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2019年12月25日『ワンパンマン SEASON 2』Blu-ray & DVD第3巻発売記念! 地獄のフブキ役・早見沙織インタビュー [実録! ワンパンマン]全文掲載

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『ワンパンマン SEASON 2』Blu-ray & DVD第3巻(12月25日発売)のジャケットを飾る地獄のフブキ役・早見沙織さんがインタビューに登場! 演じる上で感じたフブキの魅力、そして好きなキャラクターにあげた意外(?)な人物とは?

第2期では、かわいいフブキがどんどん引っ張り出されていきました。

──『ワンパンマン』との出会いのエピソードからお聞かせください。

地獄のフブキという役をいただいたのが作品との最初の出会いでした。インターネットでONE先生のオリジナル版の漫画を読んだのですが、ただならぬコメディの香りを感じました。私の勝手な妄想ですが、小・中学生の男の子たちはきっと学校の休み時間にこういう怪人たちを考えて、遊んだりするんだろうな、と思ったりしました(笑)。個性的なキャラクターがたくさん登場して、それぞれが魅力的ですし、一斉にギャグをしたかと思ったら、サイタマさんが一発で決着をつけてしまう。シリアスと笑いのメリハリある作風がとても楽しいと思いました。

──演じる地獄のフブキの第一印象はいかがだったでしょうか?

村田雄介先生版の漫画を手に取ったときに、なんて強そうで格好いい女性なんだろうと感じたのが第一印象です。彼女の“いい女感”というファーストインプレッションを大事に、声のイメージを彼女に寄せていけたらと思いアフレコに臨みました。第1期の本編は登場シーンが少なかったのですが、OVAやオーディオドラマではフブキちゃんのかわいらしさが垣間見えるシーンもあって。いろいろ演じる中で、彼女はクールなだけでなく、実はわりと振り幅の大きな人なのかな?と思うようになりました。お芝居にかわいらしさや遊びの振り幅をもたせてみたら、監督さんや音響監督さんからOKをいただけて、そうした一面もありなんだ!と思ったのを覚えています。

第2期 #14「人間の怪人」より

──その振り幅の部分が第2期でずいぶんと出ていますね。

最初はサイタマさんに対してもクールで強気にフブキ組の傘下に入るように強要するのですが、サイタマさんはあの調子なので(笑)、どんどんペースを崩されて、最終的にはお姉ちゃん(戦慄のタツマキ)に対して「ムキー!」ってなるような、かわいいフブキちゃんが引っ張り出されていくんですよね。

──姉である戦慄のタツマキへの想いを吐露するシーンも印象的でした。

お姉ちゃんとのやり取りを見ていると、いじらしさもあるんですよね。強くなりたい、一番になりたいと思っているけど、お姉ちゃんは超えられない高い存在だということもずっと意識していて…。葛藤も強いけど自分の成長の糧にもなっている。コンプレックスが空回って素直になれないだけで、本当はお姉ちゃんのことが大好きなんじゃないかなと私は思っているんです。フブキちゃんは大きな恨みや憎しみを抱えきれるタイプではないと思うので。だから、私にはそんな彼女のいじらしさがすごくかわいく見えるんです。

──タツマキのことを“お姉ちゃん”と呼ぶあたりからは姉妹の絆を感じますよね。

そう、なんだかんだ言ってもちゃんと守ってくれると信じているんですよね。フブキちゃんにとっては、お姉ちゃんはヒーローみたいな存在なのかもしれません。

第2期 #18「怪人の蜂起」より

──タツマキ役を演じる悠木碧さんについてお聞かせください。

『ワンパンマン』で姉妹役に決まったときは「ご縁だなあ~」って二人で話していたんです。悠木さんとは10年来のお付き合いで、お仕事でご一緒することも多いですし、よくご飯に行ったりもしています。

──そんな悠木さんに“タツマキ”を感じるときってありますか?

見た目はどちらかというと彼女の方が妹っぽいですよね(笑)。私自身も彼女に“年下感”を感じるときもあるんですが、実はすごくしっかりしているんです。自分がやりたい!と思う企画をカタチにするための具体的なアイデアを出すのがとても上手で、物事をこんなにもいろんな角度からみているんだ!という一面はホントに尊敬していて…まるで先輩のようでもあります。エッジが効いている面と、周囲をよく見ていたりする繊細な面を持ち合わせていて…確かにお姉ちゃん(タツマキ)と似ているところがあるかもしれませんね(笑)。

クールさに秘めた心の揺れから
“B級1位”の秘めたる可能性を感じていただけたら

──第2期のアフレコ現場はいかがでしたか?

今回共演シーンの多かった古川(慎)さん(サイタマ役)とは隣で演じる事が多くて、お互いの間合いやテンポ感が以前より分かるようになりましたね。口元が見えないシーンではある程度自由にセリフを当てることができるのですが、シリアスなシーンもコメディな場面も、二人の呼吸感で演じられて印象深かったです。相まみえるシーンだけでなく、サイタマさんの部屋へ入り浸るようになってからは、コメディにも参加させていただけて(笑)、1期とはまた違ったアフレコの楽しさがありました。

第2期 #15「狩りの始まり」より

──弩Sとのバトルシーンでは、フブキの新たな一面を見ることができました。

演じていて感じたのは、彼女は“絶対的強者”ではない、ということです。絶対に勝てると強く信じているキャラクターたちは、戦い方に余裕があるんですよね。たとえ負けそうな一撃を食らってもダメージがあるような台詞回しはしないんですが、フブキちゃんのリアクションには“動揺”があるんです。ピンチのときは声が揺らいでしまう。でもそこに彼女のアイデンティティがあるように思えて。改めて振り返ってみると弩Sさんとのバトルではフブキちゃんの心の内側、“どんな時も余裕の顔をしているお姉ちゃんのようには自分はきっとなりきれない”という心の揺らぎ、を意識しながら演じていたように思います。

──クールさに内包されていた心の揺らぎ、ですね。

勝てるという自信に満ち溢れた余裕を少し過剰に見せつけつつ、でも動揺するところはする。もちろん本当に強い部分もあるのですが、やりすぎると彼女ではなくなってしまうので、そこは塩梅が大事なんです。強いところも出しながらあくまで“B級1位”の感じといいますか。かわいらしさとフブキちゃんの秘めたる可能性を感じていただけたら、と思っています。

──第2期で演じてみて、改めて感じたフブキの魅力は?

きりりとした彼女の内面にあるギャップでしょうか。すごく強い反面、内面的な弱さも持ち合わせている。強がっているのとは違うんです。彼女自身がまだ気づいていない“強さ”を持っている女性なんだなと感じています。

──早見さんにとってフブキの印象的なシーンは?

Blu-ray & DVD特典のOVAのお話が好きです。特に、ジェノスくんたちと電車に仕掛けられた爆発物から乗客を守るというエピソードが気に入っています。(第1期BD & DVD第5巻収録 特典OVA #05『色々ありすぎる姉妹』) フブキ組に憧れるC級ヒーローの女の子とのやり取りがあるんですが、その中でフブキちゃんがお姉ちゃんを思い出すシーンは印象的でした。その内面心理が弩Sさんとの戦いのシーンでも表出するんです。“悔しいけどお姉ちゃんには敵わない”という思いがにじみ出ていたと思いますし、端々から姉妹の絆も感じられました。一方で、サイタマさんの部屋でのんびりしているシーンも印象的でしたね。当たり前のようにクッキーを食べていて(笑)、すごくかわいいなって思いました。

第1期BD & DVD第5巻収録
特典OVA #05『色々ありすぎる姉妹』より

──では、『ワンパンマン』でお好きなキャラクターは?

わ~!悩む~!(しばらく悩んで)…ニガムシさん!アニキって感じで、めっちゃくちゃいい人!最初は強面で登場するんですが、徐々に面倒見の良さが出てきて、サイタマさんの帯とか結んであげるんだ!って(笑)。ほっこりしました。すごく愛くるしいキャラクターですよね。

第2期 #16「金属のバット」より

──では最後に、早見さんが教える『ワンパンマン』第2期の見どころをお願いします。

第1期で築き上げたサイタマさんとジェノスくんの絆だったり、キャラクターたちの新たな関係性が見えてくるのは第2期ならではの面白さです。魅力的な新キャラも増えて、戦いの迫力もスケールも大きくなりつつコミカルなシーンもあって、硬軟の振り幅がさらに広がったと思います。フブキちゃんが出ていないシーンはアフレコブースの後ろで見ていたんですが、戦いのシーンでは強そうな男性陣がマイクを前に勢揃いしていて迫力が凄かったです! 私も思わず手に汗を握るほどの熱量で、その場に参加できてとても嬉しかったです。2期では、フブキちゃんとお姉ちゃんの姉妹関係も見えてきますし、「まだまだいろんな面があるんじゃないかな?」って期待しながら楽しんでいただきたいです。

PROFILE

早見沙織(はやみ さおり)
東京都出身。アイムエンタープライズ所属。主な出演作:『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』ディーナ・デル・リオ役、『彼方のアストラ』ユンファ・ルー役、『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』うずまきヒマワリ役 など。

<TVアニメ『ワンパンマン』第2期>
世界中で大ヒットとなったTVアニメ「ワンパンマン」、ファン待望の第2期!
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ワンパンマン SEASON 2 Blu-ray & DVD 第3巻
2019年 12月25日発売
<特装限定版>

以降毎月発売・全6巻
Blu-ray各7,000円(税抜)、DVD各6,000円(税抜)
レンタルDVD同時リリース
発売・販売元:バンダイナムコアーツ

 


▲特製ジャケット


▲特製三方背ケース付き

ワンパンマン Blu-ray BOX/DVD BOX

新規音声特典に本編全12話+OVA#01〜#06の英語吹き替え音声を収録!!
キャラクターデザイン・久保田誓描き下ろしイラストを使用した特製ケース仕様!!

価 格:
Blu-ray BOX[BCXA-1419] ¥15,000(税抜)
DVD BOX[BCBA-4939] ¥8,000(税抜)

収 録:
Blu-ray BOX
本編全12話+OVA全6話+OVAコミックス同梱版+既存映像特典+既存音声特典+本編英語吹き替え版
602分(本編DISC:292分+特典DISC:310分)/DISC4枚組

DVD BOX
本編全12話+OVA全6話+OVAコミックス同梱版+本編英語吹き替え版
389分(本編DISC:292分+特典DISC:97分)/DISC4枚組

発売・販売元:バンダイナムコアーツ

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▼ワンパンマン 公式サイト
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