青学（せいがく）が合宿へ！　軽井沢に現れたのは特別コーチか、それとも・・・？！
「あの小さな青学（せいがく）の柱・・･頼もしいですね」

【4話収録】
■第105話「リョーマ惨敗」
　立海大の真田に単独で試合を申し込んだリョーマ。重くて速い真田の打球に、なんとか食らいつこうとするが、実力の差は歴然だった。結果は惨敗。そのことが頭から離れないリョーマは、練習で河村に波動球を連打してもらい、真田に対抗するための糸口を掴もうと焦る。そんなリョーマの前に亜久津が現れる。亜久津はリョーマと真田の戦いを、偶然目撃していたのだった。亜久津と交わすラリーで、リョーマは失いかけた闘志を取り戻していく…。
■第106話「合宿に行こう！」
　決勝戦までの一週間を利用して、青学(せいがく)レギュラー陣は軽井沢で集中合宿をすることになった。宿泊先の“別荘”はお世辞にもキレイとは言えないが、桜乃や１年生トリオたちが掃除と料理でサポートした。一方、立海大の練習を取材していた井上は、そのレベルの高さに圧倒される。対照的にリョーマたちは、スミレにラケットを取り上げられ、野山を駆け回っていた。そうした練習と共同生活を通して、全員が「打倒・立海」の意識を高めるのだった。
■第107話「部長あらわる!?」
　合宿所に特別コーチがやってきた。それは、かつて手塚に「青学(せいがく)の柱」を託した元部長の大和祐大だった。３年生たちは尊敬する大和の来訪を喜ぶが、リョーマはどこか面白くない。大和は一同を山菜採りに誘う。ところが、ふとしたはずみで大和とリョーマだけが崖から落ちてしまった。みんなの所へ戻る途中、深い意味があるような無いような蘊蓄をリョーマに語り続ける大和。あきれながら聞くリョーマも、次第にその言葉に耳を傾けていった…。
■第108話「合宿でドッキリ！」
　トレーニングの成果により、筋力がアップしてきたリョーマたち。スミレから返されたラケットも軽く感じるほどだった。そんな時、合宿所の倉庫に熊が現れる。運悪く食料を取りに行った桜乃、それを捜しに行った１年生トリオは出るに出られなくなってしまう。スミレが留守だったため、レギュラー陣はそれぞれの得意技で熊を撃退することに。ダンクスマッシュにブーメランスネイク、ヒグマ落とし。いずれもなかなか作戦通りにはいかないが…。

製作年度：2001

第105話　脚本：志茂文彦／演出・絵コンテ：ひいろゆきな／作画監督：薄谷栄之
第106話　脚本：前川 淳／演出：伊達将利／絵コンテ：竹本玉三／作画監督：高橋成之
第107話　脚本：高橋ナツコ／演出・絵コンテ：斗万旦一／作画監督：伊藤秀樹
第108話　脚本：時村 尚／演出：山本秀世／絵コンテ：吉永尚之／作画監督：佐藤陽子

原作：許斐 剛（集英社『週刊少年ジャンプ』連載）／企画：岩田圭介（テレビ東京）、松下洋子／シリーズ構成：前川 淳／キャラクターデザイン・総作画監督：石井明治／美術監督：川井 憲／音響監督：平光琢也／音楽：渡部チェル／アニメーション制作：トランス・アーツ／アニメーション制作協力：Production I.G／監督：浜名孝行／製作：テレビ東京、ＮＡＳ　他

越前リョーマ：皆川純子／大石秀一郎：近藤孝行／乾 貞治：津田健次郎／不二周助：甲斐田ゆき／菊丸英二：高橋広樹／河村 隆：川本 成／海堂 薫：喜安浩平／桃城 武：小野坂昌也／竜崎スミレ：尾小平志津香／真田弦一郎：楠 大典／柳 蓮二：竹本英史／切原赤也：森久保祥太郎／亜久津 仁：佐々木 望／大和祐大：池田政典　他
※柳 蓮二の「蓮」の字は“しんにゅう”で表記されていますが、正しくは“にてんしんにゅう”です。