遂に幕を明けた王者・立海大との決勝戦！
ボレーの達人・丸井に、脅威の眼力を持つ仁王に、青学（せいがく）ペアが挑む！
「どう？ やっぱり天才的？」

【4話収録】
■第117話「決勝戦はじまる」
　立海大との決勝戦の朝を迎えた。ダブルス２でペアを組む桃城と海堂も、早朝トレーニングを終えて会場へと急ぐ。しかし、途中の川で溺れそうになった子犬を見つけた海堂は、救出しようとして足留めを食う。会場に現れない桃城と海堂を心配する大石たち。万が一の場合には代わりに出場することになった河村だが、納得できないままではコートに立てないと、二人を捜しに向かう。その頃、海堂は桃城の協力で、ようやく子犬の救出に成功する…。
■第118話「戦いの儀式」
　注目の対決を観戦しようと多くのギャラリーが集まる中、青学VS立海大の決勝戦が始まった。真田に対して、大胆にも勝利宣言する大石。初戦の桃城・海堂ペアも気合いが入る。相手のジャッカル・丸井ペアは、簡単に１ゲーム取られても余裕の態度を見せていた。「鉄壁」と言われるジャッカルのディフェンスと、丸井のハイレベルなライジングショットが桃城と海堂の得意技を抑えこむ。しかし"合宿の成果"が発揮されるのは、これからだった。
■第119話「綱渡りのダブルス」
　互角の戦いが続くダブルス２。ジャッカルと丸井は腕のパワーリストを外し、本気モードに突入する。ボールがネットの上を転がる「綱渡り」、鉄柱に当てたボールをコートに入れる「鉄柱当て」。丸井は立て続けに妙技を決めた。一方、ジャッカルは「ブーメランスネイク」をそっくり真似して返し、海堂に精神的なダメージを与える。立ち尽くす海堂を必死にフォローする桃城。ライバルを奮い立たせようとするその姿が、やがて海堂の心を動かす。
■第120話「仁王に見抜かれた菊丸」
　公式戦で一度も負けていない柳生・仁王ペアに挑む黄金ペア。大石と菊丸の出足は好調だったが、リョーマは相手がワザとポイントを落としていることに気づく。その間に仁王は菊丸の動きに注目し、弱点となるクセを見抜いていた。動きがすべて読まれ、まったく決まらなくなる菊丸の打球。フォーメーションを変えても効果はなく、集中力がなくなってきた菊丸は次第にイライラを募らせる。そこへ柳生がゴルフ打ちのフォームで鋭い打球を放つ！

製作年度：2001

第117話　脚本：影山由美／演出：山本秀世／絵コンテ：竹本玉三／作画監督：佐藤陽子
第118話　脚本：志茂文彦／演出：佐土原武之／絵コンテ：斗万旦一／作画監督：浜森理宏
第119話　脚本：高橋ナツコ／演出：松澤建一／絵コンテ：山田健学／作画監督：高橋成之
第120話　脚本：時村 尚／演出：山﨑浩司／絵コンテ・作画監督：伊藤秀樹

原作：許斐 剛（集英社『週刊少年ジャンプ』連載）／企画：岩田圭介（テレビ東京）、松下洋子／シリーズ構成：前川 淳／キャラクターデザイン・総作画監督：石井明治／美術監督：川井 憲／音響監督：平光琢也／音楽：渡部チェル／アニメーション制作：トランス・アーツ／アニメーション制作協力：Production I.G／監督：浜名孝行／製作：テレビ東京、ＮＡＳ　他

越前リョーマ：皆川純子／大石秀一郎：近藤孝行／乾 貞治：津田健次郎／不二周助：甲斐田ゆき／菊丸英二：高橋広樹／河村 隆：川本 成／海堂 薫：喜安浩平／桃城 武：小野坂昌也／真田弦一郎：楠 大典／ジャッカル桑原：檜山修之／丸井ブン太：高橋直純／柳生比呂士：津田英佑／仁王雅治：増田裕生／神尾アキラ：鈴木千尋／芥川慈郎：上田祐司　他