都大会準々決勝、対聖ルドルフ戦！
シナリオ通りのテニスはつまらない!!

【4話収録】
■第29話「桃とマムシ」
　強豪たちが顔を揃えた都大会。会場では、無名校でありながら勝ち進んでいく不動峰が注目を集めていた。そして、いよいよ青学(せいがく)と聖ルドルフとの準々決勝が始まる。聖ルドルフのマネージャー・観月は対青学(せいがく)の完璧なシナリオを作り、勝利を確信していた。初戦のダブルス２にオーダーされたのは、桃城と海堂の２年生ペア。入部当時からのライバル同士で、ことあるごとに対抗心を燃やしていた二人。コートに入ってからも、激しくいがみ合うが…。
■第30話「観月のシナリオ」
　観月にインプットされたデータを武器に、ブーメラン・スネイクを封じる柳沢・木更津ペア。桃城と海堂は言い争いながらも、押され気味な試合を粘りで乗り切っていく。テクニックを上回る相手には、体力と精神力で勝つしかなかった。ダンクスマッシュも封じられた状況で、ショットのスピードを上げる桃城。「データ通りに行く人たちじゃないよ」――リョーマはそう確信していた。観月のシナリオには無かった、桃城と海堂の反撃が始まる…！
■第31話「ムーンボレー」
　柳沢・木更津ペアに返されてしまう海堂のブーメラン・スネイク。だが次の瞬間、桃城のダンクスマッシュが柳沢の顔面に直撃。柳沢失神により聖ルドルフは棄権し、青学(せいがく)は１勝を手にした。続くダブルス１は、大石・菊丸ペアと赤澤・金田ペアの対戦。しかし、意外にも大石・菊丸の黄金ペアがリードを奪われる。動態視力が優れた菊丸は、赤澤のブレ球で眼を疲労させられ、体力と集中力を消耗していく。大石はそんな菊丸をフォローするのだった。
■第32話「必殺！英二の寝たフリ攻撃!?」
　得意技のムーンボレーを決めた大石は、次に「オーストラリアン・フォーメーション」で対抗する。それは左右の動きを相手に予測させない陣形で、息の合ったコンビにしかできないものだった。赤澤・金田ペアも、補強組が多い聖ルドルフの唯一の生え抜きとして、意地を見せる。やがて、試合は中盤へ。しかし、菊丸の疲労は予想以上だった。足の止まった菊丸をカバーしながら、一人で粘る大石。ついにマッチポイントまで追いつめられるが…!?

製作年度：2001

第29話　脚本：志茂文彦／演出：高島大輔／絵コンテ：山田健学／作画監督：高橋成之
第30話　脚本：冨岡淳広／演出：田中 一／絵コンテ：川崎逸朗／作画監督：浜森理宏
第31話　脚本：時村 尚／演出・絵コンテ：伊藤真朱／作画監督：永田正美
第32話　脚本：吉村元希／演出：高橋幸雄／絵コンテ：竹本玉三／作画監督：山本 郷

原作：許斐 剛（集英社「週刊少年ジャンプ」連載）／企画：岩田圭介（テレビ東京）、杉山 豊／シリーズ構成：十川誠志／キャラクターデザイン・総作画監督：石井明治／美術監督：川井 憲／音響監督：平光琢也／音楽：渡部チェル／アニメーション制作：トランス・アーツ／アニメーション制作協力：Production I.G／監督：浜名孝行／製作：テレビ東京、ＮＡＳ　他

越前リョーマ：皆川純子／手塚国光：置鮎龍太郎／大石秀一郎：近藤孝行／乾 貞治：津田健次郎／菊丸英二：高橋広樹／不二周助：甲斐田ゆき／河村 隆：川本 成／桃城 武：小野坂昌也／海堂 薫：喜安浩平／竜崎桜乃：高橋美佳子／竜崎スミレ：尾小平志津香／井上 守：郷田ほづみ／観月はじめ：石田 彰　他