワーのちょっと上のあたりで30年ほどやってました。ですから計45年くらいになりますね。前はバーだったのですが移転してからスナックになりました。

──素人質問で恐縮ですが、バーとスナックはどう違うのでしょう?

大きな違いはありません。うちは以前、女性がお客さんの隣で接客する形式の店だったんです。そうすると風営法の許可がいります。営業も夜11時まで。ただ移転にともなってそうした接客方法をやめて、女性スタッフもカウンターで対面接客をするようにしました。

──こうしたお店をやろうと思われた理由は?

うーん、こういう店が好きだったからでしょうね。僕は歌も好きだし、昔はジュークボックスも置いていました。話題が出たからちょっと宣伝しますが、僕は実は歌手で自分の持ち歌もあるんです。ですから店のカラオケや音響設備には力を入れました。お客さんにいい気分で歌っていただきたいですからね。店内にはちゃんとステージも用意しています。店の正式な名前が「歌族ステージ ドルフィン」というくらいですから。

──「ドルフィン」というお店の名前の由来は?

やはり海が近いし、海といえばイルカというイメージだったからです。あと、『わんぱくフリッパー』という、イルカが活躍する海外ドラマがあったんですが、そのイメージも大きかったですね。

 

▲歌族ステージ ドルフィン
住所:〒311-1311 茨城県東茨城郡大洗町大貫町64-310
営業時間:PM19:30~AM01:00
定休日:日曜日

──お店の人気メニューは何でしょう?

各種カクテルです。オリジナルもあります。商売柄、研究して色々なカクテルを作りました。またファンの方からいただいたアイデアで作ったものもあります。レシピまでくださる方もいましたね(笑)。カクテル以外だと普通にウイスキーとか焼酎のボトルになります。昔は地元のおじさん、おばさんがメインのお客さんでしたから。でも以前とは客層がガラッと変わり、今は8割方『ガルパン』ファンのお客さんです。私が見たところだと年齢層も20から60歳くらいまでと幅広いですね。

──お客さんがよくリクエストするカラオケの定番曲は何でしょう?

普段は歌謡曲、演歌ですかね。『ガルパン』のお客さんが来るようになってからはアニメソングも増えました。『ガルパン』のお客さんは私の歌もよく歌ってくれるんですよ(笑)。

──どのような経緯で『ガルパン』を知りましたか?

最初は『ガルパン』のことを全く知らなかったのですが、『最終章』第1話に出ることが決まり、スタッフの方が取材に来たんですよ。そこで初めて接点が出来ました。取材に対しては気軽に「良いですよ」と言いましたが、まさかこんなに盛り上がるとは思いませんでしたね。やがて『最終章』第1話が公開されると大勢のファンが店に来たんですよ。そして皆が皆、写真を撮って行きました(笑)。

──実際に作品をご覧になっていかがですか?

半分わかって半分わからないような感じです。僕が子供の頃に観ていたアニメと違ってキャラが女性ばかりですからね。「あれ、男はいないの?」って思わず訊いたくらいです(笑)。ただサメさんチームの名前は何とか覚えました(笑)。

──『最終章』の第1話でお店が出た感想をお聞かせください。

なんか不思議な感じでしたね。再現度は8割くらいに感じましたが、描いた人はすごく上手いと思いました。けっこう細かいところまで描かれていましたからね。でも正直言うと、店よりも歌で有名になりたいです(笑)。

──お店の前にはカトラスのパネルがありますが、パネルに纏わるエピソードはありますか?

特にリクエストしたわけではありませんが、ウチに来るならカトラスかフリントだろうと予想はしていました。可能性としてはステージで歌っていたフリントだと思っていましたが、ファンの人たちは「やはりカウンターにいるカトラスですよ」と言って納得していましたね。

──正木さんからご覧になった『ガルパン』ファンの印象はいかがですか?

ビックリするくらい礼儀正しい方ばかりですね。皆さん紳士ですよ。僕もファンの人のファンになってしまうくらいです(笑)。僕のCDを買って「サインください」と言ってくれた方や、メジャー・デビューした時にお花を贈ってくれた方もいました。本当にありがたいです。あと僕、バイクや自転車が趣味なのですが『ガルパン』ファンにはバイクに詳しい方も多いんです。富山や大阪からバイクで来られた方もいましたからね。他に釣りやゴルフなど色々な趣味の人がいて、今度いっしょにゴルフに行く約束もしました(笑)。実は今ウチで働いているスタッフも大阪から来たファンの一人だったんです。「働かせてください」と言われてOKしました。

──ファン向けに何かサービスをされたことはありますか?

僕からの提案ではありませんが、ファンの方が「パンツァー・リート」とか各国の行進曲を店で演奏してくれたことがありました。ホルン、フルート、オーボエ、フィゴットと各自で楽器を持ち寄ってね。もちろん僕には事前に申し出がありましたが、来店していたファンの皆さんにとっては予告なしのプレゼントでした。皆さん感動していましたね(笑)。あと僕の歌まで生演奏でやってくれました。本当に才能豊かな人が多くて感心しましたね。

──ファンが何度も足を運ぶ、大洗という町の魅力はなんだと思いますか?

やはり海があることですかね。川もあるし山も近くにある。それでいて都心からそんなに離れていないのも魅力だと思います。そして住んでいる人も口こそ悪いけど、素朴で良い人ばかりなんですよ。口が悪いと言うと語弊がありますが、漁師町の人は荒っぽい口調で声も大きくなるんです。船の上で仕事するわけですからね。

──最後にファンへメッセージをお願いします。

茨城も今、緊急事態宣言でお店も休業中ですが、明けましたらお店もまたやる予定です。その時はぜひまたいらしてください。お待ちしております。
※茨城県の緊急事態宣言が解除された事を受け、2021年3月1日より営業再開しています。

PROFILE

正木光男
1954年5月13日生まれ。栃木県出身。19歳の時に大洗に移住し「ドルフィン」を開店。3年ほど「平尾昌晃ファミリーミュージックスクール水戸校」の本科コースで歌を学んで卒業、その後出場した「茨城放送のど自慢チャンピオン大会」で優勝した。1982年に「ドルフィン」を一旦休業して上京、2年間ほど昼は歌の勉強をし、夜はクラブで歌ったり接客業を学ぶ。その後2016年に「瀬川つよし」の歌手名で歌手デビューを果たした。好きなアニメは『タイガーマスク』、『巨人の星』、『宇宙戦艦ヤマト』とのこと。

▲今夜は荒模様/五浦哀歌(発売中)発売元:日本クラウン
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『ガールズ&パンツァー 最終章』第 3 話 上映中 PV(継続高校 ver.)
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