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第23回あんこう祭 知波単学園 福田役・大空直美インタビュー[ガールズ&パンツァー 大洗女子学園掲示板]

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11月17日(日)に大洗町で開催された「大洗あんこう祭」。今年のキャストトークステージの最後にサプライズ登壇し、その後NHK水戸放送「いばゆる」の公開生放送に出演した知波単学園 福田役の大空直美さんにインタビューを敢行。初めての大洗体験、そして福田の活躍が注目されている『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話に対する思いなどを語ってもらった。

──大洗へ初めて来て、あんこう祭に初参加した感想をお聞かせください。

大空私は『ガルパン』で福田役を演じることが決まってから、ずっと大洗には来たいと思っていたんです。劇場版が2015年なので、4年くらいずっと「いつか行きたい」と思い続けていたということもあって、それが実現して嬉しかったですね。前日にあんこうチームのみなさんと車で街を移動したのですが、移動の最中に窓から見える大洗町の景色について、劇中に登場するお店などの解説をしてもらえてすごく楽しかったです。あと、あんこう鍋の美味しさに関してもいろいろ聞いていて、すごく期待値が上がっていたんですが、予想以上に美味しくて。あんこう鍋は前日のホテルでの食事と、NHK水戸放送で出演させていただいた生放送のラジオとで、2回もいただいてしまいました。

──食べてみた感想はいかがでしたか?

大空私の中では、あんこうの皮の部分がすごくプルプルしていてお気に入りです。コラーゲン質の食べ物が昔から大好物だったということもあって、大好物がいっぱい入ったお鍋だなと思いましたね。中に入っているお野菜も含めて、全部美味しかったです。最高でしたね。

──大洗の町の様子をご覧になって、どのように感じましたか?

大空町の中を車で移動していると、『ガルパン』関係のパネルやイラスト、ポスターがいっぱい貼られているのが見えて、改めて町全体で『ガルパン』のことを愛してくださっているんだなとジーンとしちゃいました。あれが、あんこう祭だから飾ってあるのではなくて、いつも同じように飾られているのかと思うとさらに感動します。渕上さんは「あそこが、戦車が突っ込んだ旅館だよ。ちゃんと修理されて良かったね」と解説してくれたりして、一緒に移動しているだけで楽しかったです。渕上さんに「すごくジーンとしました!」って言うと、ニッコリしていましたね。あんこうチームのみなさんにも「そうでしょう。明日のあんこう祭のステージも驚くと思うよ」って言われました。

──ステージに立ってみた感想はいかがでしたか?

大空「人が多くてビックリするよ」と聞いてはいたので、「これくらいかな?」っていろいろと想像していたんです。でも、実際に見たら想像を遙かに超えていて、どこを見ても人ばかりで、本当にビックリしました。「後ろの人、ちゃんと見えてる?」って。地平線ならぬ“人平線”みたいになっていて、見えないくらい人がいっぱいいて。想像を現実が超えるのは本当に面白かったですし、楽しかったです。あの驚きは顔に出ちゃいましたね。

──『ガルパン』がきっかけでさらに多くの方が大洗を訪れるようになりましたが、大洗にハマってしまう気持ちは理解できましたか?

大空わかります。すごくいいところです。皆さん、すごく優しくて愛にあふれていて、とても居心地がいいですね。私は海がすごく好きなので、合間にちょっと海辺にも行かせてもらって、海と一緒に写真を撮らせてもらいました。大洗と言えば、劇場版で福田が戦車で降りたショッピングモールのエスカレーター、あそこはぜひ見てみたいと思っているんですよね(編注:取材後、大空さんは実際に大洗シーサイドステーションで、エスカレーターに乗ることができました)。SNSで大洗のことを調べると、劇中の舞台になった場所がたくさんアップされているので、私もいろんな場所にぜひ行ってみたいです。

──お話は変わりまして、『最終章』第2話についてお話を聞かせてください。福田は劇場版の頃よりも、活躍の度合いがさらにアップしていますが、シナリオを読んだ感想はいかがでしたか?

大空今回の福田の活躍は、とても嬉しかったですし、驚きましたね。そして、何よりも知波単学園のみんながこんなに成長したんだというのも嬉しくて。福田に関しては、劇場版で初登場した時から、いろんなことに気付いて、「突撃だけでいいのだろうか?」という疑問も持っていたキャラクターだったので、そこをさらにフィーチャーしていただいて。そうした流れを踏まえて、『最終章』第2話のクライマックスで西隊長が「撤退!」と言うのを台本で目にした時は、心がグラグラっと揺さぶられましたね。

──言い方を変えた「突撃」ではない重みがありましたね。

大空そうなんです。いろんな「突撃」を使って、自分たちの中で「これは突撃だ」と言い聞かせて動いていたところで、ついに「撤退」と言うわけですよね。「ついにこの言葉を使うのか」と私としてはウルっときちゃいました。大洗の皆さんとの交流を経て、その戦いを見てきていろいろと思うところがあったんでしょうね。西隊長の、伝統を破る熱いハート。そこには、本当にグッと来ました。

──ここから知波単学園は大きく変わりそうな感じもしますね。

大空そういう意味では、『最終章』第3話は戦略という面で楽しみですね。これまで、知波単学園はとりあえず突撃という感じだったんですが、第3話からはすごく知的な戦略を練るんじゃないかと。それを観てみたいと思いました。あの「撤退」を受け入れることで知波単学園の可能性は広がったので、これからどう変化するのかは楽しみがありますね。

──福田は劇場版からすごくいい形で成長しているキャラクターですね。

大空そうですね。いい輪も広がっていますし。福田自身も自分でちゃんと疑問を持って考えて、劇場版では先輩たちに「恐れながら申し上げます」と言っていて。きっと、あの学園って上下関係も厳しいでしょうし、その中で勇気を出して「恐れながら」と言っていた福田の姿と、今回こうやって西隊長が撤退を決めて、みんなを納得させるまでの気持ちを思うと、成長したなと思いますね。福田は、本当に勉強家ですし。今回もバレー部のみなさんにアドバイスを求めたりして情報収集もすごく頑張る子ですし、いろんなシーンでメモを取っている福田の姿がチラチラと見えていて、そうやって戦いをたくさん見てきて、考えることをたくさん増やして成長してきたんだなと思うと、努力の片鱗が伺えるので、シナリオを読みながらそこにもグッときていました。

──大空さんご自身が、福田というキャラクターに似ている部分、感情移入をしやすい部分などはありますか?

大空私自身、真面目すぎるところはあるので、そこは似ているかもしれないですが、福田の方が賢いなと感じますね。あと、暗いところが怖いというのは似ているかも(笑)。『最終章』第2話で福田が夜戦を怖がるシーンは、年相応の女の子らしい場面で、「暗いところ、怖いよね」「わかる、わかる」って思いました。だから、ビビっている気持ちはすごく感情移入できましたね。そういう意味では、とても演じやすいと思っています。

──ステージ上で、あんこうチームのみなさんに「福田に似ている」って言われていましたね。

大空自分では気付かないものですが、似ているのかもしれないです。あんこうチームのみなさんには「福田まんまだよね」って言われましたし。あんこうチームのみなさんとは、私自身が初めて大洗に来て、みなさんを頼もしいと思っている感じが、劇中で教えを請うシーンや「勉強になります」というシーンの関係値と似ていますからね。あんこうチームのみなさんは、ご本人たちもすごく結束が強いし、私のことも温かく迎え入れてくれて、本当に嬉しかったです。

──本編で好きなシーン、印象深いシーンはありますか?

大空たくさんあるんですが、やはり先ほど言った西隊長の「撤退!」は名シーンですね。それから、夜戦を怖がっている福田に知波単学園のメンバーたちが歌を歌ってくれるところは、すごく嬉しかったです。アフレコしている時は、皆さんと一緒に「ラバさん」を歌わせていただいて楽しかったんですが、改めて劇場で観たら泣けてくるくらい嬉しいシーンだったんです。「みんな、福田のためにありがとう!」って感じで。知波単学園の先輩たちは、厳しい中にも優しさがあって、アフレコをしている時は福田の気持ちで「ありがとうございます!」って言っているんですが、劇場で観ているとなんか親心みたいな気持ちで観てしまって「うちのフクちゃんにありがとうございます」、「私の生み出したフクちゃんを勇気づけてくれてみんなありがとう」って。

──知波単学園のキャストのみなさんとの関わりはいかがですか?

大空先日、初めて知波単学園チームでラジオの収録をさせていただきまして。それが滅茶苦茶楽しかったですね。私たちは、出会ってから一堂に会して公の場で語る機会がなかったということもあって、ラジオではすごく盛り上がりました。2015年の出会いから今までの経緯を自主的に年表に書いて持ち寄って、西隊長役の瀬戸(麻沙美)さんを中心に、玉田役の米澤円さん、細見役の七瀬亜深さんと4人で、「この年にドラマCDをやりましたよね、隊長!」とか言いながらいろいろ思い出して話をしまして(笑)。『最終章』第2話で知波単学園にフィーチャーしていただいたからこそ、こうやってみんなでトークできるのも嬉しかったです。その時のラジオで語った熱量が高くて、みんな語りたいことがいっぱいあったんだなって。収録の場で「突撃!」「突貫!」と言う台詞の圧も凄かったので、知波単らしいなと思いましたね。

──今回の大洗は大空さんだけの参加でしたが、今後は知波単学園のみなさんで来たいという感じですか?

大空いつかあんこうチームの皆さんと知波単学園のみんなで大洗の地を訪れたいとすごく思いました。皆さんといると本当に楽しいんですよ。

──では、最後に『最終章』第2話 Blu-ray & DVDの発売を心待ちにしているファンのみなさんにメッセージをお願いします。

大空ジャケットのイラストが嬉しかったです。すごく可愛くてワクワクします。私、瀬戸さんが演じる西隊長が大好きなんです。瀬戸さんの声ってすごく知的に感じるんですが、西隊長自身はカワイイですよね。そんな隊長について行きます、と劇場版から演じさせていただいているので、第2話では隊長を含めた知波単ズの成長と活躍をじっくりと観ていただきたいなと思います。第3話も楽しみです!

──対戦結果はどうなると思いますか?

大空何なら、大洗に勝っちゃえと思っています。勝つといいですね(笑)。誰もが第2話で「なんだ、知波単か〜」と若干あなどったと思うので、勝っちゃえばいいと思います! いや〜、でも、本当に大洗に来れて幸せでした。楽しかったです!

PROFILE

大空直美(おおぞら・なおみ)
2月4日生まれ。大阪府出身。青二プロダクション所属。主な出演作品は『アイドルマスター シンデレラガール』(緒方智絵里役)、『私に天使が舞い降りた!』(小之森夏音役)、『つぐもも』(桐葉役)などがある。

ガールズ&パンツァー 最終章 第2話 2020年2月27日発売

レンタル DVD は 3 月 27 日(金)発売

Blu-ray(特装限定版) ¥7,800(税抜)/BCXA-1255
DVD ¥5,800(税抜)/BCBA-1255


★映像特典に新作 OVA「タイヤキ・ウォー!」を収録!
★Blu-ray 特装限定版の特典ディスクは 2 枚にボリュームアップし、劇場舞台挨拶や「第 22 回大洗あんこう祭」の他、各種イベントの模様を収録!
★音声特典には、キャスト&ミリタリーコメンタリーに加えDTS®Headphone:X®(本編音声)を収録!

2 月 27 日(木)Blu-ray&DVD 発売と同時に、各種動画配信サイトにてデジタルセル配信決定! 3 月 27 日(金)には、都度課金配信もスタート!


『ガールズ&パンツァー 最終章 4D ~第1話+第2話~』上映予告(60秒)


<Blu-ray&DVD情報>


ガールズ&パンツァー TV&OVA 5.1ch Blu-ray Disc BOX
好評発売中!

 

ガールズ&パンツァー 最終章 公式サイト

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