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7月3日放送開始!オリジナルTVアニメ『ユーレイデコ』オンライン先行上映会オフィシャルレポート到着!

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2022年7月3日より放送開始となります、サイエンスSARU制作による完全新作オリジナルTVアニメ『ユーレイデコ』。

この度、6月25日にZoom上で開催された『ユーレイデコ』オンライン先行上映会のオフィシャルレポート到着しました!

第1話~第3話の先行上映が行われたほか、メインキャストの川勝未来さん(ベリィ役)、永瀬アンナさん(ハック役)、入野自由さん(フィン役)、霜山朋久さん(監督)、佐藤大さん(原案・シリーズ構成・脚本)によるトークショーも実施されました。アフレコやアニメ制作にまつわる裏話、こぼれ話が数多く明かされ、放送がますます楽しみとなる内容なりました。

『ユーレイデコ』オンライン先行上映会オフィシャルレポート到着!

「ユーレイデコ オンライン先行上映会」オフィシャルレポート

2022年7月3日から放送がスタートするオリジナルTVアニメ『ユーレイデコ』のオンライン先行上映会が、6月25日にZoom上で開催された。第1話~第3話の先行上映が行われたほか、メインキャストと監督、脚本家によるトークショーも実施。アフレコやアニメ制作にまつわる裏話、こぼれ話が数多く明かされ、放送がますます楽しみとなる内容となった。そのトークショーの様子をレポートする。


▲左から川勝未来さん(ベリィ役)、永瀬アンナさん(ハック役)、入野自由さん(フィン役)、霜山朋久さん(監督)、佐藤大さん(原案・シリーズ構成・脚本)

●『ユーレイデコ』の世界観を丁寧に紹介するトークショー

原案に湯浅政明、佐藤大が名を連ね、サイエンスSARUが手掛けたオリジナルアニメということで話題の『ユーレイデコ』。その魅力を紹介する今回のトークショーには、ベリィ役の川勝未来さん、ハック役の永瀬アンナさん、フィン役の入野自由さんに加えて、監督を務めた霜山朋久さん、原案・シリーズ構成・脚本を務めた佐藤大さんの5名が参加。司会を務めたバンダイナムコフィルムワークスのプロデューサー、百武揮志朗さんの進行により、まずは出演者の紹介と本日の概要が説明された。Zoomを使ったオンライン上映会ということで、Zoom画面上には抽選で選ばれた約120名の参加者の姿が映し出され、『ユーレイデコ』に登場する評価係数「らぶ」に合わせて、思い思いにハートが飛ばせる仕様となっていた。
トーク内容は、キャストが語る作品への印象、スタッフが紹介する制作過程をはじめ、キャラクターや音楽、『ユーレイデコ』のストーリー紹介、参加者から募った質問に答えるコーナーまでたっぷりと50分。オリジナル作品だけに“どういう世界観なのか”を紐解くものとなった。

●キャストが振り返るアフレコと、佐藤大が語る『ユーレイデコ』誕生秘話

最初のトークテーマは、キャストに聞く「台本を読んだときの感想」。ベリィ役の川勝さんは、とにかくセリフ量が多いこと、さらに「しっちゃかめっちゃかで元気な役ははじめて」で驚いたものの、「やってやるよ!」と逆に奮起したと、そのときの印象を語った。続いてハック役の永瀬さんは、一言目のセリフが「あい らぶ あい」からはじまり、それからもベリィばかりが喋りハックが全然喋らない展開に「なんじゃこりゃ?」と当初は動揺しながらも、物語としてだんだんと盛り上がっていく展開に興奮し、「先の台本をもらえることが楽しみになっていった」そうだ。
フィン役の入野さんは、幕開けのナレーションも務めたこともあり、当初は緊張があったという。一方で、川勝&永瀬の主役コンビが10代ということもあり、「ふたりのフレッシュな姿を見ていると、自分が10代のときに仕事をしていた頃を思い出す」と、幼少期から活躍していた入野さんならではの視点でアフレコを振り返っていた。

ここから、霜山監督、佐藤さんが、ハックの言葉遣いについて言及。ハックが人間の言語ではなく、「ガジガジ」「ギンギラ」といった独自の擬音で話す理由を解説。佐藤さんと霜山監督が話し合いながらその言い回しを決めていったそうで、「意味があることを意味のないように言う」というコンセプトが明かされた。
また、そもそもの企画の発端には、『映像研には手を出すな!』『犬王』でも知られるアニメ監督・湯浅政明氏が関わっている。本作の原案としても、湯浅氏がイラストを添えた一枚の企画書があり、それを佐藤さんが見たのは2016年だったそうだ。すでに「少年探偵団」や「超再現空間」などの設定もあり、「絵自体がワクワクするものだった」と、企画当初の貴重なエピソードを披露。佐藤さんはその流れの中で、近年はオリジナルを制作できる機会が減っているため「本当にやりたいと思っているコアなものだけをやりたい」と、本作への熱い意気込みを話してくれた。それを受けて入野さんも、「子供の頃のワクワク感があった。これだけは掴みたい、という作品に出会えて嬉しい」と、参加できた喜びをアピールしていた。

ある程度企画が固まった段階で参加したという霜山監督は、全体の設定を確認したあと、難解な内容にしないため「キャラクターのドラマをメインとした話にしてください」と佐藤さんに相談したという。それを受けた佐藤さんも、「それが物語を考えるときにスッと入ってきた。そこからは書きやすくなりました」と、監督からの相談が物語の構成にも影響を与えたようだ。

●『ユーレイデコ』の不思議で斬新なキャラクター、世界観を紹介!

続いて『ユーレイデコ』の作品紹介パートに。近未来ソーシャルネットワーク・アドベンチャーと銘打たれた本作は、SNSが具現化したような世界が舞台となる。劇中のキーワードなどが百武プロデューサーから説明されたほか、SNSが具現化するデバイス「デコ(デコレーションカスタマイザー)」という設定は、湯浅氏が打ち合わせのときに絵を描きながら発想したものであると佐藤さんが紹介。「デコをかけている人によってそれぞれ違う景色を見ている」という設定自体も、この段階で出てきていたという。また、霜山監督によれば、「デコはかけている人が見たい景色が現実になる設定だが、視聴者にはベリィと同じ景色が見えている」と、視聴者が主人公と景色を共有していることが明らかにされた。

さらにキャラクター紹介では、ベリィ、ハック、フィンの3人を重点的に紹介。奔放なベリィについて川勝さんが「周りの目を気にしないで好きなことをやっているイメージ」と語れば、永瀬さんは“ベリィ=川勝未来”とその印象を話し、登壇者全員からの同意を得ていた。永瀬さん演じる天才的なハッカー、ハックに関しては、永瀬さん自身は「第一印象は変なやつだけど、向き合ってみると頼もしいところも可愛いところもあって、だんだんとキャラクターを愛せるようになりました!」と語る。入野さんも、「ハックとフィンの関係値が変わっていくのが見ていて面白かった」とその掛け合いを楽しんだ様子。また、ハックはアドリブも多くあったようで、「笑い方や鼻歌は、僕や音響監督は細かく指示していません。その上で、脚本に書かれていない擬音語、擬態語を入れてくれました」と、霜山監督は永瀬さんの対応力に感心していた。
探偵団のリーダーであるフィンに関しては、そのビジュアルから「人気が出るキャラクターだと思いました」と入野さんは即答。また、「後半にはフィンのエピソードも出てくるのですが、それが今と繋がる内容です」と、サラリとこの先の展開へのヒントも。佐藤さんは、「謎めいた奥深さ、プラス怪しさが同時に存在する稀有なキャラクターになった」と入野さんの演技を絶賛していた。このほか、ユーレイ探偵団のほかのキャラクターと担当声優が紹介され、それぞれの魅力について5人でトーク。彼らの登場がより期待が持てるものとなった。

●豪華な作家陣が参加! 劇伴やテーマソングも大きな魅力!

『ユーレイデコ』の魅力のひとつに、劇伴やオープニング主題歌、エンディング主題歌アーティストに、ポップス~エレクトロ・ミュージックの俊才たちが集っていることが挙げられる。劇伴には3名が参加しており、リアル空間を、オープニング主題歌も手掛けるクラムボンのミト、超再現空間・バーチャル空間をKOTARO SAITO、学校やカスタマーセンターなど“狭間”の空間をYebisu303がそれぞれ担当。完成版を見た川勝さんも、「めっちゃ素敵でポップな感じ!」と興奮を隠しきれない様子だった。また、川勝さんと永瀬さんは、パソコン音楽クラブが制作したエンディング主題歌を、Hack’nBerry名義で歌唱している。ボーカル録音時には、カウントや掛け声をふたり揃って収録したそうで、それは非常に楽しい経験になったと語っていた。

●SNSの現状を紹介! 事前アンケートの結果発表

続いては、事前に採っていた「SNSの利用」に関するアンケートについて、その結果を発表。「SNSを使い始めたのはいつ頃?」という問いに対して、「10代」と答えた人が80%を記録。「利用しているSNSは?」という問いには、Twitter、LINEについては大半の人が利用しており、ついでTikTok、Facebookがほぼ同数で並んでいた。佐藤さんからは「昔はミクシィもあった」と他の出演者に投げかけると、入野さんと霜山監督は反応したものの、川勝さん&永瀬さんの10代コンビは「?」の表情を浮かべる。使っているSNSでも世代差を感じた瞬間であった。「「いいね」の数を気にしている?」という設問では、「あまり気にならない」が37%、「少し気になる」が31%と、拮抗した結果に。『ユーレイデコ』の世界では「らぶ」の数が生活に直結することを考えると、評価を気にせず自分のペースでSNSを運用できている人が意外にも多いようだ。

●参加者からの質問コーナー!

最後に行われたのは、オンライン上映会参加者から集められた質問に答えるコーナー。「オリジナル作品へのこだわりは?」という問いに対し、本作の原案も務める佐藤さんは、1話30分の枠の中で「次が楽しみになるように終わらせて、その楽しみが裏切りにならないように、でも当たり前にもならないように着地する」ことを目指していると回答。また、原作モノとは違い、キャラクターの描くところと描かないところのバランスが難しいとも語ってくれた。
2問目は「最近、らぶい出来事はありましたか?」。この質問に、永瀬さんが回答。「学校の帰り道にモンキチョウを発見して、途中いなくなっちゃったなと思って帰宅したら、母に“アンナ、後ろ!”って声を掛けられて。そのモンキチョウがわたしの周りを飛んでいたんです。それがらぶいできごとでした」と、キュートなエピソードを披露してくれた。

●最後に出演者から参加者へメッセージ!

ここで時間が迫り、オンライントークショーはエンディングに。最後に、出演ゲスト全員から本日の参加者に向けて画面越しにメッセージが送られ、すべての予定が終了した。出演者からのメッセージを本レポートの締めくくりに紹介したい。

「彼らの冒険はここから本番ですので、ぜひテレビの放送を一緒に追いかけて冒険を楽しんでもらえればと思います!」(佐藤大)
「3話の最後でえっ! っとなったと思いますが、これからさらに面白くなっていくので、最後までご覧いただければと思います」(霜山朋久)
「音楽、ストーリーと楽しんでいただきながらクライマックスまで見ていくと、ユーレイ探偵団と旅をしているような感覚になります。ぜひ最後まで見てもらえると嬉しいです」(入野自由)
「とてもカラフルな色彩と、キュートなキャラクターたちが画面いっぱいに動いて物語を作っています。ラストまでつながるこれから(4話以降)の話にも良いところがたくさん詰まっているので、見てほしいです」(永瀬アンナ)
「話は複雑なのですが、頭を空っぽにしてでも楽しめる作品です。“ベリィとハック、可愛いなー”という見方でも、“フィン、まじかっけーな”という見方でも楽しいので、見てください!」(川勝未来)


▲画面上には抽選で選ばれた参加者の姿も映し出され、オンライン開催でありながら参加者の反応を見ながらのアットホームなトーク進行はまさにZoomイベントならでは。

ユーレイデコ 作品情報

サイエンスSARUが贈る、
近未来ソーシャルネットワーク・アドベンチャー!

TOKYO MX:2022年7月3日(日)より毎週日曜23:00〜
MBS:2022年7月5日(火)より毎週火曜27:30〜
BS日テレ:2022年7月4日(月)より毎週月曜24:30〜
※放送情報は変更となる場合がございます。

キャスト

ベリィ:川勝未来 / ハック:永瀬アンナ / フィン:入野自由 / ハンク:佐藤せつじ / マダム44:定岡小百合 / スマイリー:釘宮理恵

スタッフ

原案:湯浅政明 佐藤 大
監督:霜山朋久
シリーズ構成:佐藤 大 / 脚本:佐藤 大 うえのきみこ
音楽:ミト(クラムボン) KOTARO SAITO Yebisu303
キャラクターデザイン:本間 晃 / 美術監督:赤井文尚 / 色彩設計:辻田邦夫
撮影監督:関谷能弘 伊藤ひかり / 編集:齋藤朱里
音響監督:久保宗一郎 / 音響効果:西村睦弘
アニメーション制作:サイエンスSARU

イントロダクション

情報都市トムソーヤ島。
ここの住人たちは視覚情報デバイス「デコ」を使い、超再現空間と呼ばれる仮想空間と、現実をリニアに行き来する生活を営んでいた。
さらにトムソーヤ島では、あらゆる物事について"らぶ"と呼ばれる相互評価が数値的に可視化されており、住人たちがバランスのとれた価値観を保つことで平和な社会を形成していた。
"らぶ"を集めることでデコの機能が拡張されることもあり、住人は多くの"らぶ"を集めるために日々奔走している。

そんな島では、「怪人0」が引き起こしているとされる、"らぶ"消失事件「0現象」の噂が広がっていた。

ある日、島に住む普通の女の子ベリィは「ユーレイ」と呼ばれる住人のハックと出会い、0現象に偶然巻き込まれてしまう。
彼女は怪人0と0現象の謎を突き止めるため、ハックたちが結成したユーレイ探偵団に参加する。
探偵団に舞い込む依頼を解決していくなかで、ベリィはトムソーヤ島に隠されたある真実に近づいていく。


▼公式サイト
yureideco.com
▼アニメ 公式Twitter
@YUREIDECO ハッシュタグ #ユーレイデコ #YUREIDECO

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