【4話収録】
■第32話「迷子のポリアンナ」
　屋敷に帰ってこないポリアンナを心配するカリウ夫人とデラ。ポリアンナはボストンの街で迷子になっていた。泣きじゃくるポリアンナの前に、ミッキーという新聞売りの少年が現れる。ミッキーに連れられて無事に屋敷へ帰りつくが、以後ポリアンナは、一人で外出することを禁じられてしまう。隣の屋敷に住むサディと友達になっても、ポリアンナの気持ちは晴れなかった。そんな時、メアリと出かけた公園で、チップマックを連れた車椅子の少年と出会う…。
■第33話「チップマックはどこ？」
　チップマックは、公園でリスたちにエサをあげていた少年・ジェームスのところにいた。チップマックを可愛がってくれたジェームスのために、毎日公園を訪れると約束したポリアンナ。翌日、ジェームスに会いにきたポリアンナはミッキーと再会する。ミッキーはジェームスの世話をしていたのだ。彼らは貧しい生活をしていたが、ポリアンナはジェームスが「喜びの本」と名付けたノートに日々の喜びを書いていることを知り、嬉しくなる。
■第34話「カリウ夫人の悲しい秘密」
　カリウ夫人と一緒に教会へ出かけたポリアンナ。帰り道、ポリアンナは「よかった探し」の話をするが、恵まれた生活を送るカリウ夫人には「よかった探しができない」と言ってしまう。その言葉にショックを受けたカリウ夫人は、ポリアンナに過去の出来事を話す。カリウ夫人にはジェミーという名の甥がいたが、ある日、父規と姿を消してしまい、以来ずっと捜し続けていると…。ポリアンナは、ジェミーを捜してあげたいと思うのだった。
■第35話「若君ジェームス」
　ポリアンナはジェミー捜しをミッキーに手伝ってもらおうと思い立つ。そんな時、ジェームスが父親の死後ミッキーの家に引き取られた孤児で、本名は「ジェミー」だと知る。若君ジェームスがジェミーかもしれないと思ったポリアンナは、カリウ夫人を公園に連れ出し、彼に会わせようとする。そこへミッキーが現れ、体調を崩して寝込んでいるジェームスがポリアンナに会いたがっていると話す。ポリアンナはカリウ夫人と共にミッキーの家へ向かうが…。

製作年度：1986

第32話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：杉村博美
第33話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：片渕須直
第34話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：矢沢則夫
第35話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：杉村博美

原作：エレナ・ホグマン・ポーター（「少女パレアナ」「パレアナの青春」より）／製作：本橋浩一／製作管理：高桑 充／企画：久保田栄一、佐藤昭司／音楽：小六禮次郎／キャラクターデザイン・作画監督：佐藤好春／美術監督：川井 憲／プロデューサー：石川泰平、中島順三／監督：楠葉宏三／制作：日本アニメーション、フジテレビ

ポリアンナ：堀江美都子／カリウ夫人：池田昌子／ジェミー：渡辺菜生子／ミッキー：頓宮恭子／サディ：佐久間レイ／デラ：吉田理保子／メアリ：安達 忍／ナレーター：中西妙子