手塚部長がドイツへ!?　リョーマに伝える最後のメッセージとは･･･
手塚が、進化してる・・・！

【4話収録】
■第73話「手塚の決意」
　肩を痛めた手塚に、竜崎先生はドイツの専門施設での治療を勧める。行くとなれば長期となるこの話に、手塚は迷わず決意した。部活終了後、大石はレギュラー陣に、夜は空けておくよう声をかける。そして、公園に集まった面々に突然「山へ登って、朝日を見よう」と言い出すのだった。リョーマも仕方なく付き合うことに…。電車を乗り継ぎ、山に着いた翌朝、美しい朝日を見るリョーマたち。翌日、手塚はレギュラー陣にドイツ行きの件を打ち明ける。
■第74話「越前へのメッセージ」
　手塚がドイツへ行くという話は、レギュラー陣に少なからず動揺を与えた。大石は部長不在の間、部長代理を務めることになった。放課後、部活が行なわれているコートに手塚が現れる。練習が終わると、手塚はリョーマに試合を申し出た。右手でプレイする手塚に、手加減なしで挑んでいくリョーマ。流れはリョーマ優勢かと思われたが、手塚の動きが次第に小さくなっていることに乾は気づく。手塚は右の手塚ゾーンを完全なものにしていたのだ。
■第75話「さらば、手塚国光」
　利き腕ではない右でも完璧なプレイを見せる手塚に、言葉を失うレギュラー陣。反撃を狙うリョーマはラケットを右手に持ちかえ、あえて不安定な荒れ球を打つことで、手塚ゾーンを崩そうとしていた。青学(せいがく)の柱として、何事にも揺らがないこと。それこそ、この試合で手塚がリョーマに望んだものだった。追い上げを見せるリョーマだが、試合は手塚の勝利。「次に会うまでに俺を倒せるようになっておけ」――手塚はそう告げると、ドイツへ渡った。
■第76話「青学(せいがく) 対 城成湘南」
　関東大会２回戦の前日、青学(せいがく)レギュラー陣の練習はますますヒートアップしていた。一方、対する城成湘南中を取材していた井上は「コーディネーション」という理念の下で、徹底管理された選手たちに驚く。監督の華村葵は、選手たちを「作品」と呼んでいた。大会当日、華村は以前から注目していたリョーマに声をかけ、城成湘南中に誘うが、あっさり断られてしまう。初戦のダブルス２、乾・桃城ペアの対戦相手は、洋平・浩平の双子ペアだった。

製作年度：2001

第73話　脚本：吉村元希／演出：森 義博／絵コンテ：浜名孝行／作画監督：浜森理宏
第74話　脚本：十川誠志／演出・絵コンテ：斗万旦一／作画監督：荒木弥緒
第75話　脚本：十川誠志／演出：山崎浩司／絵コンテ：吉永尚之／作画監督：薄谷栄之
第76話　脚本：冨岡淳広／演出：村山 靖／絵コンテ：竹本玉三／作画監督：高橋成之

原作：許斐 剛（集英社『週刊少年ジャンプ』連載）／企画：岩田圭介（テレビ東京）、杉山 豊／シリーズ構成：十川誠志、冨岡淳広／キャラクターデザイン・総作画監督：石井明治／美術監督：川井 憲／音響監督：平光琢也／音楽：渡部チェル／アニメーション制作：トランス・アーツ／アニメーション制作協力：Production I.G／監督：浜名孝行／製作：テレビ東京、ＮＡＳ　他

越前リョーマ：皆川純子／手塚国光：置鮎龍太郎／大石秀一郎：近藤孝行／乾 貞治：津田健次郎／菊丸英二：高橋広樹／不二周助：甲斐田ゆき／河村 隆：川本 成／桃城 武：小野坂昌也／海堂 薫：喜安浩平／竜崎桜乃：高橋美佳子／竜崎スミレ：尾小平志津香／華村 葵：山像かおり／梶本貴久：小西克幸／若人 弘：菊池正美　他