【4話収録】
■第24話「もう一度歩きたい！」
　ポリアンナの容態は一向に良くならなかった。チルトンはあらゆる医学の資料に目を通して、先輩であるエームス博士が同じ症例を治療した報告書を見つける。しかし、パレーにポリアンナの診察を許されない以上、エームス博士に頼むことはできない。パレーが喧嘩別れをした恋人とはチルトンだったのだ。チルトンの苦悩を知ったジミーは、ポリアンナのためにもチルトンを呼ぶようにパレーを説得。ようやく、パレーの心は動くのだった。
■第25話「危険な手術」
　チルトンに診察されたポリアンナは、手術を受けるためにボストンへ行くことになる。街の人々に見送られ、パレーとチルトンと共に旅立つポリアンナ。ボストンの病院では、エームス博士と看護婦のデラがポリアンナを待っていた。しかし診察の結果、手術の成功率が低いことがわかり、パレーは悩む。その事実をチルトンから告げられたポリアンナは、少ない可能性にかけることを決意。ポリアンナの命がけの手術が始まろうとしていた…。
■第26話「死なないでポリアンナ」
　パレーやベルディングスビルの人々が祈る中、ポリアンナの長い手術が続いた。パレーとジミーの心には、ポリアンナと出会ってからの日々がよみがえっていた。ようやく手術は終わるが、大量の麻酔を使ったため、しばらくは安心できない状態が続く。ポリアンナは両親の夢を見ていた。やがて目覚めると、そこにはポリアンナを見守るパレーとチルトンの姿が…。愛する人たちを目にして、ポリアンナは喜びの涙を流すのだった。
■第27話「第１部完・愛になりたい」
　ポリアンナの手術から数日後、チルトンはベルディングスビルへ戻ることになった。お互いを意識しながら、ぎこちなく別れを交わすパレーとチルトン。ジミーは帰ってきたチルトンとペンデルトンの会話で、チルトンが今でもパレーを愛していると知る。それを聞いたポリアンナは手紙でチルトンを呼び出し、パレーと会わせることにする。作戦は成功し、パレーとチルトンは和解。ポリアンナは愛を確かめあう二人を祝福するのだった…。

製作年度：1986

第24話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：杉村博美
第25話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：矢沢則夫
第26話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：楠葉宏三
第27話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：楠葉宏三

原作：エレナ・ホグマン・ポーター（「少女パレアナ」「パレアナの青春」より）／製作：本橋浩一／製作管理：高桑 充／企画：久保田栄一、佐藤昭司／音楽：小六禮次郎／キャラクターデザイン・作画監督：佐藤好春／美術監督：川井 憲／プロデューサー：石川泰平、中島順三／監督：楠葉宏三／制作：日本アニメーション、フジテレビ

ポリアンナ：堀江美都子／パレー：野沢雅子／ペンデルトン：銀河万丈／チルトン：田中秀幸／ジミー：山田栄子／ナンシー：潘 恵子／トム：緒方賢一／ナレーター：中西妙子