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映画『Arc アーク』完成報告会オフィシャルレポート到着!芳根京子の本気度に、 寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、風吹ジュン、小林薫 共演者一同、声を揃えて絶賛の嵐!

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『愚行録』『蜜蜂と遠雷』で国内外より注目される石川慶監督の待望の新作映画であり、『累 -かさね-』と『散り椿』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、最新作『ファーストラヴ』では、その憑依したような熱演に堤幸彦監督から“涙の魔術師”と絶賛された主演・芳根京子が一人の女性の17歳から100歳以上を生き抜くという、キャリア史上最難関の役どころを繊細かつ大胆に演じる、人類にとって全てが初めてとなる不老不死の世界を描いた、驚愕と不思議(=センスオブワンダー)に彩られた壮大なるエンターテイメント作品『Arc アーク』が6月25日(金)より全国ロードショーいたします。

この度、芳根京子が10代から100歳以上までを演じ分け、いままで誰も見たことのない新しい日本映画として話題沸騰中の本作の完成を記念して、主演の芳根京子始め、寺島しのぶ岡田将生清水くるみ小林薫風吹ジュンら豪華キャスト陣と本作のメガホンをとった石川慶監督らが集結し、完成報告会が開催されました。

『Arc アーク』完成報告会 オフィシャルレポート

■日時:6月2日(木) 18:30~19:05
■場所:グランドハイアット東京 グランド ボールルーム ウエスト
■登壇:芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、小林薫、風吹ジュン、石川慶(監督)※敬称略


▲写真左から石川慶、清水くるみ、岡田将生、芳根京子、寺島しのぶ、風吹ジュン、小林薫

芳根演じる主人公・リナと寺島演じるリナの人生の師・エマが劇中で披露する、故人を在りしままの姿で保存する技術<プラスティネーション>。まるで操り人形のように無数の糸のようなものを駆使して行う<プラスティネーション>をイメージし、ストリングスを張り巡らして劇中の雰囲気をそのままにスタイリッシュな装飾が施された会場に、6人の豪華キャストと本作のメガホンをとった石川慶監督が登場。感染症対策から無観客・生配信でのイベントとなった。


芳根京子

 まず、人類で初めて永遠の命を得た主人公・リナの役柄を意識したレザーとチュールスカートが特徴的な美しい漆黒のドレスを身に纏った芳根京子が「本日は、観てくれているみなさん、ありがとうございます。今日を迎えられてとてもほっとしています!配信ですが、今日はよろしくお願いします」と配信カメラの向こうにいる観客に挨拶。寺島しのぶが「とても不思議な作品が出来上がりました。石川監督の緻密で崇高でとても美しい映像美、みなさんにどう届くのか凄く楽しみです、今日はよろしくお願いします」、岡田将生が「配信を見ているみなさんありがとうございます。石川慶監督とお仕事をしたいとずっと願っていたのでとても嬉しかったです。いろんなテーマを投げかける作品ですので早く観てほしいです!」と続いた。


岡田将生

 芳根が演じたリナは、ストップエイジング技術によって人類で初めて永遠の命を得る女性。30歳の姿のまま、年齢の変化を表現するという難しい役どころについて芳根は、「1人では作れなかった役だなと思っています。撮影の前にいろいろ考えても想像がつかなくって、石川監督と沢山お話させてもらったんですけど、現場で感じたことを表現しようとなりました。石川監督とは、がっつり二人三脚で同じ歩幅でいろんな感情を共有しながらリナという女性を作っていきました」と石川監督との信頼関係で乗り越えられたこと明かした。また、「寺島さんの<プラスティネーション>をする姿がを観て、かっこ良すぎて!凄い焦りました」とプレッシャーがあったことも吐露。対して「私の見せ場はここしかないなと(笑)。だから必死でやりました。そして、リナに(”プラスティネーション”の技術を)引き継ぐわけだから、リナよりも絶対に上手くなきゃいけないと思ってたし、プレッシャーがありながらも頑張りました」と芳根演じる主人公の師を演じる身として寺島にも密に重圧があったことを明かした。
 そんな難役を演じ切った芳根の現場の様子を寺島は、「芳根さんは本当にガッツが凄くて!悔し涙を流しながら出来るまで頑張る子で、気づいたら深夜までなんてこともあって、私が止めなきゃと思うくらい(笑)。でも、芳根さんの魅力をもっと引き出そうとする石川監督と、それに答えようとする芳根さん2人の姿がとても素敵だったと思います」と芳根を称え「頑張ったね」と芳根に優しく声をかけた。それに続いて、天才科学者でリナの最愛の夫・天音を演じた岡田も「彼女の闘っている姿が、この小さな体のどこからこんなにパワーが湧いて来るのだろうと思って、その姿がすごく美しかった。芳根さんを支えたいという気持ちで現場にたので、リナと天音として映画で生きられたことは僕にとっても幸せな時間でしたし、芳根さんにとってもか幸せだったらいいなと思います」と暖かい言葉を贈ると芳根も「私も幸せでした!」と微笑み合う和やかな場面も。


寺島しのぶ

 また、岡田は「この映画のクランクインのシーンがキスシーンだったんですよね、、、緊張しました(笑)」と重要なシーンからの撮影だったことを告白。「2度目の共演で役者としての信頼関係はあったけれど、リナと天音としては初めましてだったので、監督と3人で1時間くらい段取りをする中で役柄としての関係を掴んでいきました」と撮影を振り返った。芳根は岡田と久しぶりの共演について、「天音役が岡田さん”かも”と聞いたとき、”かも”なんて言わないで、岡田さんでお願いします!ってお願いしたんです。天音はリナにとってとても重要な役柄だし信頼している岡田さんでとても安心して撮影できました。癒しのマーさんです(笑)」というコメントに、岡田が照れる一幕も。

 長年ドラマや映画で夫婦を演じていている小林と風吹は、「現場で、風邪を引いちゃったんだけど、誰も助けてくれなくて(笑)。そんな時に、風吹さんがビタミン剤をくれて風吹さんの言う通りに飲んだら熱がさがった。本当に有り難かった」(小林)「隠れ妻のように支えました(笑)」(風吹)と撮影中まるで本物の夫婦のように支え合ったエピソードを披露した。


風吹ジュン


小林薫

 世界的SF作家ケンリュウ氏の原作を映画化するにあたって石川監督は、「美術に凄いこだわりました。これだけの役者さんに集まってもらって演技は良いのに、SFだと、世界観が作り切れてなくて残念に思うことがある。だから、この作品ではそんなことがないように作りこみました」とこだわりを述べた。


石川慶監督

 続いて、本作の内容にちなんで【永遠の命を手に入れたとしたら、100年後には何をしていると思う?】というテーマでフリップトークに。

芳根は、【答え合わせをしたい】という回答で、「劇中のリナと同じくらいまで生きて、果たしてリナと同じことを思うのか、答え合わせをしたいです」とあっぱれな回答に共演者からは唸る声が!寺島は【そんなに生きなくて大丈夫】と回答し「もう十分かな、今を生き切ろうと思っているので」と話し、会場の笑いを誘った。岡田は、【自分の島を作りたい】と答え「孤独になりたくなりたくて…。自分といて楽しい人だったり価値観の会う人を集めて『一緒にすみませんか』って仲間を探したいです」とさみしがり屋な一面みせ、「どうぶつの森みたい(笑)」という芳根のツッコミに「そうだよね、自分も話していて途中で思った(笑)」と息ぴったりの掛け合いが。
清水からは、【宇宙語を覚えて宇宙人と話したい】と夢のある回答が。「100年後ならばきっと宇宙にも行けるだろうなと」希望を話した。


清水くるみ

 イベントの最後に芳根は、「本日は、ありがとうございました。完成したこの作品を観た時に、新たなジャンルの映画ができたなと思いました。そんな作品に主演として参加できたこと嬉しく思っています。個人的には、7年ぶりの主演作で気合いもすごくすごく入っています!大きな声で劇場に来てねと言えないことが悔しいですが、美術もヘアメイクも衣装も全て美しくて、劇場で見ていただけると嬉しいです。映画『Arc アーク』をどうぞよろしくお願いいたします!」と力強いメッセージを贈り、イベント締めくくった。


芳根京子

『Arc アーク』6月 25日(金) 全国ロードショー

<ストーリー>

舞台はそう遠くない未来、人類は必ず訪れる”死”への抵抗を試みていた…。

自由を求めて生きていたリナ(芳根京子)は<プラスティネーション>という遺体を美しい姿のまま永久に保存する技術の第一人者であり、彼女の人生の師となるエマ(寺島しのぶ)と出会う。リナは彼女の元で初めて <プラスティネーション>の技術に触れ、次第に才能を発揮していく。一方、エマの弟である天音(岡田将生)はストップエイジングによる不老不死の技術を完成させた。この世紀の発明を世間に発表する記者会見で不安を抱えるリナの手を優しく包み込む天音。やがて天音と恋に落ちたリナは彼と過ごす人生で一番幸せな瞬間で歳を重ねることを止め、永遠の若さと命を得る決心をする。しかしこのストップエイジングの技術は「持つ者」と「持たざる者」に世界を二分してしまうことを意味していた…。賛否両論が巻き起こり社会は混乱に陥るが、リナは「これからは私が自分の生き方でそれを証明していきます」と力強く宣言するのであった。

キャスト:芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、井之脇海、中川翼、中村ゆり/倍賞千恵子/風吹ジュン、小林薫
原作:ケン・リュウ『円弧(アーク)』(ハヤカワ文庫刊 『もののあはれ ケン・リュウ短編傑作集2』より)
脚本:石川慶 澤井香織 音楽:世武裕子 監督・編集:石川慶
製作:2021映画『Arc』製作委員会 製作プロダクション:バンダイナムコアーツ 配給:ワーナー・ブラザース映画
2021年/日本/127分/スコープサイズ/5.1ch


▼Arc アーク 公式サイト
http://arc-movie.jp/
▼Arc アーク 公式Twitter
@Arc_movie0625 / 推奨ハッシュタグ: #Arcアーク

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