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【映画クレヨンしんちゃんなんでも図鑑】第12回「金有タミコ」[しんちゃん通信]

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1993年に上映が始まった『映画クレヨンしんちゃん』は、今年30周年! これまでDVDでのみ発売されてきた旧作映画19作品のブルーレイ化プロジェクトが始動! 2022年12月から約1年間をかけて隔月で全19作を発売予定です。「映画クレヨンしんちゃんなんでも図鑑」第12回は、映画クレヨンしんちゃん 第18作『映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』(ブルーレイ12月22日発売)から、しんのすけの未来の婚約者「金有タミコ」を紹介!
※紹介文には本編のネタバレを含みます。

【映画クレヨンしんちゃん 第18作】
映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁

金有タミコ

『映画クレヨンしんちゃん』の中で、未来へのタイムスリップが初めて描かれた作品。しんのすけをはじめ、カスカベ防衛隊が約20年後の「ネオトキオ」へ行き、それぞれが未来の自分と出会う。巨大エネルギー企業による支配、格差社会、ニート、インフレ、未婚人口の増加と婚活など、現実を反映した未来の姿が描かれており、社会批評の要素を含む作品でもある。

金有タミコは本作のヒロイン。隕石落下の影響で日光を失った未来の都市・ネオトキオを実質的に支配するコングロマリット(多業種間にまたがる巨大企業のこと)、金有電機社長・金有増蔵の一人娘。逆立つヘアスタイルにバンダナ、ポンチョ姿というアバンギャルドなファッションに身を包んでいるが、非常に常識的で優しい性格の持ち主であり、人の心を大切に考えることができる女性である。

拝金主義の増蔵を嫌悪しており、金有電機に逆らって日光を取り返そうと活動している未来のしんのすけと交際している。増蔵に捕らえられた未来のしんのすけを助けるため、スティック型のタイムマシンを使って現代の春日部にやって来る。5歳のしんのすけに自分は未来の婚約者だと名乗って助けを求めた。

タミコがしんのすけに好意を持った理由として、電車の中で席を譲ってくれたり、アイスクリームをおごってくれたり、自分が悲しんでいるときに何も言わずに側にいてくれた優しさを挙げている。しかし実際は、外のお姉さんを見るために立っていたり、美人の店員にいいところを見せようとしていたり、ただ眠っていただけだった。

しんのすけについては「おバカでお下品、ちゃらんぽらんでルーズでぐだぐだで頼りにならなくてテキトーでどうしようもなくて、いいとこなんてほとんどない人。だけど……だけど一緒にいてあんなに楽しい人はいないの」と的確な捉え方をしている。未来のしんのすけが「一緒にチョコビを食べられる小さいけれど確かな幸せ」を大切にしていることに心動かされていた。

しんのすけをはじめとするカスカベ防衛隊、未来のカスカベ防衛隊、未来のひろし、みさえ、ひまわり(映画『キル・ビル』のユマ・サーマンそっくりに成長していた)とともにカスカベ最強防衛隊を結成。「家電ロボX」を駆る増蔵と乱戦を繰り広げる。しんのすけとともにバイオコーティングされて固められていた未来のしんのすけを助け、増蔵を倒すことに成功。最後は5歳のしんのすけに「しんのすけさん以上のいい男になってね。ありがとう」と言いながらおでこにキスをして、走り去った未来のしんのすけを追いかけていった。

エンディングでは陽の光のさすタワーの頂上にいるタミコと未来のしんのすけが描かれている。ふたりの行く末は描かれていないが、きっと良いパートナーになるはずだ。

 

<発売情報>

Blu-ray
発売日:2023年12月22日
税込価格:¥5,280
品番:BCXA-1803

関連記事:『しんちゃん通信』 映画作品ちょこっとレビュー第4回 “SF編”

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