海堂のシングルス３、堂々決着！　そして遂に、リョーマ対神城の試合が始まった･･･！
「サルマネもここまでだ！」

【4話収録】
■第81話「マムシVSニセマムシ」
　城成湘南中・若人弘は「プリテンダー戦法」で、世界のトッププロたちの技を完璧にコピーしていた。しかも、海堂がひとつのプレイスタイルを攻略していくと、すぐに別の選手にチェンジするという器用さも見せる。１年生の頃からプロの真似がうまかった若人に、その技を極めるよう勧めたのは華村だった。やがて、試合はタイブレークに突入する。そこで若人が、海堂を倒す相手としてチェンジした人物…。それは、ほかならぬ「海堂薫」だった。
■第82話「華村の誘惑」
　すっかり海堂になりきり、完璧なスネイクショットを打ってくる若人。自分の得意技で攻撃され、怒りが頂点に達した海堂は、ついにブーメランスネイクを決める。戦いはスネイクの打ち合いになるが、若人はなぜかプレイスタイルをチェンジしようとしなかった。若人が人一倍努力家であることを知る梶本は、その様子に彼なりの意地を感じとる。海堂の作戦により体力を消耗させられた若人は、渾身の力でブーメランスネイクを放つが…！
■第83話「最高の作品」
　リョーマ対神城のシングルス２が始まった。あっさりと２ゲーム連取してしまい、リョーマが物足りなさを感じた時、神城が何かを仕掛けてきた。普通のサーブにしか見えない打球が返せなくなるリョーマ。フォームを変えずに重い球と軽い球、さらに球種までも打ち分ける。それが神城の得意技「ミラージュ」だった。華村は自らの最高傑作である神城に、リョーマがどう対抗するのか期待する。リョーマは突然、ツイストサーブを連打し始めるが…。
■第84話「ディープ・インパルス」
　鋭い打球がリョーマに襲いかかった。ラケットのガットは切れ、リョーマも顔に傷を負う。神城が放ったのは「ディープ・インパルス」――強烈な力で相手を傷つけ、心に恐怖を刻み付けてしまうため、華村に封印されていた技だった。複雑な思いで試合を見つめる華村。だが、逆に闘争心を高めたリョーマは「ディープ・インパルス」に臆せず向かっていき、次第に攻略の糸口をつかむ。そのカウンター攻撃を受け、冷静な神城に焦りが生じてくる。

製作年度：2001

第81話　脚本：志茂文彦／演出：山崎浩司／絵コンテ：竹本玉三／作画監督：荒木弥緒　　　
第82話　脚本：前川 淳／演出・絵コンテ：よこた 和／作画監督：高橋成之
第83話　脚本：志茂文彦／演出：高橋 順／絵コンテ：山田勝久／作画監督：谷津美弥子
第84話　脚本：富岡淳広／演出・絵コンテ：高橋幸雄／作画監督：伊藤秀樹　　　　

原作：許斐 剛（集英社『週刊少年ジャンプ』連載）／企画：岩田圭介（テレビ東京）、松下洋子／シリーズ構成：十川誠志、冨岡淳広／キャラクターデザイン・総作画監督：石井明治／美術監督：川井 憲／音響監督：平光琢也／音楽：渡部チェル／アニメーション制作：トランス・アーツ／アニメーション制作協力：Production I.G／監督：浜名孝行／製作：テレビ東京、ＮＡＳ　他

越前リョーマ：皆川純子／手塚国光：置鮎龍太郎／大石秀一郎：近藤孝行／乾 貞治：津田健次郎／不二周助：甲斐田ゆき／菊丸英二：高橋広樹／河村 隆：川本 成／海堂 薫：喜安浩平／桃城 武：小野坂昌也／竜崎桜乃：高橋美佳子／竜崎スミレ：尾小平志津香／梶本貴久：小西克幸／若人 弘：菊池正美／神城玲治：笠原竜司　他