越前リョーマ、シングルスに登場！
さあ、奴らのド肝を抜いてやれ!!

【4話収録】
■第17話「小さなガッツポーズ」
　追いつめられた海堂が必死で放ったショットは「ブーメラン・スネイク」となった。しかし、不動峰の神尾は、スピードプレイで海堂をねじ伏せていく。「ブーメラン・スネイク」を追い求めるあまり、本来の粘り強いプレイを見失った海堂に、スミレが呟く――「お前のテニスはどういうテニスだったかな？」　その言葉で、次第に自分らしさを取り戻していく海堂。乾の特別メニューで鍛えた効果も現れ、体力勝負となった試合は、デュースへともつれこんでいく…！
■第18話「ラブレター」
　シングルス２の試合開始直後、ツイストサーブで会場を騒然とさせるリョーマ。スミレはその姿を見て、中学生時代の南次郎を思い出していた。態度もプレイも生意気なリョーマを挑発する不動峰の伊武。リョーマもラケットを左手に持ちかえ、本気モードに切りかえる。白熱していく二人のラリー。スミレの記憶にある南次郎もまた、リョーマと同じく負けず嫌いな性格だった。その話を聞いた手塚は、リョーマのプレイに何かを感じるのだった…。
■第19話「傷だらけのリョーマ」
　試合をリードしていくリョーマ。しかし、伊武はトップスピンとスライスを交互に打たせることで、リョーマの腕を一瞬マヒさせる罠を仕掛けていた。一時的に握力を無くした手から離れたラケットは、ポールに激突！その砕けた破片で、リョーマは左まぶたを切る。止まらない出血に大石は棄権を考えるが、リョーマにその気はなかった。応急処置で一時的に止血するスミレ。手塚は10分でケリを着けることを条件に、続行を許可するのだった…。
■第20話「タイムリミット」
　試合を再開したリョーマは、ケガを感じさせないプレイを見せるが、次第に動きは鈍くなっていた。そんな状態の中、リョーマはラケットを持ちかえる二刀流で腕のマヒを防ぎ、トップスピンが打てない球を返して伊武の上下ショットを封じこむ。青学(せいがく)の優勝も意味する最後のスマッシュは、リョーマによって決められた…！――病院での治療を終え、河村の家のすし屋に連れてこられたリョーマ。そこでは、青学(せいがく)優勝祝賀会が開かれていた。

製作年度：2001

第17話　脚本：志茂文彦／演出・絵コンテ：高橋幸雄／作画監督：浜森理宏
第18話　脚本：十川誠志／演出：高島大輔／絵コンテ：浜名孝行／作画監督：青野厚司
第19話　脚本：吉村元希／演出：田中 一／絵コンテ：吉永尚之／作画監督：薄谷栄之
第20話　脚本：冨岡淳広／演出・絵コンテ：多田俊介／作画監督：入江健司

原作：許斐 剛（集英社「週刊少年ジャンプ」連載）／企画：岩田圭介（テレビ東京）、杉山 豊／シリーズ構成：十川誠志／キャラクターデザイン・総作画監督：石井明治／美術監督：川井 憲／音響監督：平光琢也／音楽：渡部チェル／アニメーション制作：トランス・アーツ／アニメーション制作協力：Production I.G／監督：浜名孝行／製作：テレビ東京、ＮＡＳ　他

越前リョーマ：皆川純子／手塚国光：置鮎龍太郎／大石秀一郎：近藤孝行／乾 貞治：津田健次郎／菊丸英二：高橋広樹／不二周助：甲斐田ゆき／河村 隆：川本 成／海堂 薫： 喜安浩平／桃城 武：小野坂昌也／橘 桔平：川原慶久／橘 杏：木村亜希子／竜崎桜乃：高橋美佳子／竜崎スミレ：尾小平志津香　他