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【映画クレヨンしんちゃんなんでも図鑑】第11回「YUZAME<ドクター・アカマミレ>」[しんちゃん通信]

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1993年に上映が始まった『映画クレヨンしんちゃん』は、今年30周年! これまでDVDでのみ発売されてきた旧作映画19作品のブルーレイ化プロジェクトが始動! 2022年12月から約1年間をかけて隔月で全19作を発売予定です。「映画クレヨンしんちゃんなんでも図鑑」第11回は、映画クレヨンしんちゃん 第7作『映画クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦』(ブルーレイ好評発売中)から、風呂嫌いテロ組織「YUZAME」と、彼らを率いる総帥「ドクター・アカマミレ」を紹介!
※紹介文には本編のネタバレを含みます。

【映画クレヨンしんちゃん 第7作】
映画クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦

YUZAME<ドクター・アカマミレ>

大胆にも「温泉」「風呂」「健康ランド」をテーマに据えた本作。「長嶋茂雄」、「ゴジラ」、「Gメン75」、「シェー!」、「いい湯だな」などの昭和ネタが頻出するのも見逃せない。
今回、野原一家の前に立ちはだかるのが、風呂嫌いテロ組織「YUZAME」と彼らを率いる総帥ドクター・アカマミレだ。国籍、生誕地、生年月日いずれも不明の51歳。入浴はおろか、シャワーすら浴びないらしい。敵対する温泉Gメンのリーダー草津には「身も心も汚い大悪党」と評されている。厚化粧を落とすのが嫌で温泉嫌いになったフロイラン・カオル、マッサージを得意とする冷酷な殺し屋キラーフィンガー・ジョーのほか、覆面姿の大勢の部下を持つ。

埼玉県の奥秩父に本部を築き、温泉の爆破などを行ってきたが、高さ220メートルを超える巨大ロボットを建造。マグマを海水に導き、海を温泉にして極地の氷を溶かすことで世界中の都市を水没化させる「地球温泉化計画」の遂行をたくらむ。「風呂好きの人類よ、お前たちの時代はまもなく終わる。次の時代をつくるのはこの私だ」と言っていたが、彼の言う「次の時代」が具体的にどのようなものなのかは明らかになっていない。

心理戦を得意とし、巨大ロボットは地下を潜行できるにもかかわらず、わざわざ地上からの進撃を選択。メディアを使って示威行為を繰り返した。そのため、報道特別番組を流さずにアニメを放送していたテレビ局に激怒している。自衛隊の戦車部隊に対してはロボットから伊福部昭作曲の「ゴジラのマーチ」を流して圧倒した。「恐怖は長〜く味合わせるのが私の流儀」とうそぶいている。

実は30年前まで風呂と温泉が大好きだった。大宮の銭湯「彩の湯」に通っていた大学生の頃、敬愛するミスタージャイアンツ長嶋茂雄の背番号3と同じ下駄箱を使っていたが、何者かに下駄箱の札を盗まれて以来、風呂が嫌いになり、風呂好きの人間たちに復讐を誓ったという。なお、風呂と温泉と同じぐらい巨人軍が好きだったらしく、銭湯に行くときは巨人の応援歌「闘魂こめて」を歌っていたほか、現在も長嶋茂雄の口癖「いわゆるひとつの」を繰り返していた。

野原一家に敗北後は「金の魂の湯」に入って力を得ようとしたが、逆に温泉の力で癒されて、最後は「罪をつぐなう。逮捕してくれ」と涙ながらに反省の意を示した。「金の魂の湯」の力とはいえ、『映画クレヨンしんちゃん』でここまで素直に過ちを認めて反省した悪役は珍しい。「YUZAME」の面々も総出で埼玉の復興に手を貸している。なお、風呂にまったく入らない上、焼肉と生ビールをこよなく愛して頻繁に食していたため、体臭はかなりのものと推測されるが、近くに来たときも野原一家は誰も臭がらなかったのは不思議である。

 

<発売情報>

Blu-ray
発売日:好評発売中
税込価格:¥5,280
品番:BCXA-1792

関連記事:『しんちゃん通信』 映画作品ちょこっとレビュー第4回 “SF編”

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