夢のダブルス実現！不二＆菊丸に立ちはだかる六角中の佐伯＆樹ペア。
アクロバティックはもう通用しない！

【4話収録】
■第93話「ダッシュ波動球」
　関東大会準決勝のダブルス２。河村・桃城ペアは、黒羽・天根ペアを相手に5-0まで追いつめられた。しかし、どんなに相手のパワーに圧されても、自分たちもパワーで勝つという信念は変わらなかった。気持ちで負けていない河村と桃城は、次第に追い上げていく。そして、桃城が呟く。「そろそろアレやってもいいっスか？」――黒羽たちは桃城のプレイを警戒する。だが、動きを見せたのは河村の方だった。河村はより威力を増した波動球を放つ！
■第94話「菊丸封じの秘策」
　ダブルス１は、不二・菊丸ペアVS佐伯・樹ペアの対戦。不二との試合経験がある佐伯は、トリプルカウンター攻略の策を講じてきていた。不二と菊丸のダブルスは、お互いをフォローするよりも個人プレイを重視する変則ダブルスだった。勢いに乗り、一方的にリードする青学(せいがく)。その中で佐伯は、あせることなく冷静に菊丸を観察していた。優れた動体視力で菊丸の動きを先読みし、反撃を始める佐伯。しかし、菊丸にも新たな秘策があった…。
■第95話「つばめ返し、破れたり！」
　集中攻撃を受け、体力が消耗していく菊丸。フォローしていた不二は、勝負をつけるために「つばめ返し」を打つ。だが、相手コートで弾まないはずの打球が、わずかに弾んで返されてしまう。原因は、回転しない樹の打球にあった。それが球の回転を必要とする不二の「つばめ返し」を封じていたのだ。不利な状況に追いこまれたと思われたが、不二は自分のラケットで球に回転を加えて、再び「つばめ返し」を打つ。その天才ぶりに誰もが驚いた。
■第96話「燃えろリョーマ！」
　リョーマと葵の１年生対決が始まった。念願だったリョーマとの試合に胸が躍り、とっておきの六角形ラケットを手にする葵。ラリーに突入すると、葵は練習試合の時のように、同じコースへ打球を打ち続けた。リョーマはテンポを崩そうと「ドライブB」を打つが、難なく返されてしまう。しかし、臆せず積極的に攻めていった。そんなリョーマと戦えることが、葵は楽しくてたまらない。互角の勝負は終わる様子もなく、延々と続いた…。

製作年度：2001

第93話　脚本：影山由美／演出：森 義博／絵コンテ：竹本玉三／作画監督：薄谷栄之　
第94話　脚本：前川 淳／演出：斗万旦一／絵コンテ：岡本航征／作画監督：高橋成之
第95話　脚本：前川 淳／演出：高橋 順／絵コンテ：山田健学／作画監督：伊藤秀樹
第96話　脚本：冨岡淳広／演出：森 義博／絵コンテ：竹本玉三／作画監督：荒木弥緒、飯塚晴子

原作：許斐 剛（集英社『週刊少年ジャンプ』連載）／企画：岩田圭介（テレビ東京）、松下洋子／シリーズ構成：冨岡淳広／キャラクターデザイン・総作画監督：石井明治／美術監督：川井 憲／音響監督：平光琢也／音楽：渡部チェル／アニメーション制作：トランス・アーツ／アニメーション制作協力：Production I.G／監督：浜名孝行／製作：テレビ東京、ＮＡＳ　他

越前リョーマ：皆川純子／大石秀一郎：近藤孝行／乾 貞治：津田健次郎／不二周助：甲斐田ゆき／菊丸英二：高橋広樹／河村 隆：川本 成／海堂 薫：喜安浩平／桃城 武：小野坂昌也／竜崎スミレ：尾小平志津香／葵 剣太郎：豊永利行／佐伯虎次郎：有馬克明／樹希彦：蓮 岳大／黒羽春風：大黒和広／天根ヒカル：竹内幸輔　他